RB Leipzig №10 Emil Forsberg〔インタビュー記事〕(2020/10/02)

開幕から絶好調のForsberg。スウェーデン代表MFが新シーズンへの意気込み、タイトル争い、家族、自身のスタイル、将来のことなどについてをインタビューで語った。

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インタビュアー:

「Mr.Forsberg、CLの組み合わせ結果についてはどう感じていますか?」

Forsberg:

「強敵の集まったグループになった。Manchester Utd、PSG、Başakşehir。素晴らしい試合が行われるだろう。どの相手に対しても自分たちの身を隠す必要はない。」

「先日Bild紙に対して『チームの状態が良ければBayernも倒すことはできる』と発言されていました。ヨーロッパ最強のチームを倒せるのであれば、中期的にはビッグタイトルの獲得を狙っていますよね?」

「Bayernを倒すことは可能なことだ。4-1で勝利したHoffenheimのケースを目の当たりにしたばかりだ。ただ、勝つためにはトップチームらしい試合運びをする必要があるし、ミスは許されない。サッカーをしている人ならだれもが何かしらのタイトルを勝ち得たいと思いながらプレーしている。我々がBayernを超えてタイトルを獲得することはもちろん簡単なことではないが、決して実現不可能なわけではない。」

ブンデスリーガ2試合を終えて自身は2得点です。ここまでは言葉通りの活躍を魅せてくれていますが、ここまで好調な要因は何ですか?」

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「プレシーズンではケガをすることなく、全てのセッションに参加することができた。それ以外に自分を妨げるようなものもなかった。トレーニングに参加できなかったことは一度もなかったし、とても良い状態でいることができている。自分らしいサッカーが再びできるようになってとても嬉しいし、観客に昔のあるべき自分の姿を魅せることができている。」

「2015年の1月に当時国内2冠を保持していたスウェーデンのMalmö FFからほとんど名が知られていない当時ドイツ2部に所属していたRB Leipzigに移籍した時、多くの人が理解を示しませんでした。その当時、Leipzigのプロジェクトの何があなたを納得させたのですか?」

「その当時は自分がドイツの2部のチームへ移籍することを理解できない人達もいた。彼らは自分に対して、’’1部でプレーした方が良い。そこでは成長できない。ステップダウンだ’’と言ってきた。Ralf Rangnickと話をして、彼がクラブのコンセプト、将来的なビジョン、そしてチーム内の自分の役割を説明してくれた。自分はここでプレーしたいと思ったから決断は難しいものではなかった。スウェーデンから他国の一部リーグチームに早い段階で移籍して、数年で戻って来る選手をたくさん見てきた。自分はそうはなりたくなかった。まずは自分の路線にしっかり乗って、新たな国に順応し、言葉もきちんと理解したかった。自分にとってはLeipzigへの移籍はとてもうまく機能した。Ralfとの話し合いを終えたあと、自分が求めていたものとピッタリ合うと感じた。ここでの自分の役割は自分に適切だと思う。」

「次の1月でLeipzigでの6年目に突入します。これまでを振り返ってみて満足していますか?」

「もちろん、とても満足している。我々は設定してきた目標を全て達成してきている。クラブの成長過程を共に見てきた。全てが正しい方向に進んできている。クラブ、選手、ファン、街全体が大きく成長を遂げている。自分がここに来た時に想像していた通りになっている。ここまでは全てが上手くはまってきた。」

「彗星のようなクラブの急上昇を見ていると、近い将来ブンデスリーガのタイトルがこれまでの戦績に続くのでしょうか?」

「誰もがタイトルを獲得したいと思っているし、それと同時に誰もがそれが難しいとも理解している。我々はブンデスリーガでトップクラスのチームの1つだ。ただ、Bayern、Dortmund、BMG、Leverkusenなども含まれている。彼らは素晴らしいチームだ。王者になるにはシーズン通して全てが上手くいく必要があるし、そうなればもちろん夢のようなことだ。それが実際に起きるかどうか?それは分からない。」

「現時点でのLeipzigとの契約は2022年の夏までです。それ以降のプランはありますか?」

「現時点ではない。今はサッカーをとても楽しんでいる。将来のことを何も考えていないのはそれが理由だ。今はここで自分の力を出し、チームが一つでも多く勝てるように貢献したい。その後がどうなるかは分からない。自分は今この瞬間を生きている。」

「どこか違う国でプレーすることを考えたことはありませんか?」

「これまでもいつか違うところでプレーしてみたいと隠さずに話してきた。ただ、既に話した通り今はそのことについては何も考えていない。家族もここでの生活を好んでいるし、国外での生活を心配する必要がないくらいに快適な生活を送れている。」

「かつて自身の最後のクラブはプロデビューを果たしたチームで、現在はスウェーデン2部に所属する地元のGIF Sundsvallと話していましたが、今もそれは変わっていませんか?」

「もちろん変わっていない。自分の身体が許す限り、自分を傷めつけない限り再びSundsvallに戻ってプレーしたいという気持ちはある。それがいつ起きるかは分からないけれど、かなりの高確率でそれは実現すると思う。」

「’’Mini-Foppa’’と呼ばれているそうですが、どのような由来があるのですか?」

「父方の祖父から来たもので、彼が’’Foppa’’と呼ばれていた。父は’’Lill Foppa’’と呼ばれていて、自分は’’Mini Foppa’’になった。2歳の娘、Florenceには’’Micro Foppa’’の呼び名が付いている。」

「人々は父親がレジェンドだったからEmilがここまでの選手になれたと言っています。」

「もちろん自分がサッカー一家に生まれたことは事実としてある。祖父のLennart’’Foppa’’Forsberg、父のLeif''Lill Foppa’’ForsbergはSundsvallの真のレジェンドだ。」

「’’Mini Foppa’’として、彼らと同じクラブでプロになることにプレッシャーを感じたことはありますか?」

「もちろん人々が初めから『親父がレジェンドだからここまで来れたんだろ!』などと言ってくるから簡単なことではなかった。小さいころから父がクラブのレジェンドだということは聞かされていたが、それを気にしたことはなかった。自分は常に自分の道を歩みたいと思っていたし、自分自身で名を揚げたいと思っていた。それと同時に彼らが作り上げてきた歴史は自分をとても誇らしくしてくれることだ。補足だけど、3人共17歳の時にSundsvallでデビューしたんだ。」

「17歳まではフロアボールにも熱中していたそうですが、フロアボールでプロの世界を目指そうと思ったことはありますか?」

「フロアボールは自分にとってとてもプライオリティの高いもので、実際にプロの選手にもなりたかった。とりわけ、サッカーよりもフロアボールでの才能の方が秀でていた。17歳の時にフロアボールの世代別代表選出の目前までいった。その当時サッカーではあまり上手くいってなかった。サッカーも同時にやっていたけれど、心底やりたいことなのかどうかは定かではなかった。そうしたら父が自分に『今はサッカーに挑戦してみろ。フロアボールの世界にはいつでも戻れるけど、25歳になってからプロのサッカー選手を目指すのは不可能だ』と声をかけてくれた。彼は落ち着いて努力し続けることが大事だと伝えてくれた。最終的に彼のアドバイスはとても価値のあるものになったし、自分としても正しい決断ができたと思っている。」

「話を少し戻しますが、祖父はテクニカルなMFで、父は強壮な快速FWでした。プレーメイカーでもありWGの選手でもあるEmilは2人を完璧に混ぜ合わせた所謂、’’Ultimate Forsberg’’ともいうべき存在なのでしょうか?」

「そうとも言えるだろう。多くの人は自分がより祖父に似た選手になると思っていた。父は速くて、強く、得点だけを狙っているような選手だったから、自分や祖父のようなプレーメイカー色は強くなかった。それでも自分は父から受け継いだものもいくつかあると思う。」

「夕方の余暇はどのように過ごしていますか?」

「何をするか?大したことはしていない。妻と一緒に娘と遊んで、その後に彼女を寝かせる。それからは2人で映画を見たりしている。」

「今は何のシリーズを見ていますか?」

Netflixでは’’スーツ’’を、アマゾンプライムでは’’ビリオンズ’’を見ている。」

「模範としているスタイルはありますか?」

「特に模範としているスタイルはない。」

「それはすなわち自分のスタイルを作り上げようとしているということですか?」

「そういうことになる。ただ、別に何かに追われたりしているわけではない。常に新しいものに挑戦している。シャツと合わせるスーツも好きだけど、もちろん毎日着れるものではないからね。」

Instagramではスタイリッシュなルックスもいくつか載せていましたが、自分で選んだのですか?それとも奥さんが選ばれたのですか?」

「ほとんどの場合は自分で選んでいる。ただ、妻は自分に新しいスタイルに挑戦して欲しいとも思っている。彼女の前では特段ファッショナブルでいる必要はないし、パーカーとジーンズでいることも多いから、とてもいいことだと思う。自分としても新しいことに挑戦してみたいし、自分だけだったら新しいことに挑戦していないと思うからね。」

「人生やサッカーをするにおいてのロールモデルはいますか?」

「父のLeifと母Annaの名を挙げずにはいられない。サッカーではZlatan Ibrahimovicが常に自分のロールモデルだった。」

「代表でも共にプレーされていましたが、どのように感じていましたか?」

「もちろん自分のアイドルと共にプレーできたことはとても素晴らしいことだった。Zlatanは素晴らしい人間だ。」

 

「ロッカールームでの彼はどんな感じですか?勝利のメンタリティを持ち合わせていることで有名な彼ですが、実際にそれを体現しているのですか?」

「彼は真のプロフェッショナルで、常に勝利を目指している。彼は常に多くを要求しているし、自身はそれをきちんと遂行している。自分からも多くのことを引き出してくれた。それに彼はピッチの外でも素晴らしい人で、楽しさと笑いをもたらしてくれた。」

「2018年に娘さんが生まれてから父親としての幸せはどのように感じていますか?」

「全てのことが幸せだ。朝起きて愛娘をベッドから抱きかかえるだけでも素晴らしいことだ。言葉ではなかなか説明できるものではない。彼女のことを見つめ、これが自分の娘なんだと考えるだけで言葉にならないほどの幸せを感じる。父親でいられて嬉しいし、家族のことを愛している。毎朝小さな笑顔と共に目を覚まし、世界で1番の父親であろうと思う。」

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「2人目以降を考えたりはしますか?」

「もう1人は欲しいなと思っている。それがいつになるかは分からないし、もちろん妻とも話し合わなければいけない。」

「父親であることで何か新たな一面に気付いたことはありますか?」

「自分はより冷静になることができたと思っているし、より良い観点から物事を見ることができるようになったと思う。本当に重要なものが何かを知ることができたし、これが自分をさらに良いサッカー選手にさせてくれたと思う。」

「ある時インタビューでチームメイトのYussuf Poulsenよりも上手に料理ができると話されていましたが、自身の調理スキルに関してはどう見ていますか?自宅でもキッチンに立っていますか?」

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「そうだね。娘のための料理も作らなければいけないからね。そして、Yussiよりも上手に調理できることも確かだ。デンマーク人は’’スモーブロー’’(デンマークの伝統料理)を食べたりする。スウェーデンにはまた異なった食文化がある。」

「例えば何を調理したりしますか?」

「何でも作る。"Korv Stroganoff"(直訳するとソーセージストロガノフ)と呼ばれるものがあって、米と一緒に食べる。スウェーデンのソーセージ’’Faulkorv’’にトマトピューレ、ハーブ、タマネギ、ホイップクリーム、少量のケチャップ、塩コショウ、パプリカパウダー、チリパウダーを加え、鍋に入れてよくかき混ぜるととても美味しい料理ができるんだ。」

「10年後のEmil Forsbergは何をしている予定ですか?」

「いい質問だ。きっとサッカーに関する何かをしていると思う。例えば若い選手の育成とかね。この分野は自分にも多くのことをもたらしてくれると思うし、間違いなく夢中になることができると思う。」

「それは故郷のSundsvallでなのか、Leipzigで、あるいはそれ以外のどこでの予定ですか?」

「きっとその時までにはSundsvallに戻っていると思う。」

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