RB Leipzigのサステナビリティにおける戦略

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ドイツのサッカーシーンでは、スタジアム内で再利用可能カップを使用して飲料を提供したり、スタジアムへのアクセスに公共交通機関の利用を推奨するなど、多くのクラブが環境に配慮した取り組みを行なっている。

タイトルにもあるように、今回、RB Leipzigがクラブとしてのサステナビリティにおける戦略を提示していたので、具体的な内容にも触れながら、一つのサッカークラブがどのような取り組みをしているのかを紐解いていこうと思う。

サステナビリティとは

まず、サステナビリティとは何か。
サスティナビリティは「持続可能性」を意味する言葉で、持続可能な開発・発展を目指し、地球の未来を守るための概念といえます。
サスティナビリティは自然や社会に対して広く当てはまる概念ですが、特に環境・社会・経済という3つの観点から考えられることが多いです。国際的な取り決めとなった「SDGs」はサスティナビリティの概念に基づいています。
企業のサスティナビリティでは事業活動において環境・社会・経済に与える影響を考慮することが重要視されます。企業は利益を追い求めるだけではなく、世の中全体のことを長期的な視点で考え、事業活動を行うべきであるという考え方です。
サスティナビリティに関連してよく使われる言葉としてCSRがあります。CSRは「Corporation Social Responsibility」の頭文字を取ったもので、「企業の社会的責任」という意味があります。企業は利益だけを求めるのではなく、社会や消費者への責任を負うべきであるとするもので、法令順守や環境に配慮した商品の提供などが求められます。
CSRとサスティナビリティの違いはCSRが企業を主体とした考え方であるのに対して、サスティナビリティは社会全体で取り組むべき問題であるという点です。

サスティナビリティとは?SDGsとの関係性や取り組み事例を解説より

DFLの試み

2021年12月14日にブンデスリーガブンデスリーガ2部は主要なプロサッカーリーグとして初めて、ライセンス規定にサステナビリティにおける基準を義務付けることを決定しました。
36のプロサッカークラブが加盟するDFLの規約の前文にサステナビリティを指針として盛り込み、クラブはサステナビリティを強く意識するようになります。
その一環として、またその重要性を強化するために、クラブはライセンス規定に持続可能性の基準を盛り込むことを承認しました。
この基準は持続可能性の3つの側面(環境、経済、社会問題)に基づいて現在作成中で、今後クラブと共に最終的に決定される予定です。この基準は国連の「持続可能な開発目標(SDG)」に基づき、外部の専門家によって補完されるものです。すでに個別に広範な活動を行っているクラブがそれぞれの戦略的優先事項に焦点を当てながら、活動を継続・拡大できるようにします。
移行期間を確保するために、来たる22/23シーズンから試験期間が始まります。このようなコアビジネスの多くの側面に影響を与える広範なプロセスは一夜にして完了するものではなく、UEFAチャンピオンズリーグ出場チームと3部リーグからの昇格チームの経済的・構造的条件の多様性を考慮する必要があります。そのため、DFLは試験期間中もその後もクラブと密接に連携していく予定です。
このサステナビリティにおける基準の最初の導入は、23/24シーズンのライセンス取得プロセスで行われる予定です。

Resolution of the DFL Members Assembly: Sustainability becomes licensing criterion for Bundesliga and Bundesliga 2 より

36クラブの実情

実際に21/22シーズンにブンデスリーガブンデスリーガ2部に所属している36クラブがサステナビリティに関する取り組みをどれほどしているのか。今回は時間の関係で各クラブの詳しい取り組み内容までは調べることができなかったため、ドイツ語でサステナビリティを意味する’Nachhaltigkeit’というワードを各クラブのホームページの検索欄から検索し、そのURLを一覧としてまとめようと思う。各クラブの取り組みに関しては下記のリンクから詳細を確認して頂きたい。

FC Bayern München
RB Leipzig(ページ末尾に記載)
Borussia Dortmund
VfL Wolfsburg(*1)
Eintracht Frankfurt
Bayer Leverkusen
1.FC Union Berlin
Borussia Mönchengladbach(*1)
VfB Stuttgart
SC Freiburg
TSG Hoffenheim(*1)
1.FSV Mainz 05
FC Augsburg
Hertha BSC(*2)
DSC Arminia Bielefeld
1.FC Köln(*2)
VfL Bochum(*2)
SpVgg Greuther Fürth
Schalke04
SV Werder Bremen
Holstein Kiel
Hamburger SV
Fortuna Düsseldorf(*1)
Karlsruhe SC(*2)
SV Darmstadt(*2)
1.FC Heidenheim(*2)
SC Paderborn
FC St. Pauli
1.FC Nürnberg(*2)
FC Erzgebirge Aue(*2)
Hannover96
SSV Jahn Regensburg
SV Sandhausen(*2)
Dynamo Dresden(*2)
FC Hansa Rostock(*2)
FC Ingolstadt(*1)

(*1)検索欄はあるものの、検索後のリンクを貼れないクラブ
→検索欄のリンクを掲載済、検索欄でNachhaltigkeitと検索することで取り組みを確認することができる
(*2)検索欄がなく、取り組みの確認が容易に行えないクラブ

RB Leipzigの取り組みについて

RB Leipzigはサステナビリティに貢献することをここに表します。スポーツの世界、特にサッカー界はそのカリスマ性を活かしてサステナビリティに大きく貢献できる力を持っており、模範的存在になり、社会の変化に向けた引き金を引くことができると考えています。

クラブ内にはEvelyn Holderbachによって率いられている、サステナビリティと国際開発ビジネスに関する部門が2022年の1月に新たに作られました。RB Leipzigはこの分野に力を入れることにし、意識的に責任を担います。ブンデスリーガのクラブは今年の初めから戦略および企業の発展における責任者をしているマネージング・ディレクターのJohann Plengeにこの部門を直接報告することで、このテーマの重要性を強調しています。

サステナブルな思考と行動の融合は全ての部門において共有され、新しい形の協力関係を生み出すことを目的としています。サステナビリティの中核となるチームは全てのプロジェクトや施策の戦略的方向性を策定し、舵を切るだけでなく、それぞれの部門と共にクラブのサステナビリティにおける目標の運営面での実行をサポートします。その結果は年次報告書としてまとめられます。このRBLサステナビリティにおける戦略により、ブンデスリーガのクラブはこれまで通り競技面とビジネス面の目標に沿いつつ、継続的なプロセスであることを認識しながら、環境と社会に対しても責任を負うことになります。

私たちは直接的・間接的に影響を及ぼすことができる場所であればどこでも、この世界をより持続可能なものにしていきたいと考えています。私たちは部門や階層の垣根を越えて、サステナビリティを総合的に捉えます。私たちは地球、人々、そして経済の安定のために企業としての責任ある決断を下します。
サステナビリティは同じ志を持つ人々と共に一歩一歩進んでいく旅なのです。その際、全ての目標が完璧に、そしてすぐに達成できるわけではないことを私たちは承知しています。また、失敗する可能性もあります。私たちはこのリスクを受け入れます。なぜなら、必要であれば同じ目標に達成するための新たな道を歩むからです。
また、私たちの行動は国連(UN)の『持続可能な開発目標(SDGs)』に敬意を表し、特に以下の5つの目標に重点を置いています。

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・すべての人に健康と福祉を(SDGs 3)

・質の高い教育をみんなに(SDGs 4)

・働きがいも経済成長も(SDGS 8)

・気候変動に具体的な対策を(SDGs 13)

・パートナーシップで目標を達成しよう(SDGs 17)

https://www.unic.or.jp/files/sdg_poster_ja_2021.jpg

基本的な3つの指針

''PLAY. CARE. SHARE.''

RB Leipzigのサステナビリティの目標は野心的なロードマップによって追求され、クラブのすべての関連分野に及んでいます。全体的な戦略は指針である "Play. Care. Share.'' です。これは環境、経済、社会問題のテーマ領域における三位一体を反映し、クラブのさまざまな企業意識のための包括的なコンテンツの枠組みを作成するものでもあります。

PLAY

コアビジネスへの注力と積極的な行動の両方を意味します。同時に、RBLサステナビリティを実践する際の姿勢の方向性を示しています。 

CARE

RBライプツィヒは今日、そして特に将来にわたって、環境、人々、ファン、そして従業員に対しての責任と配慮を持ちたいと考えています。同時に、ビジネスプロセスもクラブによって定義されたサステナビリティの目標に沿ったものとなっています。   

SHARE

サステナビリティとは共同作業であり、他者と経験やアイデアを共有し、集団でより良い結果を出すことです。RB Leipzigは新しいアイデアや個人での貢献のための枠組みを提供することも目指しています。  リソースや知識を他者と共有することは持続可能なビジネスの中心的な運営原則でもあります。 

重きを置く分野について 

RB Leipzigは環境、経済、社会問題の3つの次元にまたがる本質的な3要素に重点を置いています。それぞれのテーマにおいて具体的な戦略目標が設定されています。

環境

環境のために

サッカーによる足跡を減らし、循環型経済という観点から物事を考えます。
私たちは日常業務とマッチデーの両方で全ての活動において環境への影響を減らしています。カーボンフットプリント(CFP)(*1)を改善し、希少な水資源の使用により強い意識を持ち、廃棄物を回避または削減し、物質循環を可能な限り行わないように努めています。

〈現在の取り組み〉
・段階的な削減を目指したCO2排出量の把握
ISO50001(*2)に準拠したエネルギーマネジメントシステムの導入
・プラスチック(特に使い捨て)の使用回避と削減
・アスリートと従業員へのベジタリアン、ビーガン食の提供
RBLの車両をハイブリッド車や電気自動車に変更
・e-チャージインフラの拡充
・ファンや従業員に対して環境に配慮したモビリティを支援
例:ジョブチケット、RBLチケットによる公共交通機関利用の無料提供、従業員向けJobRad(*3)etc
・モバイルチケット
・ファン向けの情報のデジタルフォーマットへの変換
例:マッチデープログラムのデジタル化etc

Red Bull Aarenaにおける取り組み〉
・LED投光照明器への変更
ベジタリアン・ビーガン食の提供
デポジットカップシステム
・地元のパートナーやサービスプロバイダーを選択
・試合当日のファンやVIPゲストのための駐輪場の設置
・ケータリングにおけるパッケージで全てリサイクル素材を使用
・オーガニックスイーツ、オーガニックソフトドリンクの提供
・節水型トイレの導入
ライプツィヒ大学との協力の元、地元クラブにスタジアムで使用した座席の譲渡、リサイクル
ライプツィヒ応用科学大学(HTWK Leipzig)との共同プロジェクト ''SEATainability''(*4)

*1:CFP(カーボンフットプリント)とはCarbon Footprint of Products の略称で、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を CO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組み
*2:ISO50001は組織のエネルギーパフォーマンスを可視化し、その改善によるコスト削減を実現するための国際規格
*3:JobRadは環境首都と呼ばれ、環境政策に力を入れているドイツのフライブルクを拠点とする企業。雇用主がJobRadから自転車をリースで借り、それを従業員に貸し出す形をとることで、従業員が従来の自転車購入よりも最大で40%節約することができるという仕組み。従業員はその自転車を通勤に限らず、日常生活でも使用することができる。
*4:Red Bull Arena改修工事に関して

経済

クラブのために

長期的かつ持続可能な方法でクラブを発展させます。
持続可能性と持続可能なクラブの方向性は私たちが競技面と経済面の長期的な成功を達成するために不可欠です。
競技面の成功は私たちの最も重要な目標であり続けています。全体的かつ具体的な若い世代の育成活動において、私たちはピッチの内外で若い世代の育成を推進しています。
私たちは企業としての責任を果たし、誠実に行動します。私たちのビジネスプロセスは全ての法的要件と規制要件を満たし、また持続可能なビジネスへの要求を満たすように設計されています。
行動規範、コンプライアンスガイドライン、腐敗防止ポリシーに加え、人事、財務、オペレーション、調達、購買などの分野で、サステナビリティ戦略の重要な目標を追求するプロセスと構造を構築しています。
同時に、私たちは活発性を保ち、将来に備えるために常に組織として発展するよう努力しています。そのために私たちは他者と協調して考え、行動し、相乗効果を生み出し、潜在能力を結合しています。
私たちはチームとしてより強くなることを確信しています。そのため、長期的なパートナーシップや提携は私たちにとって非常に重要なものなのです。

社会問題

ライプツィヒとその周辺の人々のために
ファンや社会にポジティブな体験を。
私たちはスタジアムの内外を問わず、オープンで平和的な共存を支持し、年齢、国籍、性別に関係なく、全てのファンにポジティブな感動と体験を提供したいと考えています。私たちの社会貢献を通じて、地域社会を促進し、分かち合う喜び、結束、将来の見通しを作り出したいと考えています。

AS A TEAM(チームとなって)
従業員を鼓舞し、勇気づける。
私たちはピッチ上での成功も、サステナビリティの観点からの成功も、チームワークであると確信しています。私たちは自分たちを近代的で学習する組織とみなし、チェンジマネジメント(*1)プロセスを採用しています。雇用者として一人ひとりの自己成長を促し、魅力的で現代的な職場環境を提供します。

*1:チェンジマネジメントとは変革を効率良く成功に導くためのマネジメント手法

インクルージョンとインテグレーション

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寛容さ、多様性、そして世界に対する開放性は、強い社会にとって重要です。私たちはこれらの価値観を大切にし、RB Leipzigの特徴である多様性を体現しています。
Unser Ball ist bunt

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15の国、11の言語、ひとつのチーム。私たちのトップチームは社会における多様性の肯定的な見本となります。Unser Ball ist bunt(私たちのボールはカラフル)という主張のもと、私たちはRB Leipzigが何を象徴しているのかを示しています。信仰、出身、肌の色、性自認に関係なく、誰もが歓迎されることを表しています。
バリアフリーのスタジアム体験

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RB Leipzigは試合当日、障害のあるファンにバリアフリーで参加できるさまざまなサービスを提供し、スタジアムまでの道のりをできるだけ楽にし、サッカーをできるだけ感動的に体験できるようにしています。
視覚障害者のための音声ガイドやルポルタージュに加え、RB Leipzigは聴覚障害者のためのマッチデーサービスも提供しています。Red Bull Arenaで行われるホームゲームではレギュラーシーズン中、最大で1,000人の障がい者ファンが観戦に訪れています。
障がい者ファンデー

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RB Leipzigは年に一度、Cottawegにあるトレーニングセンターで開催されるファンデーに障がいのあるファンを招待しています。そこではファンがお気に入りの選手と生で会い、話をしたり、写真を撮ったり、サッカーをしたりする機会があります。
インクルーシブサッカーキャンプ
障がいを持つ子どもたちや、さまざまな社会的背景を持つ子どもたちが集う、インクルーシブサッカーキャンプを開催しています。このプログラムでは小規模な競技の後、表彰式が行われます。また、ゴールキーパーのトレーニングも行い、RBLのマスコットであるBulliの訪問を楽しみにすることができます。
参加者の中には身体的・精神的な障がいを持つ子どもたちや、言語に障がいを持つ子どもたちもいます。

教育

教育は進歩的な社会のエンジンで、民主主義と社会的共存を保証するものです。また、教育は社会の発展を可能にします。 

JOBLINGE
RB Leipzigは非営利団体JOBLINGEと共に、職業生活において困難な状況にある若者を支援することに尽力しています。その目的は若者の失業を防ぐために、真の仕事の機会と労働市場や社会への持続的な統合を促進することです。

Fußball-AG

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RB Leipzigはライプツィヒの学習センターで学ぶ子どもたちの健康増進のために、新しいスポーツプロジェクト「Fußball-AG」を立ち上げました。
このプロジェクトでは少年少女が遊びを通して認知力や協調性を高めることができます。
さらに、午後には「ブレンボール」「シャークタンク」などのスポーツゲームが終日行われ、子どもたちはエネルギーを使い果たすことができます。
Lernkurve Leipzig
Lernkurve Leipzigは特別な環境の中で学校外での教育活動を可能にします。
RB LeipzigとFanprojekt Leipzigの共同プロジェクトとしてLernkurve Leipzigは「Out of school - into the stadium(学校の外で - スタジアムの中で)」のモットーに沿って、若者たちにRed Bull Arenaで刺激的な学習コンテンツを体験する機会を提供しています。
私たちは何を望んでいるのでしょうか?サッカーやスポーツは差別、不寛容、排除といったさまざまな社会的課題に対処するための数多くの出発点を提供するだけでなく、チームプレー、感謝、共同決定といったポジティブな側面も持っています。そのため、Red Bull Arenaでは小学生を対象としたワークショップが定期的に開催されています。
KICKFAIR/Common Ground -PLAY. LEAD. CREATE.
Common Groundプロジェクトはストリートサッカーの力を利用し、KICKFAIRの教育コンセプトである多様性の中で個人の成長と社会的共存のための平等なアクセスを作り出しています。このようにしてCommon Groundは子どもたちや若者たちがCOVID-19危機の結果を克服し、将来への前向きな展望を育むための長期的な支援を行なっています。 
社会経済的な状況、学習機会の不足、支援の欠如、そしてあまりにも長い期間におけるポジティブな経験の欠如により、危機の影響を特に受けている子どもたちや若者たちに焦点をあてています。
KICKFAIR、Common Goal、そしてRB Leipzigは、Common Groundとともにライプツィヒの学校、教師、スクールソーシャルワーカーがCOVID-19の影響に対処し、新しい学習・会議スペースを開発するのを支援しています。  
Common Groundは学校に根ざし、地域の学校の発展過程と結びついています。その中でCommon Groundは既製のソリューションではなく、従来の学習形式を打破し全体的で潜在能力を重視した学習を前面に押し出すためのスペースであり、コンセプトであると言えるでしょう。

運動と健康

運動と健康は身体と心のために重要です。私たちは健康的なライフスタイルを推進します。スポーツはチームとして成功するためのモチベーションを与え、またフェアプレーと敬意を払うための原動力となります。

DKMS
RB Leipzigは血液がんとの闘いにおいてDKMS(ドイツ骨髄バンク)を支援し、ファンにいざという時のライフセーバーとしての登録を呼びかけています。Red Bull Arenaで行われるキャンペーンの試合日にはファンが直接DKMSに登録することができます。また、選手や従業員も定期的に登録キャンペーンに参加しています。 
献血

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ライプツィヒ大学病院の血液センターやドイツ赤十字献血サービスの北東支部と協力し、選手と共に献血や供給不足の問題についての認識を高めています。 
LEIPZIGER VIERTELFINALE
2015年から毎年、私たちはパートナーのポルシェとともにライプツィヒ地区で最も優れたサッカーをするのはどこなのかを知りたいと思っています。U11とU14の両年齢層の優勝チームは、Red Bull Arenaのピッチで行われるRBLのホームゲームで表彰され、ライプツィヒのポルシェ工場を独占的に見学することができるのです。
AZUBI-POKAL(職業訓練カップ)
2011年からザクセン自由州の学校教育局とともにライプツィヒの''サッカーワールド''の施設内で職業訓練校向けの特別な屋内サッカートーナメントを開催しています。
サッカーワールドのピッチはバリアとネットで完全に囲まれているので、息つく暇もありません。
SCHÜLERPOKAL
猛勉強の代わりにパスを出そう! ザクセン自由州の学校教育局と共同で2011年からライプツィヒのサッカーワールドで開催している特別な屋内サッカートーナメントです。年間最大32の専門学校の参加が認められており、6つの年齢層に分かれ、人工芝の上で実力を発揮することができます。

連帯感と助け合いの精神

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ピッチ内外にかかわらず、私たちは共に生きる方法を向上させるために尽力しています。

LEIPZIGER TAFEL
毎年、 Leipziger Tafelの子どもたちのクリスマスパーティーを支援し、テストマッチのチケットやクラブのマスコットBulliの訪問、クリスマスカレンダーを贈っています。また、寄付金や毛布、マットレスなどの物品も寄付しています。 
プラスチックカップデポジットキャンペーン

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RB Leipzigはライプツィヒ・ファン・アソシエーションと共同でRed Bull Arenaにあるデポジットカップを毎シーズン回収しています。この募金活動はライプツィヒ地域の重病の子どもや若者を支援する’’Paulis Momente hilft e.V.’’とそのプロジェクト’’Mut-Perlen''、’’Freu-Zeit’’に全額の寄付を行います。
ホームレスの支援
RB Leipzigはホームレス支援において、ライプツィヒ地域の様々なパートナーと協力しています。DiakonieとCaritasに加え、TiMMitoHelp e.VとHilfebus(ライプツィヒ中毒センター)という、迅速に、かつ官僚的でない支援を行う機関を定期的に支援しています。
ホタルパレード(GLÜHWÜRMCHENUMZUG)

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9年前から大義のためにランタンでできた光の海がGlühwürmchenumzug(ホタルパレード)のために形成されています。このように私たちはファンの皆さんと一緒に団結し、助け合いの精神を示すことを望んでいます。 パレード全体の収益の100%が共同でパレードを開催している複数の団体に寄付されます。

従業員

成功のために、共に。
私たちはピッチ上での成功も、サステナビリティの観点での成功も、チームワークであると確信しています。この哲学は人事の分野での私たちの考え方や行動にも反映されています。
私たちは自らを近代的で学習する組織と考え、チェンジマネジメントプロセスを採用しています。
雇用者として従業員の自己啓発を促進し、魅力的で現代的な職場環境を作ることに専念しています。
私たちは専門的かつ個人的な能力開発のために、ニーズに基づいた提案を行います。フラットなヒエラルキーは従業員の創造的な自由、個人的な責任、成長の機会を促進します。
栄養、フィットネス、従業員のモビリティなどの分野における福利厚生は従業員にとって多様で魅力的な提案となっています。

おわりに

経営陣、従業員、選手、コーチングスタッフなど、私たち全員が生きるに値する未来の形成に貢献するという志で結ばれています。
サステナビリティは変化のプロセスです。そのためには私たちの考え方や行動を新しく、構造的に変革し、戦略や運営のあらゆるレベルで明確な位置づけをすることが必要です。
そのため、私たちはあらゆる分野でサステナブルに行動するための体制を構築しています。
サッカークラブであるRBLはさまざまな利益団体による多層的で、時には相反する期待という緊張感のあるフィールドで活動しています。私たちは定期的な交流を通じて中心的なグループの期待をさまざまな形で記録し、それを評価し、私たちの戦略的考察に反映させています。