23/24 ブンデスリーガ 第1節 vs Bayer Leverkusen マッチレビュー

23/24 ブンデスリーガ 第1節 Bayer Leverkusen戦のレビュー

試合情報

23/24 ブンデスリーガ 第1節 vs Bayer Leverkusen

日時

2023年8月19日(土) 15:30(日本時間22:30) KO

場所

BayArena (Leverkusen)

主審

Dr. Felix Brych

スタメン

Leipzig

Dani Olmo made it 1-0 in the 3rd minute.

Leverkusen

試合結果

RB Leipzig 2 (1HT2) 3 Bayer Leverkusen

24' 
0-1 Jeremie Frimpong (Victor Boniface)
35' 
0-2 Jonathan Tah (Jonas Hofmann)
39' 
1-2 Dani Olmo (David Raum)
64'
1-3 Florian Wirtz (Jeremie Frimpong)
71'
2-3 Loïs Openda (Mohamed Simakan)

試合ハイライト

試合データ

・LeizpigはLeverkusen相手に2連敗。15度目の対戦となったが、連敗を喫したのは今回が初めて。
・新加入のLoïs OpendaがLeizpigでの公式戦初ゴールを記録。
・Leizpigは1部に昇格してから8度目となるブンデスリーガ開幕戦を迎えたが、今回の敗戦で通算成績は2勝2分4敗となった。
・LeizpigのTimo Wernerはこの試合がブンデスリーガでの250試合目の出場となった。そのうち、200試合に先発出場しており、100G46Aを記録している。また、Leizpigではブンデスリーガで155試合に出場しており、87G36Aを記録している。
・Leverkusenはこの8年間で2度目となるブンデスリーガ開幕戦勝利。2度の勝利はいずれもホームゲームで記録。また、ホームで迎えるブンデスリーガ開幕戦は4連勝中。

試合スタッツ

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Spieldaten | Bayer 04 Leverkusen - RB Leipzig 3:2 | 1. Spieltag | Bundesliga 2023/24 - kicker

監督コメント

RB Leipzig監督 Marco Rose

「まず、事故に遭われたLeverkusenサポーターの無事を祈っている。人生において、シュートがポストに阻まれ得点できなかったことや勝ちたかった試合に敗れたことなんかよりも重要なことはたくさんある。

試合に敗れた失望は大きいが、我々はこの敗戦を受け入れなければいけない。このような気候条件の下、両チーム合わせて5点が入った開幕戦は非常にハイペースなブンデスリーガらしい試合だった。ただ、今日は手ぶらで帰ることになる。

自分たちは試合に勝ちたい。自分たちはもっとうまくやれるし、そうしたい。今日はやろうとしたことがうまくいかなかった。それでも、Leverkusenという強力な相手にアウェイで3度同点に追いつくチャンスを作ることができたし、今日の試合でも良いところはあった。それらをここから好転させるためのプロセスに生かしていきたい。

前半のBayerはプレッシングが非常に強力で、我々にもそれなりに良い形でのボール奪取は何度かあったが、上手く攻撃に切り替えられず、前への推進力がほとんどなかった。さらに、Leverkusenにすぐにボールを奪い返されてしまった。

Leverkusenは優れたゲーゲンプレスからチャンスを掴み、試合を優位に進めた。我々はデュエルであまり良さが出せなかったが、Leverkusenはそれを巧みにやってのけた。ここ(BayArena)でプレーすることは簡単なことではない。でも、3失点はひどすぎる。

ただ、失点したにもかかわらず、我々は巻き返し、前半のうちに追撃弾をあげることができた。エンドが変わり、試合をよりコントロールできるようになった。1-3になってしまったことが非常に不運だった。2-3と再び巻き返した後、同点に追いつくチャンスが2,3回あった。

Loïs (Openda)は自分自身を一番責めている。ただ、一人で抱え込む必要はない。それ以外にも1,2回はチャンスがあったし、彼一人でなく、チーム全体で受け止める必要がある。みんなで彼を元気づけたい。」

Bayer Leverkusen監督 Xavi Alonso

「もちろん、結果にも満足しているが、パフォーマンスにも満足している。特に前半はボールの保持非保持にかかわらず、我々が望んでいるようなとても良いプレーができた。セットプレーから2失点を喫したが、集中力も高く、最高のメンタリティを感じ取れた。後半も良いスタートを切れたが、その後にLeizpigのようなトップチームを相手に苦しむのは普通のことだ。

もちろん、勝利でシーズンを始められたことは良いことではあるが、今日の試合が何かを意味するかと言ったら、ほとんど意味をなさない。シーズンは5月まで続くし、1試合1試合戦っていきたい。

自分たちがBayernの対抗馬だと思うことはないし、そのことについて話すつもりもない。自分から言えることは、自分たちが落ち着いて毎試合を迎え、全力で毎試合を戦うということだけだ。」

選手コメント

RB Leipzig №7 Dani Olmo

「1-2にしたことは重要だった。後半はもっと良いスタートを切りたかった。1-3になったFlorian Wirtzの得点は彼のクオリティあってのものだった。2-3になった後、同点に追いつくことができた。

今日の自分たちは勝ち点1には値したはずだ。Leverkusenはとても良いチームだし、彼らと対戦することはとても難しい。

これからの数週間は完全に集中しなければいけない。スーパーカップでは自分たちに何ができるかを示した。今日はそれができなかった。もちろん、シーズンスタートのイメージは異なるものだった。でも、これは長い旅の始まりに過ぎない。自分たちはもっとよくなりたい。

良い夏の休暇を過ごしたし、回復もできた。100%の状態に戻っているし、今季へのモチベーションも十分だ。これからは1週間ごとに向上していきたい。

移籍することはない。Leizpigでやるべきこと、ブンデスリーガチャンピオンズリーグ、ポカールに集中している。Manchester Cityは世界有数のビッグクラブだ。親友のJoško (Gvardiol)はManCityに行った。でも、自分はここLeizpigで幸せだ。」

RB Leipzig №9 Yussuf Poulsen

「前半のLeverkusenは自分たちにうまくストレスを与えた。自分たちはボールに対する落ち着きが足りなかった。デュエルに持ち込む意欲も足りていなかった。後半は違った。負けるような試合ではなかった。ただ、今日は色々な部分で足りていないことがあった。

Leverkusenも今日は本当に良かった。シーズンを通してあのようなプレーができれば、間違いなくトップチームの仲間入りができるだろう。彼らは最終ラインをマンツーマンで守った。うまくいかないこともあるから、それを実行するチームは限られている。

Loïs (Openda)は良い奴だ。彼はゴールを決めたし、もう1点決めるチャンスもあった。彼との相互作用はとても良かったし、プレシーズンマッチでもそうだった。」

RB Leipzig №24 Xaver Schlager

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「今日の自分たちは良くなかったし、個人としても良くなかった。小さなミスに始まり、それがチーム全体に伝染していき、最終的に相手を勢いを与えてしまう。今日の自分たちには色々なことが足りていなかった。

2つの得点もセットプレーから生まれたものだった。それは流れの中から得点できなかったことを意味する。

今日の自分たちは強度が足りていなかった。強度の高さはサッカーの肝となる点だ。高い強度を発揮することができれば、たいていの試合は勝てるし、今日の試合も勝てたと思う。それは身体的な部分と精神的な部分が大きく関係してくるし、どちらもが100%でなければいけない。金曜日のStuttgart戦では高い強度を発揮できるようにしたい。」

RB Leipzig №39 Benjamin Henrichs

「決定的なシーンでの安定感が足りなかった。得点できず、不必要な失点をしてしまった。先週は守備がとても良かったのに、今週は自分たちを見失ってしまった。3失点というのは自分たちが求めているものではない。今季もチームとしての目標があるから、もっとうまくやらなければいけない。

自分たちにはチームとして一体となれるような絆で結ばれている選手が十分にいる。チームがまとまりかどうかは自分たち次第だし、このような変動に巻き込まれないようにするのも自分たち次第だ。結局のところ、今日は十分ではなかった。

(Loïs Opendaが決定的なシーンでシュートを外した件に関して、)実際にピッチに立っている誰もが、目まぐるしいほどスピーディーな試合展開でのプレーの難しさを知っている。もちろん、彼が頭の中でどのように考えていたのかは分からない。ただ、今日の敗因はあのプレーのせいではなく、チーム全体のプレーが十分でなかったからだ。

今日、自分がここでプレーできたことにはとても感謝している。小さい頃に学校からスタジアムに通っていた時代があり、今はここでプレーできている現実がある。まさに、夢見ていた世界を生きているし、そのことをとてもありがたく思っている。」

Bayer Leverkusen №7 Jonas Hofmann

ブンデスリーガの最初の試合としては悪くない試合だった。後半よりも前半の方が良かった。その後、いい時間帯に3-1にすることができたが、そこからは後退し、カウンターのチャンスをうかがっていた。でも、それはあまり自分たちがやりたいプレーやボールの動かし方ではない。

自分たちのスカッドには優れた個の能力を持った選手が揃っているし、ポテンシャルはあると思う。あとはそれを今日の試合のようにピッチ上で発揮することだ。今日はほとんどの部分でうまくいったが、まだ改善の余地はある。自分たちは毎試合全力を尽くすし、チームからはポジティブなエネルギーが感じられる。」

Bayer Leverkusen №34 Granit Xhaka

ブンデスリーガでの最後の試合から7年。今日はこれ以上ないスタートだった。

前半はとても良かった。準備していた通りの内容で、自分たちは支配的だった。後半に入ってLeizpigがプレッシャーを強めてくることは分かっていた。でも、それもサッカーの試合の一部分だ。Leizpigのようなチームを相手にして、90分間にわたって試合を支配することはできない。だからこそ、自分たちは勝ち点3に値する戦いができたと思っている。

若い選手として7年前に旅立ち、経験を積んで戻ってきた。自分たちは若いチームだ。海外で培ってきた経験や成功を収めるために日々のハードワークが必要であることをチームに還元しようと取り組んでいる。

開幕節を終えた時点でタイトルの話をするのは無理がある。自分は一歩一歩前進していきたいと考える人だし、個人的にライバルになり得ると思っている優れたチームを相手に今日は非常に良い試合ができ、一歩前進することができた。まだ、33試合残っているし、全34試合が終わってから数えたら良い。」

NEXT MATCH

23/24 ブンデスリーガ第2節
vs VfB Stuttgart (H)

2023年8月25日(金) 18:30(日本時間25:30) KO