22/23 UEFA Champions League Group F 第2節 vs Real Madrid CF マッチプレビュー

22/23 UEFA Champions League グループF 第2節 Real Madrid CF戦のマッチプレビュー

試合情報
対戦相手情報
監督コメント
- RB Leipzig監督 Marco Rose
- Real Madrid監督 Carlo Ancelotti
選手コメント
予想先発メンバー

試合情報

22/23 UEFA Champions League グループF 第2節 vs Real Madrid CF

日時：

2022年9月14日(水) 21:00(日本時間28:00) KO

場所：

Estadio Santiago Bernabéu (Madrid)

放送媒体：

WOWOWライブ
 WOWOWオンデマンド

主審：

Maurizio Mariani(40)
・CL本選を担当するのは今回が初めて。
・CL予選1試合、EL本選5試合、EL予選6試合、ECL本選2試合、ECL予選1試合、W杯欧州予選2試合、EURO予選試合、UNL3試合などの担当がある。
・21/22コッパイタリア準決勝(Milan対Inter, Inter対Milan)、20/21コッパイタリア準決勝(Juventus対Inter)主審。

過去の対戦成績：

初対戦

Estadio Santiago Bernabéuでの成績：

初対戦

その他データ

・Leipzigの対スペイン勢の戦績は2勝1分。

・Bernabéuで勝利を収めたことがあるドイツ勢はBayernとSchalkeの2チームのみ(計3勝)

・Real Madridの対ドイツ勢の戦績は73戦で35勝14分24敗。(勝率47.8%)

・Real Madridが前回、ドイツの初対戦のチームと試合をした際にはWolfsburgに0-2で敗れている。

・ホームでのUEFA主催大会でReal Madridはここ18試合で9勝しかしていない。(3分6敗)

・LeipzigのTimo WernerはChelsea在籍時の昨季にもReal Madridと対戦し、得点を記録。

・LeipzigのChristopher Nkunkuは昨季のCLでのアウェイゲーム3試合で5G1Aを記録し、6得点に関与。昨季の大会を通じて、アウェイゲームでの得点関与数でNkunkuを上回ったのはKarim Benzema, Sebastien Haller(共に8得点)とMohamed Salah(7得点)の3人のみ。

・LeipzigのAndré SilvaはSevilla在籍時の18年9月にReal Madridと対戦し、2得点を記録し3-0での勝利に貢献。

・Leipzig監督のMarco RoseはBorussia M'gladbach時代にCLでReal Madridと対戦し、1分1敗。

・Real Madrid監督のCarlo AncelottiはBayern時代にLeipzigと対戦し、2戦2勝。

・Marco RoseとCarlo AncelottiはそれぞれFC SalzburgとSSC Napoliの監督を務めていた18/19シーズンのELのR16で対戦し、1勝1敗。AncelottiのNapoliが2戦合計4-3で準々決勝に駒を進めた。

対戦相手情報

昨季成績：

LaLiga Santander
勝ち点86　80得点 31失点　
得失点差 +49

コパデルレイベスト8

UCL 優勝

直近5試合の成績：

2022/9/11
22/23 LaLiga Santander 第5節
vs RCD Mallorca
〇4-1

2022/9/6
22/23 UEFA CL グループF 第1節
vs Celtic Glasgow
〇3-0

2022/9/3
22/23 LaLiga Santander 第4節
vs Real Betis Balompié
〇2-1

2022/8/28
22/23 LaLiga Santander 第3節
vs RCD Espanyol
〇3-1

2022/8/20
22/23 LaLiga Santander 第2節
vs RC Celta de Vigo
〇4-1

監督コメント

RB Leipzig監督 Marco Rose

Konrad Laimerの不在について...。
Konnyはもちろん我々にとって重要な選手であり、キープレーヤーとも言える。しかし、彼がいなくとも、我々は優秀で大きなスカッドを有している。確かに彼がいなくなったことは痛いが、ここには質の高い選手たちがいるし、Konnyがもたらしてくれるものをグループとして代替できるように努力する。彼がいないからといって、試合のプランが大きく変わることはない。
試合のマッチプランについて...。
我々は多くのオプションを持っている。対戦相手が違えば、我々にとっての課題も異なってくる。しかし、基本的な考え方は常に同じであるべきだ。明日も苦しい時間があることは分かっている。ボールを奪取して素早い切り替えをしたい。ただ、常にプレスをかけ、裏を狙って走り続けることは難しいと分かっているから、どこかで必ずボールを持てるようにもしたい。
Vinícius Jr.について...。
彼はRealにとって、試合を変えれる存在だ。彼は多く得点を演出し、Benzemaがいない時には多くの得点も記録する。彼は敵陣深くまで侵入し、優れたスピードを用いて中に切り込む選手で、1対1に非常に長けた選手だ。
並外れたクオリティを持つReal Madridというチームについて...。
自分たちがどのような相手と対戦するかは理解している。Karim Benzemaが抜けたとはいえ、卓越したクオリティを持つ世界的スターがたくさんいるチームだ。何しろCL優勝チームであり、リーグ戦を勝ち点15という完璧な状態でスタートしたわけだから。我々にとっては大きなチャレンジになるだろうから、それに立ち向かえることを嬉しく思うし、その後に自分たちの立ち位置も分かる。Real Madridは勝つことに慣れていて、そのために取り組んでおり、それがチームのパフォーマンスにも繋がっている。自分たちを信じてプレーしている彼らは、昨年のCLでも、しばしば後半に逆転し、勝利を収めていた。それが偉大なクラブの最大の美点での1つあり、その上に個人のクオリティがある。Real Madridと契約を結んでいる選手たちは皆、理由があってチームにいる。
新監督としてのいきなりのスタートについて...。
自分は何年も監督をしてきたが、ここ最近はゴルフをしたり、家族の世話をしたりで、少し離れていた。でも、今はまた戻ってきた。この2年間、自分は所属クラブでＣＬを戦い、SalzburgではELを戦ってきた。だから、大きな舞台は自分にとって新しいものではない。リラックスしている。まだ良い流れとはなっていないが、土曜日のDortmund戦では良い初戦を見せれたし、良い流れへと続けるチャンスが明日にはある。結果が全てというわけではなく、自分たちがどのようなパフォーマンスをするかも重要だ。
Bernabéuの特別な雰囲気について...。
恐れ？全く恐れていない。サッカーをするのにどうして恐れる必要があるんだろうか。結局のところ、みんなが楽しみにしているサッカーの試合なんだ。歴史あるこのスタジアムで、CL優勝チームと対戦できる機会がある。彼らは他にも大音量で満員のスタジアムを多く経験している。Marseille、Glasgow、イングランドの多くのスタジアム...。大きな相手と大きなスタジアムで戦うことが楽しみだ。

Real Madrid監督 Carlo Ancelotti

Leipzigについて...。
Leipzigはシーズン序盤に問題を抱えていたが、前節のDortmund戦では非常に良いプレーをしていた。前線には多くのクオリティとスピードがあるから、良いパフォーマンスをして、試合に勝てるよう頑張りたい。Leipzigは非常に危険な前線を有している。Wernerだけではない。Nkunkuは昨季もとても良いプレーをしていたし、今シーズンもとても良いプレーをしている。Szoboszlaiも同様だ。Forsbergはとても経験豊富だ。彼らのクオリティを発揮するチャンスを与えれば、とても危険なチームとなる。明日は良い守備をすること、そして攻撃で良いプレーをすることがとても重要になる。
CLで初めて指揮してから25年経ったことについて...。
このチームには限界がない。初戦から25年も経っていることは意識していなかった。この大会ではたくさんの幸せと感動を味わったし、悲しいこともあった。しかし、多くの幸せは自分が大成功を収めたからこそ得られたものだ。今のスカッドははこの大会で優勝するために戦うことができるし、そのために戦うつもりだ。何が起こるかなんて分からない。
Rüdigerへの称賛の言葉について...。
彼は経験、モチベーション、そして勝利への欲望をチームにもたらした。彼は堅実なDFで、集中力があり、勤勉だ。彼がいることで我々の守備はより良くなっている。
Benzemaの回復について...。
彼は順調に回復しており、日曜日に復帰する可能性もある。Atlético戦では問題がなければプレーできるだろう。
Vinícius Jr.への批判について...。
彼はよくやっているし、調子も良い。日曜日の試合から完全に回復しているし、Mallorca戦や何が起きたかについては話さない。それについて話す必要はない。彼は去年よりずっと良くなっている。どの選手にも個性があり、彼にとって最も重要なことは試合に集中することであり、それ以外の何でもない。
彼はトッププレーヤーであり、その才能と能力を全て発揮している。自分は耳が遠いわけでも、バカでもない。人々が話していることも耳に入っているが、我々や彼にとっては問題ない。彼は卓越したクオリティーを持っており、相手が彼を止めようとするのは理解できる。彼は敬意を持ってプレーしているし、全てのサッカー選手を守るためのルールもある。
Vinícius Jr.とRodygoがブラジル代表に招集されたことについて...。
Titeとは良い関係を築けている。まだ話してはいないが、2人がやってきたことは明らかだし、彼はそれを代表チームのために検討してくれている。
Asensioについて...。
彼は若手でもベテランでもない。彼は頑張る必要があるし、彼の落胆に対する反応も良い。昨日、今日と良いトレーニングをしているし、怒った後はそうなる。タオルを投げるか、より良いトレーニングをするか、2つの反応の仕方がある。彼は後者を行なったことで、明日プレーするチャンスを得た。
Hazardの調子について...。
ここ2試合、彼は我々が要求したことをやってくれている。Karimの不在を1試合目と2試合目の前半はHazardで、2試合目の後半はRodrygoでカバーすることができた。Hazardは良いパフォーマンスを見せてくれたし、チームもそうだった。それが一番大事なことだ。Karim抜きで7ゴールを決めたのだから、チームは良いパフォーマンスを発揮できた。
Mbappéについて...。
前線の選手たち、特に若い選手たちには感激している。Karimにも感激しているが、若い選手が試合に出ると、試合に出慣れている選手よりもずっと感激する。Vini Jr.とRodygoには満足しているし、今のところ他の選手のことは考えていない。

選手コメント

RB Leipzig №10 Emil Forsberg

チーム内のメンタリティーについて...。
それまでの結果が良くなかったし、良いプレーもできていなかったから、観客に良いものを見せたかったし、Dortmund戦では良い違いを見せれた。あの試合ではピッチにメンタリティと情熱を持ち込んだ。プロサッカーでは毎試合、90分通してそれが必要とされる。それが以前の自分たちを際立たせていたものであり、少し欠けていた部分だ。今はチームとして再び軌道に乗ることができたし、地に足をつけて、懸命に取り組めば、最終的に結果はついてくる。選手としては改善を重ねていくことが大事だ。
Real Madrid戦について...。
Dortmund戦ではたくさんの感情が入り混じった素晴らしい試合をすることができた。本当に楽しい試合だった。そして、明日も本当に素晴らしい試合が待っている。みんなが楽しみにしている。

RB Leipzig №22 David Raum

マドリード遠征をする前に、Dortmundに3-0で勝利したことはこの上ない結果だった。Shakhtar Donetsk戦は警告でもあった。でも、自分たちは上手く修正したい。Dortmund戦と同じ姿を見せたい。Dortmund戦ではメンタリティと積極性を体現した。この強度を発揮することができれば、自分たちの個々の能力も発揮されることになる。

Real Madrid №8 Toni Kroos

自分たちにとっては(Leipzigの)監督交代は1週間早かった。監督交代の効果はすぐに見て取ることができるし、全く異なる姿のLeipzigと対戦することになる。Leipzigはこれまでよりもより良いプレーをすることができると思っている。それでも自分たちが下馬評で低いとは思わないし、実際にもそうではない。

Real Madrid №22 Antonio Rüdiger

Leipzig戦について...。
プレーできることを望んでいる。BernabéuでCLをプレーすることは特権であり、絶対的な喜びだ。緊張もするけど、1番はプレーする喜びだ。Leipzigには素晴らしい選手がいて、スピードと強度のあるチームだ。
自身の特徴について...。
自分は攻撃することが好きで、それが自分の特徴の1つでもある。得点するのが好きで、1シーズンでできるだけ多くのゴールを決めるのが目標だ。昨年は5つの得点を記録したが、今年はもっと多く得点したい。
Vinícius Jr.について...。
彼がドリブルを好んでいることから、彼を傷つけようとする相手がいるのも理解はできる。彼のドリブルに対抗するようにしなければならない。ドリブルが彼の最大の強みであり、その意味で彼を制限するよう努めなければならないし、昨季に対戦した時は自分も彼を苦しめようとした。チームが勝つために自分の仕事をしようとしている相手を尊重しなければならない。
彼の資質について語る必要はない。彼は偉大な選手であり、誰もがそれを知っている。ロッカールームでは落ち着いていて、ピッチに出れば全力を尽くす。彼に頼っても良いと分かれば、気持ちも落ち着く。
チームメイトとのコミュニケーションについて...。
自分にとって、ピッチ上で他の選手とコミュニケーションをとることはとても重要だ。まず、プレーの前に、そして試合中も。それは自分にとって自然なことで、キャリアを通じてずっとやってきたことだ。ピッチ上ではスペイン語で話しているが、今のところみんな理解してくれていると思う。
ストライカーに与える恐怖について...。
なんて言ったらいいのか分からない。自分が誰かを怖がらせているかどうかは分からない。自分は積極的でありたいが、同時にフェアでもありたい。自分のスタッツもそれを物語っている。この5年間でレッドカードは1度もない。ハードにプレーするのが自分の性分だ。
年齢を重ねるごとに経験と成熟がもたらされる。いつだってミスを犯す可能性はあるし、若いうちはそれを自分の中でも許容しなければならない。今、新たなリーグでプレーすることで、新しい経験を積むことができるし、できるだけ多くのことを学ぼうとしている。今は物事をうまく処理する方法を知っているし、何事も冷静に受け止めることができる。
Alabaとの連携について...。
誰と一緒にプレーするかは自分が決めることではない。でも、彼とプレーする時は言葉の面では何の問題もない。スペインにいるのだから、スペイン語を話さなくてはならないし、自分はまだまだだ。でも、イタリア語が分かるから、その点では容易になる。
対戦相手としてのWernerについて...。
Timoとは他のいくつかのチームでも一緒にプレーしたことがあるし、Stuttgart時代からの長い付き合いになる。彼がピッチに立つ姿を見るのは大好きだ。今回は彼が対戦相手だから、ピッチ上では彼は友人ではなくなるし、彼もそれを理解していると思う。自分はチームの勝利のために全力を尽くす。
Nkunkuについて...。
彼は良い選手で、若く、今季はチームの中でのベストプレイヤーだ。彼はよく成長している。
Madridのために得点することについて...。
Madridのために得点を決める感覚は最高だ。また、観客も素晴らしい。Leipzigには優れた選手がいることは知っているし、攻撃的で、スピードがあり、強度のあるプレーをする。もし自分の出番があれば、またあの得点の感覚を取り戻せたらと思う。でも、今の僕の頭にあるのは上手くやることだ。
ロッカールームの雰囲気について...。
彼らは普通の人たちだ。外からReal Madridの選手を見ると、どんな感じなんだろうと想像してしまうし、難しさを感じるかもしれない。でも実際は1番スムーズに適応できた。みんなとても礼儀正しくて、尊敬しているし、彼らには良い言葉しか出てこない。