RB Leipzig №8 Amadou Haidara〔インタビュー〕(2022/12/21)

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【原文:ドイツ語】

インタビュアー:先週、ご自身の財団でサッカーキャンプを開催されましたね。
Amadou Haidara:自分は母国にお返しをしたいと思っている。プロになるためには練習場、スポーツ用品、そして支えてくれる人が必要だ。だから、昨年、このキャンプを開いて、少年たちに今までなかった機会を与えようと思いついた。そして今、2回目のキャンプが行われた。

インタビュアー:そこには優秀な選手も何人かいたのでしょうか?
Haidara:(笑) 数年後には自分より上手い子も出てくると思う。

インタビュアー:活動はピッチ上に限ったものではないんですね。
Haidara:そうそう。健康に関する問題も自分は大きく気にしている。父の生まれ故郷に病院を作った。首都バマコから2時間の距離にある町だ。今までは応急処置という選択肢がなかった。

インタビュアー:なぜこのような強い思い入れがあるのでしょうか?
Haidara:自分はお金を稼いでいるし、それで他の人の役に立てるなら、大きな喜びを持ってそれを実行する。

インタビュアー:今回のインタビューは初めてドイツ語で行われましたね。Marco Roseとのロッカールームでの会話も、その方が楽なのでしょうか?
Haidara:少なくとも、Marcoやチームメイトが話す時はかなり理解できるようになってきた。自分のドイツ語はまだ完璧ではないけど、それでもたくさん学ぼうとしているし、ロッカールームでもし間違えることがあっても、訂正してもらっている。

インタビュアー:マリからSalzburgに移籍した2016年。何が新しいものでしたか?
Haidara:クリスマスツリーだね!初めて見たんだ。マリには存在しないものだけど、とても綺麗だね。

インタビュアー:Roseと出会ったのもSalzburgですよね...。
Haidara:U19チームでUYLに優勝したんだ。彼は選手全員とよくコミュニケーションをとる監督だ。もし、Marcoにとっての問題があれば、Marcoはそれを言ってくれるし、恐れもない。彼は自分の原則を持っている。時間厳守、敬意、そしてピッチ上で全力を尽くすことは彼にとって非常に重要なことなんだ。

インタビュアー:彼がRBを引き継いだ時、あなたは嬉しかったですか?
Haidara:彼のことを知っていて、何が彼を動かし、彼が何を要求しているのかを自分が知っていたことは自分にとってプラスだった。シーズン初めの怪我の後、Marcoは自分にチャンスを与えてくれたから、自分はそれを生かしたかった。

インタビュアー:残りの休暇の予定は?
Haidara:真剣勝負のサッカーからはあと数日間離れて、リラックスするつもりだ。それでも、中断期間はあまり長いわけではないから、コンディション維持のために努めようとは思っている。新年を迎えるにあたって、チームの力となり、設定した目標を達成できるようにしっかり準備したい。

インタビュアー:夏にはイングランドへの移籍の憶測が流れましたね。当時の本気度はどれほどだったのでしょうか?
Haidara:選手がプレーしない時には色々と書かれる。でも、自分はクラブを去るつもりはなかった。常にベストを尽くし、自分を貫きたいと思っている。

インタビュアー:シーズン終了後に、ポカールかリーグ優勝のどちらを手に入れていたいですか?
Haidara:(笑) ポカールで優勝したことは夢のようだった。一度それを経験してしまったら、繰り返したくなるものだ。そして、リーグ戦では序盤に勝ち点を落としてしまったけれど、今は自分たちの調子は良いし、中断明けもこの調子でいかないといけない。でも、それがどれだけ大変なことかも理解している。毎試合全力を尽くして、最後にそれが十分だったかどうか、見てみないとね。

インタビュアー:ワールドカップは(2026年から出場チームが)48チームに増える予定です。マリ代表として、ワールドカップに出場することはあなたにとっての大きな夢ですか?
Haidara:サッカー選手にとって、ワールドカップほど大きなものはないだろう。当然、国を代表してこの大会に出場することはこの上ない夢だ。モロッコのようなチームを見ると、アフリカのチームにもチャンスがあることが分かる。アメリカ、カナダ、メキシコで共催されるワールドカップに出場するために、自分は全てを捧げる。