RB Leipzig №10 Emil Forsberg 〔インタビュー記事〕(2022/5/20)

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インタビュアー:見渡すと(*このインタビューはCottawegの練習場のピッチ上で行われたもの)、ドイツサッカー界で最も近代的なクラブ施設のひとつが見えますね。実際に、2015年冬にRBに加入したときに着替えをしていたコンテナを覚えていますか?
Emil Forsberg:もちろん。目の前にあるからね。
インタビュアー:寒気を覚えましたか?
Forsberg:(笑) いや、その逆かな。素晴らしい思い出だ。あれは、なんというか......地に足がついたというか......。当時、あのコンテナで最初に覚えたのはドイツ語の「Achtung(訳:注意)!」という言葉だった。
インタビュアー:どうしてですか?
Forsberg:シャワーが全部つながっていたんだ。自分のシャワーをつけると、他のシャワーが冷えてしまう。だから、中に入って大きな声で『Achtung!』と叫べばみんなに伝わるんだ。
インタビュアー:それから7年以上が経ち、3回目のポカールの決勝まで面白い弧を描いています。あなたのようなベテランのコンテナプレーヤーがクラブにとって初めてのカップを勝ち取ることができるのです。
Forsberg:そうだね、信じられないようなことだね。多くのことが起こった。そして、自分たちはまだここにいる。当時のコンテナは自分たちがどのように発展してきたかをとてもよく表している。特に7年間一緒にここにいる年配の古参組たちの顔を見ると、それが一番うれしい。これはチームにとっても大切なことだと思う。この浮き沈みの激しいシーズンの最初の半年間でしたように、自分たちは冷静さをもたらすことができる。悪い時期は必ずあるけれど、その後また上がっていく。
インタビュアー:このような背景を共にしてきたWilli Orban, Lukas Klostermann, Marcel Halstenberg, Yussuf Poulsen and Peter GulacsiにとってFreiburg戦はある種の運命的な試合と言えるのでしょうか?もしかしたら、タイトル獲得への最後のビッグチャンス?
Forsberg:そうだね、そんな感じだ。でも、プレッシャーはない。こんな試合は毎日あるわけではないから。楽しめ、絶対に楽しめ!怖がるな!ということを自分はいつもみんなに言っている。みんな熱いし、天気もいいし、いいトレーニングをしてきたし、あとはベルリンに行ってトロフィーを手に入れたい。
インタビュアー:Leipzigでの時間を黄金のものにするために、タイトルは必須ですか?それとも、トロフィーがなくても平穏無事でいられますか?
Forsberg:Leipzigでのキャリアと7年間で達成したことをとても誇りに思っている。もちろん、久しぶりのタイトルを獲得することは信じられないようなことだ。たとえそれができなくても、いつかRBでの日々を誇りをもって振り返ることができるだろう。でも、今カップを獲ったり、いずれはドイツ王者になるのも悪くないと思う。
インタビュアー:3度目のポカール決勝。BayernとDortmundとの2試合は、どちらかというとRBが下馬評では劣勢だった。今回が初めての決勝となるSC Freiburgとの対戦は、どんな感じなのでしょうか?
Forsberg:その考えは危険だ。世間ではLeipzigが有利で勝つべきだと言われているが、FreiburgはFreiburgで、自分たちはLeipzigで、Leipzigは5、6年前からトップチームなんだ。でも、Rangersとの試合を見て欲しい。あそこで負けるなんて、誰が考えただろうか。たった1試合のことなら、誰もがどんな相手にも勝てる。Freiburgは本当にいいチームだしね。
インタビュアー:Rangers戦では試合中ずっとベンチに座り、イライラしていましたね。そのことはベルリンでの試合にどう影響するのでしょうか?
Forsberg:グラスゴーでの試合の後の落胆はもちろん大きかった。でも、それは比較的すぐに解消された。それが経験というものだ。調子がいい日もあれば悪い日もあり、そしてまた調子を取り戻していく。Rangers戦の後、CLへの出場権を獲得したいと強く思っていたし、それは達成できた。今度はトロフィーが欲しい。
インタビュアー:Olympiastadionでの試合のようなビッグゲームにRBはどのように対処しているのですか?以前はたとえ年配の選手であっても、プレッシャーに弱いという印象が常にありました。
Forsberg:試合ごとに違うから何とも言えない。常に持っていなければならないもの、それは意志と情熱だ。そして、試合でボールプレーがたとえ悪くても、倒れるまで戦うこと。それがベースにとしてなければならない。今シーズンは良い試合もたくさんしてきたし、そうでない試合もいくつかあったと思う。でも、シーズン前半を見ると最後の半年はとてもよくやっていたし、ブンデスリーガの後半戦ではベストチームだった。今はポカールがもう1試合あるから、そこにすべてを注ぎ込まなければならない。
インタビュアー:あなたはすでに2つの決勝戦を経験しました。1つはまったく人がいないスタジアムで、もう1つは満員の観客の前での決勝戦です。若い選手たちにはベルリンで何が待ち受けているのか、どのように説明しているのでしょうか?
Forsberg:ポカールの決勝を戦うということ。ドイツサッカー界ではリーグ戦の後にある最も大きなイベントだ。周りを見て、人々に気づく。その半分は自分たちが勝つのを見るために来ているのだから。あとは楽しむだけだ。サッカーとは楽しむこと、リラックスすることだ。過去は過去。自分たちは試合に勝ちたいんだ。
インタビュアー:(昨季の決勝の)Dortmund戦では前半からベンチに座り、実際には0-3で負けていたわけですが、出場の可能性についてはどのように評価していますか?
Forsberg:(笑) 見てのお楽しみだね。みんな熱くなっていて、トレーニングでは最高の顔を見せてくれた。今、監督は選択の余地を与えられている。
インタビュアー:Freiburgとの対戦が難しい理由は何でしょうか?
Forsberg:彼らは危険なゾーンにボールを入れられれば、全力で前へ前へと残忍なディフェンスをしてくる。Freiburgは何年にも渡ってそれを見事にやってのけた。Christian Streichは素晴らしい監督で、彼のシステムにぴったりな選手が揃っている。彼らはどの試合でも全力を尽くし、常に100パーセントの力を発揮する。ロングボールで勝負し、デュエルでセカンドボールを多く奪取し、クロスがうまく、Vincenzo GrifoやRoland Sallaiなど良い選手たちも揃う。素晴らしいチームだから、気をつけなければならない。
インタビュアー:今季のリーグ戦は2試合とも1-1で終わっています。延長戦に向けて気を引き締めているのでしょうか?
Forsberg:90分で勝者になりたいと思っている。それがうまくいかなければ、延長戦に入り、必要ならPK戦になる。何が何でも勝ちたいんだ。
インタビュアー:実際にPK戦の練習をしましたか?それともその必要はないのでしょうか?
Forsberg:自分に言わせれば、PKの練習は必要ない。PKの決め方はだいたい分かる。でも、もしかしたら試合の少し前に練習するかもしれない。
インタビュアー:Augsburg戦の4-0の勝利を除いて、RBのプレーはここ数週間、納得のいくものではありませんでした。どこに理由があるのでしょうか?
Forsberg:シーズンは長く、土曜日には52試合目がある。試合数が多いことが原因かもしれない。それでも、ほとんどの試合を支配し、何の根拠もなくブンデスリーガで後半戦のチャンピオンになったわけではない。
インタビュアー:献身的なプレーは常にありますが、創造性や躍動感が欠けていることもあります。
Forsberg:自分たちは常にベストのパフォーマンスを発揮したいと思っていることは確かだ。たとえばリーグ戦ではFreiburgは10人でゴールを死守した。そうすると、深いボール、クロス、ゴールと、そう簡単にはいかない。時には試合を経験し、何を変えなければならないかをピッチで学ばなければならない。Rangers戦、Union Berlin戦、Bielefeld戦から多くのことを学んだ。そこで一歩前進した。また、ポカールの前のトレーニングでは戦術や動きのパターンを繰り返し確認する時間がたくさんあった。土曜日に向けて、とてもいい準備ができたと思っている。
インタビュアー:RBでの最もエキサイティングなシーズンでしたか?
Forsberg:そうだね。最初の6カ月は簡単ではなかったし、Bielefeldでの最終戦ではPhilipp Tschaunerと一緒にベンチに座って最後の数分間を過ごしたんだ。彼は携帯電話を持っていて、FreiburgがLeverkusen相手に1-1と追いついたのを見て、''おい、おい!'' と思ったね。ここで何が起きたか?Willi Orbanのゴールは純粋な救いだった。
インタビュアー:自身がプレーしていたかもしれないELの決勝戦は見ましたか?
Forsberg:見たよ、まったくの問題も恨みっこもなしでね。ただ、Rangers戦では十分な力を発揮できなかった。
インタビュアー:安心してポカールに集中できる今、それは利点でもあるのでしょうか?
Forsberg:自分は2つのタイトルが欲しかった。でも、あなたが言うように、Freiburg戦に完全に集中するための1週間ができた。それはアドバンテージになり得る。
インタビュアー:あなたがTiteln(タイトル)ではなくTitten(お〇ぱい)と口を滑らせたことは伝説的です。タイトルを獲ったらどうするか、もう考えているのですか?

Forsberg:縁起のないことにはならないで欲しい。でも、もし優勝したら、ファンのために何か考えないとね。
インタビュアー:Tシャツ?
Forsberg:胸にフレーズとトロフィー2つをあしらったものかな(笑)
インタビュアー:2013年と2014年、あなたはMalmöでスウェーデンリーグを制しました。タイトルはどんな感情を引き起こすのでしょうか?
Forsberg:すごい瞬間だし、すごい感情になる。2016年にRBで昇格したときも同じで、忘れられない。誰もがハッピーになるし、完全にその瞬間を生きている。ファンの目に幸せが見えるんだ。その瞬間に自分が何か重要なことを成し遂げたと実感する。純粋な愛を感じる、それが報酬なんだ。この日曜日にもう一度それを体験したい。