RB Salzburg №2 Ignace Van der Brempt〔インタビュー〕(2022/2/16)

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インタビュアー:1月末に突然、事態が急展開しましたね。
Ignace Van der Brempt:(笑)確かに長い間、メディアには出て来なかった。多くの人がショックを受けたかもしれないが、自分にとっては驚きは少なかった。Salzburgからの関心は12月末にまで遡る。その後、移籍期間中はずっとクラブと自分との間で交渉が行われていた。両親や家族にも相談した。彼らは僕を止めようとはしなかった(笑) それに僕には恋人もいないから...。全ての関係者が出てきた時、全てが迅速に行われなければならなかった。契約面などについてのね。

インタビュアー:Union(Saint-Gilloise)戦の出場を拒否したというのは本当ですか?
Van der Brempt:自分で決めたことだ。試合には出ない方が良かった。でも、両クラブは自分がプレーできることに同意していた。でも、個人的には移籍のことが頭から離れず、100%の気持ちではいられなかったんだ。もし何かあったらどうしようって気持ちがね。チームにとって適正ではないと思ったんだ。間違いなく大事な試合だったからね。

インタビュアー:SchreuderはUnion戦の前日にあなたをスタメン組として練習しました。彼はどう反応したのでしょうか?
Van der Brempt:落胆と無力感。少し罪悪感はあった。

インタビュアー:実際にSalzburgはどのようにしてあなたの獲得を決めたのでしょうか?
Van der Brempt:彼らは多くの試合を見に来た。ベルギーのU21代表の試合にもね。そこで良いプレーをして、自分の能力に確信を持たせることができた。

インタビュアー:彼らはあなたに競技面でのプロジェクトも提示したのですか?
Van der Brempt:そういうことだね。彼らはこの冬に既に自分を望んでいたから、自分は6ヶ月間適応することができた。プレッシャーなく、色々な発見をすることができる。これから6ヶ月間は大きなことは起こらなくても良い。僕はRasmus Kristensenのバックアップとして連れてこられた。基本的に彼は今年の夏に去り、その後に自分が右SBの1番手になる。少なくとも全てがうまくいけばね。自分自身を証明しなければならない。

インタビュアー:プレッシャーはないとあなたは言います。しかし、あなたは既にCLのメンバーにも含まれています。
Van der Brempt:プレッシャーがない、というのは大げさかもしれない。Kristensenに何かあれば、もちろん自分がそこにいなければならない。でも、あまり短期的な期待はせずにここに来た。時間をかけてしっかり順応するつもりだ。

インタビュアー:この移籍を決断するのに長い間躊躇していたのですか?
Van der Brempt:クラブが興味を示してくれたので、すぐに魅了された。もちろん、最初は躊躇した。上手くやっていけるのだろうか?どのように機能しているんだろう?どんなクラブなんだろう?Club Bruggeと全てを比較して、契約を結ぶことを決めた。

インタビュアー:ここ数週間、トレーニングを積んでいますね。Bruggeよりレベルは高いですか?
Van der Brempt:全てがより激しく、意欲的だ。常にプレッシャーがあり、休みはほとんどとれない。レベルはBruggeと同じくらいだが、より速い。クオリティも高く、ボール扱いは常に急かされているような感じだ(笑) 彼らはRB出身だからね(笑) ペースはとても速い。

インタビュアー:クラブの組織はどうなっていますか?
Van der Brempt:非常にプロフェッショナルで、トップクラブであることが全てから分かる。何も不自由はしていないし、最初から全てが素晴らしく手配されていた。間違いなく悩みはなかった。

インタビュアー:Salzburgは才能の宝庫として知られています。Erling HålandやSadio Manéなどがブレイクしました。そのことも決断に影響したのでしょうか?
Van der Brempt:確かにそれは特別に魅力的だった。ここでは多くの選手が成長する機会を得ることができる。クラブは若手と一緒に仕事をする経験を持っているし、若い選手を連れてくるのを躊躇しない。Salzburgはその点で賢い。良いプレーをすれば売られ、そして次の選手へとつながる。そうやって回り続けているんだ。5年間同じポジションでプレーする人はここでは見かけないでだろう。将来的に自分もそうなりたいと思っている。このクラブは自分にぴったりなんだよ。一歩前に進めるだけでなく、自分のプレースタイルがここに合っているからね。

インタビュアー:若手にチャンスを与えてくれるBruggeでそのチャンスを逃したのですか?
Van der Brempt:うーん、そうかな。自分は本来のポジションでプレーしたことがないんだ。驚くことではないが、(Clinton) Mataがそこでプレーしているし、彼は本当に超優秀だ。でも、そのせいで自分がブレイクするのは難しくなった。僕は主に右SBとして進歩したかった。そしてそれはBruggeではうまくいかなかった。

インタビュアー:当時、Philippe ClementやSchreuderとそのような話をしたのでしょうか?
Van der Brempt:18歳でそのようなことを言うのは難しいね(笑) まだ学ぶべきことがたくさんあったから、そんなことは言えなかった。Clementは自分に関するある計画を立てていた。右のFWとして出場機会を得て、その後一列に下げて欲しいというものだった。Salzburgの方が自分には合っていると思う。それに、監督とは相性が良いんだ。彼はよく話してくれるし、若くて野心的だ。Salzburgの何が特別なのか知っていますか?彼らはまだ監督を解雇したことがないし、指導者も徐々に成長しているんだ。

インタビュアー:ドイツ語は少し話せますか?
Van der Brempt:まだだね。ドイツ語のレッスンを始めようと思っている。話せないこと自体は大きな問題ではない。ここの現場では練習をする時に、色々な指導者がいる。フランス語ができる人もいれば、英語やスペイン語ができる人もいる。彼らが全てを訳してくれる。それは良いことだ。

インタビュアー:Bruggeの人とは今でも交流があるんですか?
Van der Brempt:Charles (De Ketelaere)とはいつも素晴らしい関係を保っている。自分が去った時、彼はがっかりしていた。でも、彼はそれと同様に自分に最善を尽くしてほしいとも思っていた。

インタビュアー:EupenやZulte Waregemとの試合はもうないです。代わりにCLのBayern München戦が待ち構えています。
Van der Brempt:(笑) みんなが本当に楽しみにしていると思う。いずれにせよ、素晴らしい雰囲気になるだろうね。また満員のスタジアムになるかもしれない。自分も楽しみにしている。