23/24 ブンデスリーガ 第4節 vs FC Augsburg マッチレビュー

23/24 ブンデスリーガ 第4節 FC Augsburg戦のレビュー

試合情報

23/24 ブンデスリーガ 第4節 FC Augsburg

日時

2023年9月16日(土) 15:30(日本時間22:30) KO

場所

Red Bull Arena (Leipzig)

主審

Sascha Stegemann

スタメン

Leipzig

Augsburg

試合結果

RB Leipzig 3 (3HT0) 0 Augsburg

35' 
1-0 Xavi Simons (Loïs Openda)
51' 
2-0 Loïs Openda (Xavi Simons)
63' 
3-0 David Raum (Yussuf Poulsen)

試合ハイライト

試合データ

・Castello Lukebaが加入後初先発。

・Emil Forsbergが今季初先発。

・Fábio CarvalhoがRed Bull Arenaでのブンデスリーガの試合に初出場。

・Christopher LenzがLeipzigデビュー。

・Péter Gulácsiが11か月と11日ぶりにメンバー入り。

・Ilaix MoribaとU19チームのTim Köhlerが今季初のメンバー入り。

・1G1Aを記録したXavi Simonsはここまでブンデスリーガ4試合で3G4Aと7得点に直接関与している。04/05シーズン以降、ブンデスリーガデビューから4試合で7得点に関与した選手はPaco AlcacerとErling Hålandの2人しかいなかった。

・ここまで4AのXavi Simonsはアシストランキングでリーグトップ。

・David RaumがLeipzig加入後初得点を記録。ブンデスリーガでの最後の得点はHoffenheim時代の22年4月2日にBochumとの試合で記録して以来、37試合ぶり。

・Leipzigはリーグ戦3連勝で3位に浮上。

・Leipzigはブンデスリーガ開幕からの4試合でクラブ記録の13得点を記録。これまでのクラブ記録は10得点だった。13得点は現時点でリーグで2番目に多い数字。

・Leipzigはここまで4試合で2度のクリーンシートを含む4失点。これはリーグ最少の数字。

・Augsburg戦での無敗記録を14に伸ばした。

・ホームでのAugsburg戦の戦績は7勝1分となった。

・Leipzigは公式戦直近12試合で11勝。

ブンデスリーガでは直近8試合(昨季からの継続)で7勝を記録。これはリーグトップの成績。

・ホームのRed Bull Arenaでは公式戦7連勝中。また、5か月以上無敗を保っている。

試合スタッツ

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Spieldaten | RB Leipzig - FC Augsburg 3:0 | 4. Spieltag | Bundesliga 2023/24 - kicker

Statistiken | RB Leipzig - FC Augsburg | Saison 2023/2024 | Bundesliga

監督コメント

RB Leipzig監督 Marco Rose

試合について…。
前半は非常に良いプレーができた。Augsburgの決定機の後、自分たちは試合を支配し、綺麗な得点を決めたし、Loisは4点目を決めるチャンスもあった。

後半に向け、相手が修正を加えてくることについては当然HTに話をした。

後半開始と同時に3人の選手を代えたAugsburgは全てを懸けて挑んできた。彼はロングボールから活路を見出そうとしてきた。我々はボールに対してプレーすることを多く強いられた。自分たちがボールを保持することに対してはあまり力を注ぐことができなかった。Augsburgの高い位置からのプレッシャーもあり、我々は十分な選択肢を持つことができず、試合の主導権を失ってしまった。

最終的に無失点で試合を終えることができたが、後半に関しては改善しなければいけない内容がたくさんあった。キャプテンのWilliとチームに多くをもたらしてくれるDani (Olmo)の2人を欠いた中でも自分たちのサッカーができることが分かったのは良いことだ。

CBはとても若いコンビだった。Castello (Lukeba)のプレーは模範的なものだった。ただ、後半を見ても分かるように、これからしばらくはWilliの経験がないことを惜しむことにもなるだろう。それはすなわち、我々は異なる解決策を見つけなければいけなく、同時に敏感でもなければいけない。このような若いチームだからこそ、我々は今日のようにいつも満員のホームスタジアムを必要とする。

そして、自分たちの立ち位置とこの先を見据えた時、困難な数週間が待ち構えていることは明白だ。Klosti(Lukas Klostermann)はまだすぐには復帰できそうにないし、今日の試合でもベンチにDFは一人しかいなかった。今後数週間の試合を考えた時に、これは心許ない人数だ。

とは言え、3-0で試合に勝つことができたのは良いことだ。前半の選手の出来は称えたい。言うまでもなく、支配的なものだった。

Augsburg監督 Enrico Maaßen

試合について...。
我々は1-0とリードするチャンスがあった。ただ、その後、あまりにもよくない前半にしてしまった。強い決意を持って挑んだが、ほとんど何も発揮することができなかった。この点に関して、自分たちのことを批判的に振り返る必要がある。後半に入り、我々は得点のチャンスを多く作ることができたが、スコアを縮める得点を決めることはできなかった。そして、結局のところ、試合に敗れてしまった。敵地で早い段階で3失点を喫する前半のような戦いをしてはならない。そうなれば、そこから巻き返すのは非常に難しくなる。

選手コメント

RB Leipzig №9 Yussuf Poulsen

試合について...。
前半は素晴らしい出来だったが、最後の5分間は勢いに少し陰りが出てしまった。残念なことに、それを後半にも持ち越してしまった。それでも、失点しないように最後まで精力的にプレーし、守り抜いた。ただ、それは常に自分たちの犯したミスを修正しながらだった。今日はこれでうまくいったけど、試合を落としかねないし、このようなことが頻繁に起こってはいけない。

ゴール裏のファンが在籍10周年を祝ってくれたことについて...。
特別なものだった。この10年間、今日の試合後のようなクルヴァを聞いたことはなかった。とても美しく、日常的に経験できるものではない。

先発出場が続く現状について...。
先発で出場できることは良いことだ。良好なコンディションが大きな役割を果たしている。長い間、自分は怪我をしているか、トップフォームに戻す段階のどちらかだった。今は身体がきちんと動く状態に戻っている。痛めることなく、ほぼ90分間プレーし続けることができる。それが一番嬉しいことだ。

アウェイでのYoung Boys戦について...。
デンマークには人工芝のピッチがいたるところにある。自分も人工芝でプレーした試合はたくさんある。(人工芝は)滑らないし、安定していて、ボールの跳ね方も異なる。自分たちはそれに慣れる必要がある。Cottawegに人工芝のピッチが2つあるのは良いことだ。恐らく、これからはそこでトレーニングをすることになるだろう。

RB Leipzig №10 Emil Forsberg

試合について...。
前半は3つの素晴らしいゴールもあり、とても良かった。パワーとスピードを持って前に速くプレーするのが自分たちのやりたいサッカーで、それが上手くできた。試合をうまくコントロールできたし、非常に良い試合運びだった。
前半を終えて3-0でリードしていれば、後半に勢いが弱まるリスクは常にある。それに、Augsburgが全てを出して挑んでくることから、自分たちの勢いをを維持しなければいけないことはHTの時点で既に話していた。
ただ、後半は多くのチャンスを許してしまった。あのような前半を送った後に後半の勢いが落ちてしまうのはよくあることだけど、満足していない。自分たちはボールを保持しながら試合を進めたいし、その力があると思っている。それでも、最終的には守り切り、3-0で勝つことができた。

チームの状況について...。
Willi (Orbán)とDani (Olmo)という非常に重要な選手を2人失った。もちろん、それは痛手だ。でも、自分の力を発揮したいと思っている選手ばかりの素晴らしいチームがある。雰囲気も良い。

Yussuf Poulsenについて...。
彼は今、本当にフィットした状態にあるし、そのような状態の彼がピッチで何をもたらしてくれるかを知っている。彼は10年間ずっとチームのために居続け、常に自分のパフォーマンスを発揮してきた。そのことをファンも喜ばしく思っているだろう。彼がまだチームのために居続けてくれ、良いパフォーマンスを発揮し続けていることをとても嬉しく思う。

Bayernの牙城を崩す可能性について...。
そのようには考えていない。自分たちは目の前の試合に勝ちたいだけだ。Bayernを追撃するかどうかは関係ない。目の前の試合に集中し、目の前の課題に取り組むこと。今日や先週のように良い結果を出すことができ、それを続けられれば分からない。まずは、継続的に結果を残し続けることが大事だ。

アウェイでのYoung Boys戦について...。
自分はベルンのような人工芝で育った。全てがより早い展開になるだろう。これからはきちんと回復し、火曜日も勝ち点3を手にしたい。

RB Leipzig №20 Xavi Simons

初参戦のブンデスリーガで既に活躍していることについて...。
ここでチームメイトのみんなや監督、スタッフ、そしてファンのみんなと一緒にやれることを日々楽しんでいるだけだ。

ブンデスリーガ4試合で3G4Aという活躍の秘訣ついて...。
既に言ったように毎日を楽しんでいるだけさ。ここに来てからはまだ2ヶ月くらいで、あまり時間は経っていないけど、ファンのみんなからのサポートのおかげもあり、比較的早い段階からアットホームな心地良さを感じている。これが一番大事なことだ。適応するのにあまり時間は必要ではなかった。今はうまくいっているし、自分に何ができるかも分かっている。

次世代のヒーローは君だと言われたら何と答えるか...。
いやいや。自分はまだまだ成長しなければいけないし、まだ若い。そのような域には程遠い存在だ。これからも良いプレーを続けていかなければいけない。ただ、今季はこのチームで良いことを成し遂げられると思っているし、今の調子を続けるだけだ。

Leipzigでの目標について...。
全てのことが自分にとっての目標だ。日々ピッチの上で全力を尽くし、試合に勝つために取り組むこと。これは誰もが持つべきメンタリティだし、監督も自分たちにそうするようにロッカールームで奮い立たせてくれる。自分は常に100%を尽くしてプレーする。BayernとLeverkusenの試合がどうなったかも見た。でも、結局のところ、自分たちが自分たちのパフォーマンスを発揮することが重要だ。自分たちは一歩一歩前進している。

アウェイでのYoung Boys戦について...。
ベルンでは人工芝のスタジアムで戦うことになるし、難しい試合になるだろう。ただ、チャンピオンズリーグの試合を楽しみにしているし、チームを勝利に導きたい。

Augsburg №1 Finn Dahmen

試合について...。
正直なところ、前半は自分たちにとって災難だった。あまりにも簡単に失点を許してしまったし、チームとしての守備が良くなかった。個人的にはシステムの問題だとは思っていない。チーム全体で上手く守備をしなければいけない。もちろん、後半の方が出来は良かった。ただ、ブンデスリーガにおいて、45分間だけ良い試合をすることに意味はない。そのようなやり方では勝ち点を手にすることができない。自分たちにはやるべきことがたくさんあるし、今の目標は次のMainzとの試合で勝利を収めることだ。

Augsburg №8 Elvis Rexhbeçaj

試合について...。
自分たちはLeipzigに簡単にやらせすぎてしまった。失点の仕方もよくなかった。トランジションの局面におけるLeipzigのクオリティが高いことは自分たちも分かっていた。ただ、前半は自分たちのミスが多く、彼らに対して成す術がなかった。自分たちが作ったチャンスを上手く活用しなければいけないし、より効果的な形で攻撃を終えなければいけない。

Augsburg №9 Ermedin Demirović

試合について...。
強い決意を持って挑んだが、前半を完全に台無しにしてしまい、苦い思いをしている。後半は違った一面を見せることができたし、そのような良かった点を持ち帰り、次のホームでのMainz戦で勝ち点を手に入れられるようにしたい。前半はチームとして全く良いところがなかったし、Leipzigは彼らが持っているクオリティを発揮してプレーした。

Augsburg №23 Maximilian Bauer

試合について...。
前半の自分たちはほとんどピッチに立っていないも同然だった。Leipzigは3つのチャンスから3つの得点を決めたし、自分たちの守備はお粗末なものだった。チームとしてあるべきパフォーマンスではなかった。後半になってからはより安定した戦いができたが、全体的に振り返ると明らかに足りていなかった。

NEXT MATCH

23/24 UEFAチャンピオンズリーグ グループG 第1節
vs BSC Young Boys (A)

2023年9月19日(水) 18:45 (日本時間25:45) KO