22/23 DFBポカール1回戦 vs FC Teutonia 05 Ottensen マッチプレビュー

22/23 DFBポカール1回戦 FC Teutonia 05 Ottensen戦のマッチプレビュー

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試合情報

22/23 DFBポカール1回戦 vs FC Teutonia 05 Ottensen

日時:

2022年8月30日(火) 20:46(日本時間27:46) KO

場所:

Red Bull Arena (Leipzig)

放送媒体:

DAZN

主審:

Harm Osmers(37)
・昨季の試合でLeipzigは1敗。
・昨季の試合でTeutoniaは担当なし。

過去の対戦成績:

初対戦

Red Bull Arenaでの成績:

初対戦

その他データ

・Leipzigは前回大会王者として迎える試合。

・Leipzigは通算で11回目となるDFBポカール出場。この試合が33試合目。

・Leipzigの1回戦の通算成績は8勝2敗。

・Leipzigが1回戦をホームで戦うのは4回目。これまでは2勝1敗。

・Teutoniaは117年のクラブの歴史上初めてとなるDFBポカール出場。

・Leipzig監督のDomenico TedescoとTeutonia監督のDavid Bergnerは2016年にフースバルレーラーの講習会を一緒に卒業。

・Bergnerは10~12年にRB Leipzigのセカンドチームのアシスタントコーチを務めた。

・主審を務めるHarm OsmersはLeipzigがホームでSC Paderbornと対戦した14/15シーズンのDFBポカール1回戦でも主審を務めた。

・過去15大会で4部チームが1部チーム相手に勝利したのは7度だけ。11/12シーズンに当時4部所属だったLeipzigがWolfsburgに勝利したケースも含まれる。

・過去15大会で前回大会王者が1回戦で敗れたのは18/19のEintracht Frankfurtの1度のみ。

対戦相手情報

昨季成績:

Regionalliga(ドイツ4部) Nord 北グループ 3位(20試合)
勝ち点36 39得点 24失点  
得失点差 +15

Regionalliga Nord 昇格ラウンド 7位(18試合)
勝ち点24 31得点 37失点  
得失点差 −6

Landespokal Hamburg 優勝 → DFBポカール出場権獲得

直近5試合の成績:

2022/8/27
22/23 Regionalliga Nord 第5節
vs Werder BremenⅡ
〇2-1

2022/8/24
Landespokal Hamburg 3回戦
vs SV Halstenbek-Rellingen(ドイツ6部)
〇3-1

2022/8/17
22/23 Regionalliga Nord 第4節
vs Phönix Lübeck
〇1-0

2022/8/13
22/23 Regionalliga Nord 第3節
vs Holstein Kiel Ⅱ
△2-2

2022/8/7
22/23 Regionalliga Nord 第2節
vs VFV Hildesheim
×2-3

監督コメント

RB Leipzig監督 Domenico Tedesco

Teutonia Ottensenと対戦する1回戦について...。
カップ戦の1回戦、2回戦はいつも大本命がいて、ある意味、ダビデゴリアテのような状況になる。紙面上ではそうなっていてるのも一つ。しかし、小さなチームにとっては生きるか死ぬかの試合でもあるのもまた一つ。そのような時は非常にコンパクトに、高いモチベーションで、積極的に、そしてもちろん、人生を懸けたプレーをしようとする。我々はそのような相手に対して準備しなければならないし、そうするつもりだ。

Teutoniaのスカッドについて...。 
リーグ戦では4-3-3を採用していたが、その後3-5-2に移行し、上手く機能していると思う。フースバルレーラーの講習会を一緒に受けたDavid Bergner監督のことは知っている。彼はナイスガイであると同時に正真正銘のずる賢い監督でもある。
Ottensenには良いコンビネーションを発揮していると個人的には思っている、長身のMichał Łukowiczと少し小柄で活発なDiamant Berishaという2人の優れたストライカーがいる。そして、守備陣にはKevin Weidlichがいることでチームとしての経験もある。わくわくさせられるスカッドだし、試合を楽しみにしている。間違いなく、簡単な試合にはならないだろう。

ローテーションの可能性について...。
何人の選手を入れ替えるかは明日見てみよう。新鮮さも必要だし、いくつかのポジションで異なる形を見ることも楽しみにしているから、いくつかの入れ替えがあるだろう。
Timo Wernerは金曜日に感染症のような症状があったが、今は万全の状態になっているし、また90分出ることができる。
Péter Gulácsiはまだ万全の状態にないから、明日もJanis Blaswichがゴールを守ることになる。Gulácsiにはあと数日必要だ。彼が週末の試合(Frankfurt戦)に出れるかどうかは水曜日か木曜日に確認することになる。
リズムを掴むためにプレーし続けた選手もいる。良い状態の選手もいるが、リズムを掴めばさらに良くなるだろうし、十分なプレーをしたけれど、少し傷みがあるかもしれない選手もいる。それに、プレーを見たい選手もいる。

週末のFrankfurt戦について...。
明日が何より重要で、最も重要なのは明日の試合だ。Frankfurtとの試合は漁ってから考えれば良い。

試合会場の変更について...。
Wolfsburg戦前の会見でも言ったが、誰もTeutoniaを攻撃したいと思っていたわけではないだろう。ただ、それでもTeutoniaとデッサウの市が被害を受けることになってしまった。

Teutonia 05監督 David Bergner

Leipzigとは個人的な関係性があるから嬉しかった。RB Leipzigは良い対戦相手だ。試合も楽しみだし、テレビで生中継されるのもラッキーなことだ。ベストな自分たちの姿を見せたい。もちろん、信じられないくらい素晴らしい期待感がある。既にChemnitzの監督としてDFBポカールHSVと対戦し、大本命の相手を完売となったスタジアムの観客の前でPK戦に持ち込んだことがあるが、あれは最高で素晴らしい経験だった。
スタジアムの変更はクラブにとってはベストな解決策だと思う。そして、選手たちにとっても、あんなに大きなスタジアムでプレーするのは良い経験になる。彼らは可能な限り、全てを得たいと考えている。
DFBポカールディフェンディングチャンピオンであるRBが我々と一緒になってこの試合に相応しい舞台を用意してくれていることが、とにかく嬉しい。ご存知のように、ハンブルクのビッグクラブにはそれができないから。当時の仲間に再会できることも楽しみで仕方がない。チームドクターのDr. Frank Strieglerなど当時の仲間は何人か残っている。
Teutonia05にとって、この試合がいかに重要であるかはクラブ全体に伝わっていると思う。クラブ史上最大の試合であることはグラウンドキーパーであろうと、ユースチームの監督であろうと、誰からも感じられることだ。関係者、メンバー、選手全員が100%チームを支えてくれているし、もちろん我々もそのことを理解している。
サッカー、そしてこの大会に何が求められているのか、それを発揮するだけだ。両チームの間には3ディビジョンの差があると言わざるを得ない。それを頭ごなしに否定することはできない。我々には信じられないような日が必要とされ、RBが最高の日を送ってはならないし、多くの運も必要とするが、我々はPA前に我々の美しいチームバスを停めることはせず、試合に参加しようと試みる。ただ試合を楽しむだけでなく、1回や2回のチャンスを生かしたい。もちろん、RB Leipzigのクオリティーを我々のゴールから遠ざけるために、センセーショナルなディフェンスもしなければならないだろう。
簡単な試合にはならないだろうし、接戦にもなり難いだろう。我々にとっては気持ちと全ての力をピッチで発揮し、畏怖の念で固まらないことだと思う。常に小さなチャンスがあるわけだから、どの試合でもそうすべきだ。
彼らが下馬評で有利なことで彼らにプレッシャーがかかり、それが結果的に自分たちに有利に働くかどうかは分からない。RBの選手たちはこれまでにもプレッシャーのかかる様々な状況を乗り越えてきたと思う。
仮にRB Leipzigの選手と契約することができるのであれば、Timo Wernerを選ぶ。彼のスピードは素晴らしいものだ。彼はChelsea FCでヨーロッパのトップクラブでも重要な存在になりうることを示した。このような質の高い選手が自軍にいたら、センセーショナルなことだろう。でも、いないんだよ(笑) それでも、我々は大きなチャレンジに立ち向かう。 
我々は17人の新しい選手で構成された新しいチームであり、それを統合しようとしている段階だ。我々は例えばHSVやFC St. Pauliのセカンドチームなどから大きな飛躍ができない選手に我々と一緒に成長する機会を提供したいと思っている。我々はハンブルクの地区クラブとしてRegionalliga Nordで3年目を迎え、いずれはハンブルクの第3勢力になるという目標を持っている。しかし、それには時間がかかる。RB Leipzigのときと同じように。ただ一つ違うのは、資金力が圧倒的に少ないことだ。

自分がLeipzigのセカンドチームのアシスタントコーチに就任した当時でもクラブは比較的新しく、自分自身が選手としてRB Leipzigでプレーすることはなかった。でも、ライプツィヒにはずっと住んでいた。当時、クラブのユース育成責任者からセカンドチームのアシスタントコーチにになる機会を急遽与えてもらった。それが学業と並行して得た指導者との最初の接点だった。当時は若くて才能のあるチームがLandesliga(5部)を戦っていたんだ。
当時からクラブがRegionalligaや3.Ligaでプレーする以外の目標を持っていることは明らかだった。仕事は非常にプロフェッショナルに行われていた。ただ、まずはインフラを整備しなければならなかった。当時はまだコンテナで着替えをしていた。芝生のピッチと人工芝のピッチが出来上がり、チームも新しく結成された。多くの即興的な作業が必要だった。でも、クラブのためにベストを尽くそうという意志は常にあった。その結果、何が生まれたかを今、見ることができている。これほどの短期間でCLに出場し、DFBポカールで優勝するクラブはドイツでも珍しいと思う。
これにはもちろん、Ralf Rangnickの存在が大きい。このような発展には多くのアイデアとノウハウ、そしてもちろん多くの資金が必要だ。しかし、このクラブが街で受け入れられていることはセンセーショナルなことだ。自分は今もハンブルクライプツィヒを往復して、この街に住んでいる。だから、この街とその周辺にいかに大きなクラブのファンコミュニティがあるかが分かるんだ。
自分がLeipzigで指導者をしていた頃はRalf Rangnickのプレッシングを基盤とするプレー哲学はなかった。それは後からついてきたものだ。それでも、当時の担当者が情熱を持ってチームをまとめ、現在でも同じようなプレーをしているのを見ると感心させられる。
2年でチームを去ったのはDynamo DresdenからU19チームの監督にならないかというオファーを受けたからだ。それは自分にとってとても魅力的なことだった。RB Leipzigにはそれに匹敵するポジションはなかった。とはいえ、Leipzigでは素晴らしい時間を過ごすことができた。

選手コメント

Teutonia 05 №10 Linus Meyer

自分たちは全く慌てていない。RB戦の前にはLandespokalとRegionalligaという重要な試合がある。これらの2つの大会はシーズンを通して続いていくものだ。一方でDFBポカールはボーナスゲームのようなな位置づけで、ドイツ全土に自分たちをアピールするまたとない機会でもある。それはそれで良いことだが、他の大会の方がずっと重要だ。
ただ、 ''(DFBポカールに)参加することが全て'' というのは絶対に当てはまらない。Leipzigにとって、できるだけ難しい試合になるように、自分たちの力をすべて出し切りたい。このチームのメンバーが昨季にDFBポカールの出場権を獲得しているから、この試合でプレーすることができる。このような試合で"我々は負けたい "と言う人なんていない。最高のパフォーマンスを発揮して、最高の結果を出したい。
試合に勝つためには多くのことが起こらなければならない。でも、それは不可能なことでもない。他のビッグクラブが問題を抱えているのを見ればわかるだろう。例えば、Bayer LeverkusenがSV Elversberg相手に3-4で敗れたようにね。たとえ、自分たちが勝てるとと考える人が少数であっても、チャンスはそこにあるんだ。
試合会場が変更になったことで気持ちが変わるのか?そんなはずはない。Red Bull Arenaはとにかく美しいスタジアムだ。もちろん、ハンブルクで試合をしたかったけど、CLのスタジアムも良いものだよ。スタジアムが空っぽに見えないように、観客がたくさん来てくれると良いんだけどね。半分以上が空っぽのスタンドの前でプレーしないことは、雰囲気的にも素晴らしいことだけど、それもあまり想像できない。移動距離が増えることは気にしていない。その分、美しいスタジアムでプレーできるわけだから。
残念なことに試合会場が変わったことから、以前のチケットは全てキャンセルせざるを得なかった。もちろん、大きな声援とスタジアムが満員になることを願っている。
SV Rödinghausen時代にBayernと対戦し、得点したことは間違いなくハイライトの1つだ。色濃く記憶に残っている。また、SV Rödinghausenでは2019/20シーズンにDynamo Dresden相手に得点を決め、その後次のラウンドまで進んだ。これもとても良い経験だった。残念なことにBayern戦では負けてしまったから。Leipzig戦で得点を決めることができれば、それはもちろん、次のハイライトとなるだろう(笑)

予想先発メンバー

Leipzig

kicker(3412)

Blaswich - Simakan, Orbán©, Gvardiol - Henrichs, Schlager, Raum - Szoboszlai, Forsberg - Silva, Nkunku

主な欠場予定選手:Péter Gulácsi, Yussuf Poulsen, Lukas Klostermann, Marcel Halstenberg, Kevin Kampl

Teutonia 05

kicker(4321)

Zummack - Weidlich, Olayisoye, Jesgarzewski, Lopes - Steinwender, Siala, Istefo - Meyer, Berisha - Łukowicz

主な欠場予定選手:Marcus Coffie, Tjorben Uphoff