Red Bull Arena改修工事に関して

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スタジアムアクセス・入場

・セクターB(南側ゴール裏)の前にあるスタジアムの壁に通り抜け通路ができ、スタジアムへのアクセスが容易に。新しい通路には、3つ目となるファンショップが統合される予定。
・4つの新しい歩道橋が建設され、スタジアム上層階へのアクセスが容易に。
・将来的には、全ての来場者のためのスタジアムの入り口が中央の入り口があるスタジアム前の芝生広場に示される。その他の入口も残される。

改修後の総収容人数

改修後のRed Bull Arenaには47,000人のファンが収容される。

セクターB(南側ゴール裏)

・セクターBは立見席のブロックに変更される。これにより、セクターBの収容人数は5,000人から10,000人へと倍増。
・立見席の整備により、ブンデスリーガの試合でのスタジアムの収容人数は48,000人に。

・スタジアム内に座席を追加することも選択肢の一つとして残されている。その場合、ゴール裏のエリアの前に(防護)ネットを設置することが必須となることから、当面は見送られる。
・さらに、鐘塔の2フロアにトイレと売店が増設される。ゲストエリアを除くセクター分けが廃止されることにより、全てのファンが自由に移動でき、B、Dセクターに新設されるトイレや売店も利用できるようになる。
・セクターD(北側ゴール裏)では、現在の大型の飲料販売店のエリアに追加のトイレが作られる。これらは警察本部とスタジアムコントロールルームに移動する。
・セクターA(ベンチ側タッチライン裏)の上層部には、新しいセキュリティ本部が作られます。

・セクターBの5,967席は撤去され、今後は新たに赤い座席と立ち見席の組み合わせに変更される。

車いす利用者のためのプラットフォームも新たに設置される。将来的には99席の車いす席を設置する予定(現在は48席)

改修後のセクターBのキャパシティ

・仕様①(全席で着席)
24.2~32.1ブロックで合計6,170人
・仕様②(左右のセクター端の2つの半ブロックを除く全てで立見席)
10.500人

ゲストエリア

ゲストエリアは、将来的にはセクターC(ベンチ反対側タッチライン裏)下段とセクターD(北側ゴール裏)のエリアに設置される。このエリアは3つのブロックに分かれている。これらのブロックは、需要に応じてゲストファンのために部分的または完全に開放される。

外側の2つのブロックは完全な観客席のままで変わらない。中央(内側)のブロックは新しい赤い座席と立見席の組み合わせにより、着席と立ち見の両方の観戦方法で使用できる。
この1,911席は既に新しい赤いコンビネーションシートに変更されている。その一環としてゲストファンのアクセスにも配慮し、スタジアム正面に新しい入口を設け、スタジアム内に新しい階段を設置した。

改修後のゲストエリアのキャパシティ

仕様①(全席着席)
2,875席
仕様②(着席と立ち見の組み合わせ)
4,775席

インフラストラクチャー

・スタジアムでは、2019年のシーズンオフ期間に投光照明とスピーカー設備を一新予定。
・19/20シーズンには、Red Bull Arena全体にLTEが導入され、インターネットの受信環境が整う。ネットワークプロバイダーによる作業が行われており、2019年8月中に完了予定。

※お知らせ
工事はすでに進行中で、スタジアム南側の壁の開通工事、立見席の設置、新たな売店やトイレの建設などの大規模な対策が2021/22シーズンの開幕までに完了予定。

スタジアム改修具体例

Red Bull Arenaの改修の過程で、2021年の夏にスタジアムの全ての座席が交換され、将来的にはクラブカラーの赤と白に輝く。

Red Bull Arenaの改修プロセスにおいて、RB Leipzigは多くの分野で持続可能性を重視すると共に、近未来的なスタジアム体験のためのモダンで革新的なコンセプトも重視している。

そのため、21/22シーズンからはブンデスリーガのクラブとしては初めて、マッチデーチケットをデジタルモバイルチケットまたはPrint@Home(自宅など観戦者自身が印刷)チケットのみで提供する。また、シーズンチケットでは、初めてスマートフォンからアクセスできるモバイル版を用意。

SEATainabilityプロジェクト

座席交換の際には、資源保護にも気を配っている。RB Leipzigはこれまでの青色のスタジアムシートに使われていたプラスチック部材の持続可能な利用方法を検証するため、ライプツィヒ応用科学大学 (HTWKライプツィヒ) と共同でプロジェクトを立ち上げた。"SEATainability "です。
プロジェクトグループはHTWKライプツィヒの学生15名が素材の持続的な再利用やリサイクルのためのアイデアを開発。 

''グリーン・フットプリント・シート''、''リカバリー・シート''、''ノー・リミット・シート''という各プロジェクトグループでは素材が新たな目的に使用できるかどうかの実現可能性分析とコンセプトを扱った。このように学生たちは実践的なプロジェクトワークを行い、創造的な課題に取り組むことができた。

6月中旬に学生たちは選ばれた審査員の前でアイデアを発表する。最も優れたコンセプトには賞が贈られる。

持続可能な座席交換

セクターB(5,967席)とゲストエリア(1,911席)では合計7,878席が新しい赤い座席と立見席の組み合わせに完全に置き換えられる。これらのエリアでは将来的に立見での観戦または着席での観戦の選択が可能にとなる。 
残りのエリアの30,000席以上の座席は固定となり、従来の青・水色のプラスチック部品(背もたれ、シート表面)が赤色の部品に置き換えられる。
古い座席は完全にリサイクルされ、プラスチック製品の新たな生産に持続的に利用される。
座席の新しい赤いプラスチック部品は約80%が再生プラスチックで構成される。

ファンのためのユニークな記念品

セクターBの全てのシーズンチケット保有者を対象にオンラインでのアンケートを実施し、取り外される座席への関心と任意の寄付を募った。合計で16,000件以上のリクエストがあったが、全ての座席の寄付とはならなかった。
その結果、セクターBとDの古い座席4,317脚が必要な留め具も含めて、セクターBのシーズンチケット保有者と主に地域のクラブや文化施設に無料で提供された。
また、改修工事のために座席を変更しなければならなかったセクターAとDのシーズンチケット保有者には選手のサインが入った座席をプレゼントした。
我々のファンは合計で13,000ユーロ以上をスタジアム所有権協会に寄付してくれた。本当にありがとうございます。
この金額は、今後、以下の慈善団体に均等に分配される。
・癌の子供を持つ親への援助
ライプツィヒ子供財団
・子供病院財団
・重い心臓病を持つ子供ホスピス
・Minilöwen (未熟児・病気の新生児を支援する会)
ライプツィヒ・サッカー協会 (子供・青少年のスポーツ振興のために使用)