RB Salzburg №30 Benjamin Šeško〔インタビュー〕(2022/9/22)

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インタビュアー:調子の悪かった数週間を経て、また復調しましたね。その前は何があったんですか?
Benjamin Šeško:Leipzigと契約した後に少し足踏みをしてしまった。自分は望んでいなかったのに、明らかに潜在意識に入り込んでしまって、それが試合に影響してしまった。ボールがゴールに入らないということが自分の中で起こっていた。不運だった。チャンスもあったし、シュートもあったのに上手くいかなかった。でも、諦めずに取り組み続けた。それが実を結び、今またゴールを決めれている。今後もそうなり続けることを信じている。

インタビュアー:シーズン開幕前に設定した数字としての目標はありますか?
Šeško:特にない。一日一日を大切にし、毎回の練習や試合でベストを尽くしている。その先に何が待っているのかは見てみよう。

インタビュアー:(Leipzigとの)契約後にクラブでの立場は変わりましたか?
Šeško:監督をはじめ、クラブの誰に対しても態度は何も変わっていない。チームメイトとの関係も以前と変わらない。

インタビュアー:国際的な移籍の噂が流れ、多くの大手メディアにも書かれていた時の19歳の心の中はどうなっていたのでしょうか?
Šeško:本当に色々なことが書かれていた。ここに移籍するとか、あそこに移籍するとか。でも、あまり気にしなかった。現実的な立場を貫き続けていた。もちろん、自分の耳にも色々と聞こえてきたけれど、それは脇に置いておいた。そうすることで、1番大事な自分の試合とサッカーに集中できた。

インタビュアー:しかし、ManUtdやChelsea、PSGなどのビッグクラブに行くという噂はサッカー界におけるあなたの知名度を確実に上げたのでしょうか?
Šeško:そうだね。自分のSNSのフォロワーが大幅に増えたのは事実だし、それは決して悪いことではない。自分の周りで起こっていること全てが良い副次的効果だった(笑)

インタビュアー:ロンドン、マンチェスター、パリ、ミュンヘンマドリードに行く可能性は実際どれほどあったんですか?
Šeško:オファーがあった、興味を持たれているということしか知らない。これらのクラブ(への移籍)にどれほど近づいていたのか、どこがオファーを送ってきたのかは知らない。

インタビュアー:最終的にRB Leipzigに決めたのはなぜですか?
Šeško:代理人や家族と相談して決断した。プレースタイルやその他の全ての面でLeipzigがベストな選択だと一緒に判断した。今の自分に1番合っているクラブだと思う。また、Salzburgとプレースタイルが似ていることも理由だし、それは喜んで歓迎すべきことだった。

インタビュアー:しかし、Leipzigは新シーズンの序盤で成績不振に陥っており、現在はブンデスリーガで12位に留まっています。来季のCLでプレーできないことを恐れているのでしょうか?
Šeško:いや、そうはならないと思う。Leipzigは自分たちの姿を取り戻して、飛躍してくれるだろう。そうなるような気がしてる。彼らを信じて疑わないし、自分が来季もCLでプレーすることを信じて疑わない。

インタビュアー:今季はSalzburgの一員としてCLをプレーしていますね。最初の2試合ではMilanとChelseaに引き分けました。次の対戦相手はDinamo Zagrebです。この難しいグループを勝ち上がれると思いますか?
Šeško:もちろん自分たちは次の試合でDianmoに勝つことを目標としているし、勝つことができれば、先に進むチャンスは十分にある。この試合は自分たちにとって非常に重要だ。でも、自分たちは1試合ずつを戦っていく。自分たちがトーナメントに進出できると思っているけれど、最後の最後まで戦い続けなければいけない。

インタビュアー:transfermarktでのあなたの市場価値は今週€10Mから€20Mに跳ね上がりました。これはあなたにとってどんな意味があるのでしょうか?
Šeško:そのことは自分でも確認した。でも、あまりそういうことは気にしないようにしている。ただ、自分が一生懸命に良い方向で取り組めていることを確認できた小さな証でもあった。自分の成長が正しい方向に進んでいることの証だ。この事実が最後まで戦い続け、前進し続けるための更なるモチベーションになっていることは間違いない。

インタビュアー:今後の課題や自身の弱点は何ですか?
Šeško:特に具体的な点は指摘しないけれど、もちろん、どんなサッカー選手にもマイナス面があることは明らかだ。自分は自分のプレーのあらゆる部分を改善することができると思うが、目に見えるほどの明らかなマイナスは見当たらない。テクニック、シュート、ピッチ上での動き、スピード。これらを更に伸ばすことができれば、真のトッププレーヤーになれると思う。

インタビュアー:代表の話に移りましょう。UNLの最後の2試合はノルウェースウェーデンとの対戦になりますね。どんなことを期待していますか?
Šeško:たくさん戦い、多くの欲望を持つことだ。そうであれば、自分たちが何者であるかを示すのには十分だろう。

インタビュアー:この2試合で勝ち点はいくつ取れれば満足ですか?
Šeško:チーム全体にとって余計な負担になりかねないから、そこは明言しない。リラックスして試合に臨み、最後まで戦い続ければ、きっと良い結果になるはずだ。

インタビュアー:代表チームでの気分は良いですか?
Šeško:最高だ。みんなが自分を良い形で迎えてくれた。仲間との関係も良い。全てが驚異的なんだ。チームメイトを特別視することはない。みんなと仲良くしている。

インタビュアー:このチームは私たちが12年前から待ち望んでいたこと、つまり主要大会への出場権を獲得することができるのでしょうか?
Šeško:自分は仲間、そして全員を信じている。自分たちにはそれを成し遂げるだけの素質がある。少しの運も必要だが、自分たちが望む大きな大会に出られると信じている。

インタビュアー:土曜日のノルウェー戦に向けた準備は順調ですか?
Šeško:全てが順調だ。ケガもなく、雰囲気も良い。自分自身も全てが順調だ。どんな瞬間も楽しみにしている。それが1番大事なことだ。

インタビュアー:ノルウェー戦では以前から比較されてきたErling Hålandと再会します。そのことはあなたにとって重荷になっていますか?
Šeško:毎回話していることだが、自分とHålandを比較するのはやめてほしい。確かに2人とも足が速いし、背も高いし、見た目も似ている。でも、結局のところ自分たちは異なるプレースタイルを培っていると思う。

インタビュアー:ManCityの新星は今季も印象的な活躍を見せています。10試合に出場して14ゴールです。
Šeško:彼は本当に驚異的だ。全てのストライカーが彼から多くを学ぶことができるだろう。彼はどんなチャンスでも得点する。時々、彼の試合のハイライトを見るんだけど、彼が蹴ったボールはほとんど全てがゴールに入るんだ。

インタビュアー:オスロ(@ノルウェー)で対戦しましたが、どちらも得点はなく、試合はスコアレスドローに終わりましたね。今回のストジツェ(@スロベニア)ではどんなことが期待できるでしょうか?
Šeško:ノルウェーは面白いチームだった。自分たちが彼をうまく止めたから、彼は試合後に最も幸せにはなれなかった。自分たちはとても懸命に戦った。土曜日の試合はとても緊迫したものになりそうな予感がする。どうなるだろうね。

インタビュアー:あなたのお手本は現在のプレミアリーグの得点王ではなく、他の人ですよね。誰なんですか?
Šeško:Zlatan Ibrahimovićだ。ずっとそうだった。なぜかって?彼のプレースタイル、ボールを持った時のプレー、ピッチの内外であえてすることが好きなんだ。彼は天才なんだ。