RB Leipzig №4 Willi Orbán〔インタビュー〕(2022/8/4)

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インタビュアー:Willi、新シーズンに向けてこの数週間をどう過ごされましたか?
Willi Orbán:代表戦があったから短い夏休暇しかなかったんだ。でも、Cottawegに帰ってきてみんなに会うのが楽しみでもあったんだ。そこから、オーストリアでのトレーニングキャンプ、プレシーズンマッチ、スーパーカップと再び本格的に動き出した。

インタビュアー:あなたはいつも栄養面や規律面でとても集中していますね。休暇中もそうなのでしょうか?それとも7月初旬にトレーニングに戻ったことが切り替えとなったのでしょうか?
Orbán:休暇中でも自分のライフスタイルは変わらない。食生活や睡眠のリズムに気を配ることが習慣になっている。夏休暇の間も定期的なトレーニング、特に筋力トレーニングはつきものだ。だから、ここLeipzigで日々のトレーニングに戻るのは難しいことではない。

インタビュアー:それでもあなたにとって休暇は重要であり、特別なものなのですね?
Orbán:休暇は非常に重要で、身体面よりも精神面においてより重要だ。特に、自分たちのような浮き沈みの激しいシーズンやポカールの初優勝の後には1度全てから離れ、振り返ることが良い。

インタビュアー:では、ポカールの優勝を落ち着いて振り返ることができた瞬間もあったのですね。
Orbán:そうだね。シーズン中の速いペースでは全てを楽しむことはできない。振り返ってみて、RB Leipzigにとって初めてのメジャータイトルを獲得したこと、このトロフィーの意義を理解するともっと欲が出てくるんだ。

インタビュアー:SouthamptonとLiverpoolとのプレシーズンマッチ、そしてBayernとのスーパーカップが終わりましたが、チームとしての現状はどうでしょうか?
Orbán:フィジカル面では十分なレベルにあるし、Bayern戦の後半にはそれを証明することができた。チームのほぼ全員が各々のトップレベルまで上がっていることが重要だ。Joško (Gvardiol)とYussi (Poulsen)は今チームが欠いている2人だ。それ以外の残りのメンバーが良い状態であることがより重要だ。

インタビュアー:昨季と比べて自分たちのチームをどのように見ていますか?
Orbán:良いチームだが、まだ改善の余地はある。David RaumやXaver Schlagerもそうだが、重要なのは新しい選手が加わった時に、チームとして強くなるということだ。なぜなら既にチーム全体が良い状態にあるからだ。

インタビュアー:Tyler AdamsとNordi Mukieleという長年活躍した2人の選手が去りましたが、このような別れはチームではどのような形で行われるのでしょうか?
Orbán:このような移籍はとても短期間で成立することが多い。残念なことに最近はきちんとお別れを言う時間がほとんどないことが普通になっている。でも、彼らがサッカー界からいなくなるわけでもないし、またいろいろな形で再会することになる。

インタビュアー:その代わり、Xaver SchlagerとDavid Raumという2人の新加入選手をチームに迎えることができました。新しいチームメイトを取り込む上で、副キャプテンとしての役割は何でしょうか?
Orbán:XaverとDavidは代表選手でもある経験豊かな2人だ。だから、既に何人かは色々な形での対戦でお互いのことを知っている。2人ともドイツ語を話すから、コミュニケーションも完璧にとれるし、溶け込みやすいだろう。もちろん、リーダーである自分たちはいつでも質問に答え、できる限りの手助けをする。いずれにせよ、2人は素晴らしい印象を与えてくれる。

インタビュアー:リーダー格の選手と言えば、Christo(pher) Nkunkuは新たにチームの幹部メンバーの1人となりました。その経緯について簡単に説明してください。
Orbán:まず、多くのオファーがある中でLeipzigに残ることを決めたのはChristoの素晴らしい証だ。Christo個人としてはピッチ外での責任を果たすための次のステップになるはずだ。彼は昨季に目覚しい成長を遂げた。人間的にも最初からとても成熟していた。フランス語圏の選手を幹部に加え、チームを代表する1人に据えようというアイデアでもにあった。

インタビュアー:11月中旬からカタールでのW杯が開催されるため、これまでとはやや異なるシーズンが予想されます。新シーズンに向けての意気込みは?
Orbán:パンデミックの影響でこの2年間はほとんど通常通りのシーズンではなかった。だから、それほどネガティブに捉えてはいない。確かに、ミッドウィークの試合が多くなることは予想されるが、昨季も同じだった。2ヶ月の休暇期間があることはむしろ利点かもしれない。それにW杯はピッチで闘う選手にとってはとてもいい刺激になり得る。

インタビュアー:最後に、日曜日のブンデスリーガ開幕戦となるStuttgartとの試合に向けて聞かせてください。
Orbán:まず、守備の基本を忠実にこなすことが大切だ。それは毎回のトレーニングでも重要だし、実際の試合でも非常に重要になる。基本的にはLiverpool戦やBayern戦とは全く異なる試合になることが予想される。とはいえ、Stuttgartとの試合は決着済みの試合とはならないだろう。昨季のVfBは簡単なシーズンではなかったが、チームには多くのクオリティがある。でも、Stuttgartとのアウェイマッチではこれまでいつも良い成績を残しているから、いい気持ちで旅立つことができる。

インタビュアー:既にLiverpool戦やBayern戦で我々のファンに再会していますね。それによって開幕がどれほど楽しみになりましたか?
Orbán:Bayern戦では既にスタンドが盛り上がっていたし、ピッチ上でも応援を感じることができた。ゴール裏のファンがどれだけ自分たちを盛り上げることができるのかということも実感できたし、新たなシーズンと最初ののホームゲームが本当に楽しみだ。

インタビュアー:赤で統一されたホームスタジアムはいかがですか?
Orbán:素晴らしい。RB Leipzigのファンでこれが良くないという人はいないだろう。長い間待っていたものだから、今となっては楽しみの方が大きい。

Orbán:最後に、今シーズンの目標について話したいと思う。過密日程の中で他のチームを追いかけることなく、良い流れに乗れるように良いスタートを切りたい。シーズンが終わる時にCLの出場権を獲得していたいことは明らかだ。
ホームゲームが本当に楽しみだし、また真のホームの力になって、守備面でリーグのトップであり続けたい。守備がチャンピオンを決める、と言うからね。