RB Leipzig №7 Dani Olmo〔インタビュー〕(2022/8/18)

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インタビュアー:Bayern戦では素晴らしいプレーを見せ、Stuttgart戦、Köln戦でも良いプレーを見せましたね。自分自身の調子には満足していますか?
Dani Olmo:身体を休め、何の問題もなく完璧にシーズンに向けた準備ができたことは自分にとって良いことだった。自分の身体やプレーに自信がある。もちろん、チームメイトに対してもね。Stuttgart戦やKöln戦ではかなり良いプレーができた局面もあったが、十分とは言えなかった。

インタビュアー:2021年の夏は疲弊したシーズンの後にEUROとオリンピックで成功を収めましたね。その後、ケガでいつものような違いを生み出す存在になれない時期が長く続きましたね。良いことに対する代償だったのでしょうか?
Olmo:サッカーが大好きだし、流れに乗り、体調も万全で、気負うこともなかった。サッカー選手がオリンピックに出場することは何度もあることだろうか?おそらく一生に一度だろう。そして、その夢をスペイン代表チームで叶えることができ、東京に行くことを許してくれたクラブにとても感謝している。東京では金メダルがブラジルに渡ったことを除けば、あらゆる面で素晴らしい大会を送ることができた。

インタビュアー:あなたはもともと体格の良い人ですが、東京オリンピックの後には数キロ軽くなってCottawegに戻りましたね。それは意図的なものなのでしょうか、それともたまたまそうなったのでしょうか?
Olmo:後者だ。東京での気候、それに試合や緊張感。これら全てが数キロ落ちる要因となった。昨季の前半はみんなが大変だった。自分は細かいケガもあって、思うようにチームを助けられなかった。でも、プロとして常に学び続け、自分自身と自分の身体をよりよく知ることができた。その点で自分は多くの経験を積むことができた。

インタビュアー:体重も戻り、生き生きとしてダイナミックになりましたね。既にベストコンディションなのですか?
Olmo:2節の段階で絶対的なベストコンディションでいられるサッカー選手はいないし、自分もそうだ。自分たちは皆、より良くなるために、ミスをなくすために、試合に勝つために毎日懸命に働いている。サッカーは個人競技ではない。Stuttgart戦とKöln戦で2回勝ちを逃したし、試合終了のホイッスルが吹かれた後にはみんなが同じことを感じていた。

インタビュアー:スタートダッシュに失敗したことは監督の話にも反映されたのでしょうか?
Olmo:いや。Domenico Tedescoは自分たちのことをよく知っているし、自分たちも彼のことを理解している。関係性に変わりはないし、全ての分野において正しいコミュニケーションが取れている。

インタビュアー:トレーニングにおいて真剣さとユーモアを両立させられると思いますか?
Olmo:そうしなければなりません。ピッチ上でもドレッシングルームでも自分たちは集中力と喜びを持って働いている。勝利に代わるものがないことは明らかだ。

インタビュアー:StuttgartのGKは人生をかけた試合をして1-1のスコアに留めました。そしてDominik SzoboszlaiのレッドカードはKöln戦のタスクをより困難なものにした。そのように考えていますか?
Olmo:言い訳を探しているわけではない。StuttgartとKölnには失礼だが、勝ち点6点のうち勝ち点2というのは少なすぎる。この2試合では自分たちに別の期待をしていた。

インタビュアー:最初の3試合のうち、最もタフなのはAlten Förstereiでの試合だろう。Union Berlinとの試合は簡単なものにはならない。昨季の1-2を思い出してほしい。
Olmo:Union Berlinはフィジカル面、個人として、そしてチームとして強く、自信に満ちていて、対戦するのは難しい。ホームでの2試合(DFBポカール準決勝での2-1勝利、ブンデスリーガでの1-2での敗戦)でもそれを実感した。ベルリンで何が起こるかは分かっているし、自分たちの力を発揮しなければならない。走るという意味でも、全てのデュエルにおいても。タフな戦いになるだろうが、解決することができる試合だ。

インタビュアー:ドイツではこう言われています。戦いは勝負の鍵だ。そして、クオリティは苦悩から生まれる。
Olmo:それはどこの国でも同じだ。

インタビュアー:Alte Förstereiはこれまで多くの試合をUnion側へ引きつけてきました。満員の観客は印象に残りますか?
Olmo:良い意味での感動はあるけど、恐怖はない。自分たちはこういう試合を経験するためにサッカー選手になったわけだから。何かが懸かっていて、ファンが本当に熱狂している時が好きだし、土曜日が楽しみだ。

インタビュアー:Timo Wernerがチームに復帰しました。彼をどのように受け止めていますか?新加入の彼のスピードは以前のものと変わらないのでしょうか?
Olmo:彼が戻ってきたことは喜ばしいことだ。Timoは昔も今もスーパープレーヤーであり、素晴らしい同僚であり、いつもフレンドリーで親切だ。そして、そう、彼は今でも電光石火の速さで、ゴールがどこにあるのかを知っているし、ロンドンで全体的に向上し、さらにフィジカル面での安定も増した。彼は自分たちにとって良い存在だよ。Timoが戻り、Christopher Nkunkuは契約を延長し、David Raumがやってきた。クラブは全体的に素晴らしい仕事をしたから、あとは結果もこれに伴ったものにしなければいけあい。

インタビュアー:DFBポカールの優勝はあなたやクラブにどんな影響を与えましたか?
Olmo:プロとして初めての大きなタイトルで、一生心に残るものだ。Freiburg戦はタフな試合だったが、10人になりながらもライオンのように戦い、その結果、報われた。自分たち、監督やサポートチーム、クラブ全体、ファン、そして街のためのトロフィーを手にすることができた。信じられないほど素晴らしい気持ちで、自分たちは団結し、更に上を目指そうという気持ちになった。この感覚をもう一度味わいたいというのが、自分たち全員の大きな願いだ。

インタビュアー:Robert Lewandowskiとは何度か対戦していますが、遠い将来、いつか一緒にプレーしてみたいですか?
Olmo:誰もがベストな選手とプレーしたいと思うし、Robert もその1人だ。でも、彼はスペインでプレーし、自分はドイツでプレーしている。自分はRB Leipzigと契約していて、ここで代表の選手になったんだ。まだやることはたくさんあるし、荷物の詰められたスーツケースに座っているわけじゃないんだ。RobertとFC Barcelonaの成功を祈っている。ただ、自分にはチームメイト、コーチ、スタッフ、ファンと共にここでやるべきことがあるんだ。

インタビュアー:あなたは2014年にラ・マシアを離れ、Dinzamo Zagrebに移籍しました。全てが上手くいったのでしょうか?
Olmo:間違いなくね。Dinamoでの数年間は自分を早く成長させ、プロのサッカー選手になるとはどういうことかを教えてくれた。それは今でも役に立っているよ。

インタビュアー:カタールW杯でのスペインの目標は何でしょうか?
Olmo:W杯は11月末に開催されるから、間近に迫っているわけではない。自分の関心は次のトレーニングセッションとベルリンでの試合だ。でも、RBでの活躍が選出されるために重要であることも明らかだ。そしてもちろん、国を代表する選手でありたいと思っている。

インタビュアー:ライプツィヒに来て2年半になりますね。満足していますか?楽しんでいますか?幸せですか?
Olmo:はい。ライプツィヒは住みやすく、魅力的で、多面的な街だ。人々は親しみやすく、恭しい。住むには良いところだと思う。