RB Leipzig U17監督 Robin Peter〔インタビュー〕(2022/2/19)

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試合のない期間と準備期間について...。
中断期間はかなり長かった。10月末のAueとのアウェイでの試合が最後の試合だった。今季はここまで9試合の公式戦を戦ったが、テストマッチを含めると既に合計で31試合をこなしている。今は中断期間を有効に使っている。チーム内部でも、他チームとの対戦でも、単純に競争的な雰囲気を維持し、自分たちにとって重要なことに取り組むために試す機会が多くあった。年が明けてから、これまでに5回のテストマッチを行なっている。その中で、対戦相手を選ぶ際に自分たちのこだわりや内容に合わせ、U17ブンデスリーガの様々なチームを相手にそれなりのテストをするようにした。

10位という今の順位について...。
自分たちは現在、順位表の状況に満足していないし、自分たちに違う期待を抱いていた。試合の流れを考えても、確かにあと5~8の勝ち点は取れていたはずだ。試合運に恵まれず、統計的に自分たちが有利になることが多かった。とはいえ、今は緊張もなく、落ち着いているし、試合を楽しみにしている。これからは延期となった試合やミッドウィークの試合も控えているが、そこでテストマッチのパフォーマンスや結果を発揮できるようにしたい。

不運な怪我と復帰してきた選手について...。
今季は例年にないほど多くの欠場者や長期負傷者が出ていて、現在は10人の選手が欠場している。その分、(06世代の)U16の選手で補うことが多くなっている。例えば、Lenny Hennigは今やチームに欠かせない存在だし、他の選手も既にテストマッチで実力を発揮している。そのうちの何人かは土曜日にまたチームに戻ってくるだろう。

現在のチームのパフォーマンスレベルについて...。
パフォーマンスという点では少なくとも健康な選手は現在ほとんどフィットしている。特にここ数試合のテストマッチではHallescher FC戦やChemnitzer FC戦など、リーグ戦よりも比較的良いパフォーマンスを見せていて、結果的にそれに見合った結果も出している。ファイナルサードでの有効性を大幅に向上させることができた。Hoffenheim戦は次のHertha Berlin戦の予行演習としてうまくいった。負傷者が少なくなったことで、もちろんチーム内の競争は激しくなったが、現時点での利点はグループの結束が固まったことだ。

大会の中止をきっかけとした選手個人の成長について...。
多くのテストマッチを通じて、常に良い競争条件を作り出すことができたから、そこに選手たちのデメリットはないと思っている。これはユース年代の試合では良い解決策になる。ドイツのチームや海外のチームとテストマッチをすることができ、そこでさらに質の高い試合ができれば、トレーニングに加えて、選手たちにとって非常に良いことだ。自分の考えではトレーニングと試合を継続的に行えることが非常に重要だ。
また、Bigo Atomのようにトップチームの練習に参加させてもらって、自分の知る限りではかなり良い印象を持った選手が次のステップに進めるような良い展開になっている。このような経験は選手にとってとても大切なことで、モチベーションを高めると同時にまだ何をしなければならないかを教えてくれるものだ。Bigoの場合はこの1年半の間、U16とU17のではほとんど怪我もなく、ほぼ全試合に出場しているというおまけもついている。一般的にユース選手の場合、欠場が少なく、定期的にトレーニングすることが成長のための最良の基礎となる。そして、得られたチャンスを生かすことだ。

リーグ首位のHertha Berlinとの再開後初戦について...。
去年も対戦しているし、よく知っているチームだ。実際、自分が知る限り、彼らが最後に負けたのは昨年のテストマッチで、それもここで自分たちと戦った試合だった。ただ、大事なのは誰が有利かではなく、ピッチ上で80分間をどう使うかだ。これまではそのような前兆があっても、むしろあまり良い結果にならないことが多かった。
彼らは確かに自分に全てを要求し、限界まで追い込んでくるだろう。自分たちの目標は自分たちのプレースタイルで彼らに挑戦することだ。リーグ戦では今年はここまで非常に自信があって、個々のレベルも高く、長い間一緒にプレーしてきたことで非常に強固になっている。自分たちにとっては大きなチャレンジとなる。心身ともに良いパフォーマンスを発揮し、自分たちの原則を実行すれば、必ずここで何かを得ることができるはずだ。自分はただただ、この試合を楽しみにしている。