RB Leipzig №7 Dani Olmo〔インタビュー〕(2022/10/24)

f:id:SKR826:20221116140648j:image

インタビュアー:怪我をされてからはいかがですか?
Dani Olmo:今は回復している。土曜日には10分ほどプレーしたけど、約7週間ぶりにピッチに戻れて嬉しく思う。

インタビュアー:怪我をした時のプレーに戻りましょう。倒れたときに最初に考えたことは何ですか?
Olmo:ワールドカップだよ(笑) 主審には直接伝えたけど、実は主審は自分のことをとても尊重してくれた。彼は自分に時間をくれた。膝に違和感があることをすぐに伝えた。幸いにも大事には至らず、6, 7週間後に復帰することができた。

インタビュアー:あの怪我をした瞬間から、「ワールドカップ」という言葉が頭に浮かぶまでに何秒かかりましたか?
Olmo:もう、その瞬間から考えていたよ!(笑)

インタビュアー:翌日の朝7時に病院に向かいました。あの晩は眠れましたか?
Olmo:正直、あんまり眠れなかった。その上、包帯を巻かれたせいで足がガチガチになっていた。最悪な夜だった。

インタビュアー:大怪我をしたのではと心配でしたか?
Olmo:検査前は楽観的に考えていたかったけれど、色々なことが頭をよぎった。医師は自分を安心させようとしてくれたし、結局のところ考える時間はあまりなかった。朝一番に検査を行なって、結果として、それほど深刻なものではないと言われた。

インタビュアー:朝7時に行きたいと言ったのですか?
Olmo:そうだね。できるだけ早く検査結果を知りたかった。こういう怪我は腫れが引くまで少し待たないといけないんだけど、問題ないと言われた。

インタビュアー:その怪我のことはさておき...。ライプツィヒはどんなところですか?
Olmo:とても静かな街で、人々はとてもフレンドリーで、道を歩いていても敬意を払ってくれるし、ありがたい存在だ。とても楽しんでいる。

インタビュアー:クラブとしてのLeipzigはどうですか?
Olmo:とても若いクラブだけど、若いなりにとても野心的だ。Salzburgから若い選手が来て、DinamoからJoško (Gvardiol)や自分のような選手を獲得したり、自分たちのプロジェクトを提示してくれる。このように、クラブのプロジェクトは明確なアイディアを持っている。インテンシティ、プレッシャー、ポゼッション、速い選手、スペースを活かした攻撃。これらの非常に明確なアイデアをクラブは持っている。

インタビュアー:彼らは売るようなクラブではなく、この夏もGvardiolへの€90Mのオファーを拒否しました。若い選手たちにおける戦略はどうですか?
Olmo:成長したいクラブだから、成長するためにはうまくいっている選手をキープしなければいけない。Timo WernerがChelseaに移籍した時も、Leipzigで数シーズン、非常に良いレベルでプレーした後にステップアップした。Leipzigは期待値の高いクラブだから、できるだけ多くの選手を残しておきたい。難しいことではあるけど、それがクラブの考えだ。

インタビュアー:9月に新監督が就任しました。監督交代はどうだったのでしょうか?
Olmo:Tedescoとは昨季に最大限の成果を上げ、初のタイトルであるDFBポカールを獲得した。自分たちは常に感謝している。今季はスタートがあまり良くなかったから、クラブは監督交代を決断し、今はMarco Roseとともに、特にホームで非常に良いダイナミズムを発揮している。勝利の道を再び歩み始めたし、彼と一緒に頂点に辿り着きたい。

インタビュアー:CLのReal Madrid戦は生きるか死ぬかの戦いです。どのように立ち向かいますか?
Olmo:街にとっても、クラブにとっても、歴史上、最も厳しい試合の1つとなるだろう。CLで、ホームでReal Madridと対戦することは初めてだし、勝つことだけが大事なんだ...。とても良い試合になると思う。

インタビュアー:このような日にビッグクラブとしての要求を既に感じていますか?
Olmo:そうだね。他のクラブほどメディアからのプレッシャーはないのかもしれないけど、自分自身にプレッシャーをかけ、選手やクラブの野心を最大限に高めていく。そのようなものと自分たちは共存していかなければいけないし、自分たちは全ての試合に勝ちたい。

インタビュアー:Real Madridは怖いですか?
Olmo:複雑だ。彼らは世界最高峰である理由を示しているし、このCLの舞台ではなおさらだ。彼らと対戦するのはとても特別なことだろう。

インタビュアー:Real Madridの選手の中で誰が一番好きですか?
Olmo:Luka Modrićに少しばかり傾倒している。

インタビュアー:彼のどこが一番好きなんですか?
Olmo:最初に好きではない部分を言ってしまうと、言うことがなくなるからね。全部が好きだ。彼の持つクオリティー、ゲームの捉え方、ボールコントロール、試合運び、判断力、解釈力。彼は決してミスをしない選手で、全てをうまくこなす選手だ。

インタビュアー:もう少し先のことを考えて、ワールドカップの話をしましょう。あなたはLuis Enriqueのレギュラーの1人です。監督はどのような方ですか?
Olmo:彼は親密で、自分のやりたいプレーを明確に持っていて、自分たちはは彼を卓越した状態に持っていこうとプレーしている。彼は自分自身に対しても、スタッフに対しても、選手たちに対してもとても厳しい。それがグループをより良くする。自分たちは彼と一緒に死んでいくつもりだ。なぜなら、彼のアイデアとプレースタイルによって、自分たちは大きなことを成し遂げられると分かっているから。自分たちはもっともっと多くのことを成し遂げられると確信している。

インタビュアー:メンバー発表日には100%の状態ですか?
Olmo:それが自分の目標だ。その日に100%であること、監督が自分を頼りにしてくれること。そのために自分は取り組んでいる。

インタビュアー:Luis Enriqueが何を望んでいるかを理解した時、スペイン代表としてプレーすることは簡単なことですか?
Olmo:Luis Enriqueのメッセージはとても明確だ。彼はその選手がDFなのか、MFなのか、FWなのかによって、さまざまなタスクを持っていて、最終的にそれぞれがタスクを果たすと、全てが自動化される。幸運なことに、スペインに長くいる選手たちは彼がどんなプレーを要求しているのかを明確に理解しているから、全てがやりやすくなっている。

インタビュアー:ワールドカップでスペインを優勝候補に挙げる人はほとんどいません。スペイン代表は非常に若いチームですが、度胸もあります。それはアドバンテージになるのでしょうか?
Olmo:常にポジティブに考えなければいけない。EUROでは準決勝に進出し、それ以上の結果を残したし、UNLでは2大会連続の決勝進出を決めた。自分たちは良い取り組みをしている。この勢いを持続させなければいけない。ワールドカップは最高の舞台でトップクラスのチームと選手が揃っている。でも、これまでやってきたことを信じて、自分たちの考えを信じなければいけない。

インタビュアー:火曜日にはMarco Asensioという、Real Madridでは数分しか出場していない代表チームのチームメイトと対戦することになります。この状況、そして彼が数ヵ月後にフリーになる可能性があることを理解していますか?
Olmo:今のサッカー界では何が起こるか分からない。Marcoは独特の左足と数少ない選手しか放つことができない高精度のシュートを持っている素晴らしい選手だとしか言いようがない。彼と一緒にプレーすることは楽しいし、一緒にプレーするときはいつもとても良いプレーができる。

インタビュアー:Leipzigに移籍するようにMarcoを説得しますか?
Olmo:もちろん、目をつぶってでもね。