22/23 UEFA Champions League Group F 第1節 vs FC Shakhtar Donetsk マッチプレビュー

22/23 UEFA Champions League グループF 第1節 FC Shakhtar Donetsk戦のマッチプレビュー

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試合情報

22/23 UEFA Champions League グループF 第1節 vs FC Shakhtar Donetsk

日時:

2022年9月6日(火) 21:00(日本時間28:00) KO

場所:

RB Arena (Leipzig)

放送媒体:

WOWOWオンデマンド

主審:

João Pinheiro(34)
・CL本選を担当するのは今回が初めて。
・CL予選4試合、EL本選2試合、EL予選6試合、ECL本選1試合、ECL予選2試合、W杯欧州予選2試合、EURO予選1試合、UNL2試合などの担当がある。
・21/22ポルトガルスーパーカップ主審。

過去の対戦成績(全試合):

初対戦

RB Arenaでの成績(全試合):

初対戦

その他データ

・Leipzigの対ウクライナ勢の戦績は1勝1分。

・LeipzigはUEFA主催大会のホームゲームでここ5試合負けなし。

・Shakhtarの対ドイツ勢の戦績は9勝8分け9敗。

・LeipzigのTimo Wernerは両チームで唯一のCL優勝経験者。CLでは31試合の出場で15G6Aを記録。

・LeipzigのChristopher Nkunkuは昨季のCLで7得点を記録し、CLでのチーム得点王に。初戦となったManCity戦ではハットトリックも記録。

・Leipzigの監督、Domenico TedescoはSchalkeを率いていた18/19シーズンのR16でManCityと対戦した時以来となるCLでの試合。

対戦相手情報

昨季成績:

Ukrayinska Premier Liha (第18節終了後に中断)
勝ち点47 49得点 10失点  
得失点差 +39

ウクライナカップ ベスト8 (準々決勝以降は中断)

UCL グループD 4位

直近5試合の成績:

2022/9/2
22/23 Ukrayinska Premier Liha 第3節
vs FC Rukh Lviv
〇1-0

2022/8/28
22/23 Ukrayinska Premier Liha 第2節
vs FC Kryvbas Kryvyi Rih
〇1-0

2022/8/23
22/23 Ukrayinska Premier Liha 第1節
vs FC Metalist 1925 Kharkiv
△0-0

2022/8/15
親善試合
vs Al Fateh SC(サウジアラビア1部)
×1-3

2022/8/10
親善試合
vs NK Domžale(スロベニア1部)
〇3-0

監督コメント

RB Leipzig監督 Domenico Tedesco

Frankfurt戦について...。
Frankfurt戦では基本的な長所が発揮できなかった。チームとして話し合ったが、みんなが全く同じように見ていた。もちろん、ああいう試合の後は自分たちに対する期待値と結果が全く異なっているから、みんな不満に思っている。
でも、メンタリティやモチベーションは基本的にみんな持っている。私が「基本が欠けている」と言ったのはEintracht Frankfurt戦の一件に関連したことだ。でも、それ以前にも全く異なるパフォーマンスを見せてきたし、次の試合や今後のパフォーマンスを楽観視できる理由はたくさんある。
Shakhtar Donetskについて...。
Shakhtar Donetskはウクライナで最も有名なチームだ。リーグ戦の最初の3試合で勝ち点7を獲得していることからも、それは明らかだ。近年、多くの選手が退団しているが、彼らは良いチームだ。素晴らしいWGの選手や1vs1に優れた選手がおり、切り替えの瞬間だけでなく、ポジションプレーやサイドからのプレーによって相手に問題を与えることができる。さらにShakhtar DonetskはCLを経験しているクラブでもある。
新戦力のAbdou Dialloについて...。
Abdou Dialloは優れた選手であり、経験豊富な選手だ。Mainz]でもDortmundでも説得力があったし、PSGでもその安定した良いパフォーマンスから、当然のように活躍してきた。今、彼を獲得できたことをうれしく思っている。Shakhtar Donetsk戦ではもちろん彼もオプションになる。
Dani Olmoの怪我について...。
Dani Olmoは素晴らしい活躍をしてきた。だから、彼の欠場はもちろん大きな痛手だ。しかし、我々は幅広いチームを持っているから、この状況も乗り越えていけるだろう。

Shakhtar監督 Igor Jovićević

CL初戦を前にした今の状況について...。
もちろん、自分はCLでの経験はないが、それを補って余りあるほどのモチベーションとアドレナリンで溢れている。同時に、経験が必ずしも重要な役割を果たすとは限らないCL初戦にて、チームが良いサッカーを見せるためにも、頭で考えるプレーと心で考えるプレーのバランスを保たなければならない。もちろん、バランスを保つことは大きな要素だが、時には若い選手は結果を考えないこともある。これが自分たちの切り札の1つとなり得る。
チームのコンディションについて...。
選手たちからは闘争心を感じる。トレーニングキャンプの初日から、日に日に雰囲気が良くなっていくのを感じている。そして前の試合ではチームの成長、闘う姿勢の成長を感じることができた。そして、ただサッカーをするだけでなく、困難な状況になった時に試合のどこかでキャラクターが現れる。そして前の試合ではそのようなチームを見ることができ、それは勝ち点3と同じくらい嬉しく思った。Leipzigは一時的に成績の面で小さな危機を迎えているが、それでも良いチームであることに変わりはない。だから、明日も同じムードでLeipzigとの初戦に臨みたいと思う。コンディションに関しては前の試合ではかなり力を出し切った。少数精鋭で長くプレーすることは精神的、肉体的、そして道徳的な強さを必要とする。Leipzigがボールを持っている時、ボールを持っていない時、どのようにゲームを始めるのか、どのようにディフェンスをするのか、一般的にどのような特徴があるのかなど、明日の試合で何が起こりうるのかを選手たちに戦術的な情報を与えることができればと思う。それと並行して選手の回復にも努める。そして明日は1日中、精神的な準備をすることになるが、試合に向けての準備はできていると断言できる。
ロシア軍の本格的なウクライナ侵攻がある中で、CLでプレーするShaktarがサッカーを通じて世界に伝えたいメッセージについて...。
まず、明日はここ13,14年に渡ってCLでプレーしているサッカークラブShakhtarだけでなく、ウクライナを代表することになる。そして今、軍が国のため、みんなのために戦っているのと同じように、自分たちが自由を感じれるように、最初の1分から最後の1分まで戦うということが明日の試合でファンの皆さんに見て頂きたい最低限のことだ。スポーツの結果を念頭に置いているが、戦争で戦っている国家を代表するチームとしても、CLでこのような姿勢で戦うことはチームとしての責任だ。ウクライナは現時点で唯一、戦争が続いている自国の領土でリーグ戦を戦っている国だ。何度も言うが、これは非常に大きな責任と誇りである。そして明日はウクライナの代表として成功を収めるためにベストを尽くす。

選手コメント

RB Leipzig №1 Péter Gulácsi

Frankfurt戦のパフォーマンスについて...。
Eintracht Frankfurt戦のパフォーマンスはあらゆる点で良くなかった。だから、試合後はチーム全体が非常に不満に思っていた。火曜日の試合で適切なリアクションを見せなければならない。チームとして100%良い結果を出し、CLのホームゲームであるShakhtar Donetsk戦ではFrankfurt戦とは全く違う顔を見せたい。

Shakhtar Donetsk戦について...。
火曜日は間違いなくとても特別な試合になるだろうし、Shakhtar Donetskをライプツィヒにゲストとして迎え、RB Arenaで一緒にCLの試合ができることを嬉しく思っている。

Shakhtar №6 Taras Stepanenko

RB Leipzigの試合を見た上で感じたこと、Leipzigの強さについて...。
特にEintracht (Frankfurt)との試合はよく観た。RB Leipzigはドイツの質の高いチームであり、強力な選手がスピードと空中戦に優れたサッカーを披露しています。彼らは速いFWを有しているため、自分たちはそれに対して注意した上で準備しなければならない。ドイツのチームとは何度も対戦しており、大変なこともあったが、その度に良い結果を残してきた。明日は良いサッカーを見せ、勝ち点を持ち帰れるようにしたい。
CLでデビューする若い選手達の雰囲気について...。
特に個々人に声をかけたりはしていない。UCLの初戦の前の心境は自分もよく覚えていて、すごく心配していたが、試合前に聞いたのは「準備はできている」という言葉だけだった。彼らは準備ができているし、監督も準備ができているだろう。だから、彼らが試合に出て、今できることを発揮し、雰囲気、レベル、満員のスタンドを楽しむことが重要なんだ。彼らは才能、効率、潜在能力など、良いサッカーをして結果を出すための全てを持っていると思う。
戦時中の練習や試合について...。
自分たちにとっても初めての経験だ。キエフでのトレーニング中の気持ちを表現するのは難しいが、このような状況下でも日々、問題なくトレーニングに取り組んでいる。練習中に警報が鳴り、避難所に行くことも覚悟しなければならない。しかし、毎日、自分の国を誇りに思っている。自分たちは祖国のために練習をし、できることは何でもする。これが自分たちのやり方であり、精神であり、自分たちはこれを克服しなければならない。

予想先発メンバー

Leipzig

kicker(3322)

Gulácsi© - Simakan, Orbán, Gvardiol - Henrichs, Laimer, Raum - Szoboszlai, Forsberg - Silva, Nkunku

UEFA(3412)

Gulácsi© - Simakan, Orbán, Gvardiol - Henrichs, Laimer, Kampl, Raum - Szoboszlai - Werner, Nkunku

主な欠場予定選手:Dani Olmo, Yussuf Poulsen, Lukas Klostermann

Shakhtar

kicker(4231)

Trubin - Mykhailichenko, Kryvtsov, Matviienko, Lucas Taylor - Sudakov, Stepanenko - Mudryk, Bondarenko, Petriak - Sikan

UEFA(451)

Trubin - Lucas Taylor, Kryvtsov, Matviienko, Mykhailichenko - Stepanenko, Petriak, Sudakov, Bondarenko, Mudryk - Sikan

主な欠場予定選手:Viktor Korniienko