RB Leipzig №23 Marcel Halstenberg〔インタビュー〕(2022/3/11)

f:id:SKR826:20221118090413j:image

インタビュアー:Marcel、284日ぶりにようやくピッチに戻りましたね。どんな気持ちでしたか?
Marcel Halstenberg:本当に、本当に嬉しい瞬間だった。地元ハノーファーでの試合ということもあって、友人や家族もたくさん来てくれて、より一層、素敵な時間を過ごすことができた。
もちろん、15分という短い時間ではあったが、チームに戻ってこられたことは本当に嬉しかった。
チームとして良い結果を残し、個人としてもプレッシャーを感じることなくプレーできるのであれば、これ以上のことはないだろう。今でもあの瞬間、あの試合のことを思い返すのが好きなんだ。

インタビュアー:復帰するまでの数カ月は決して楽な道のりではありませんでしたね。この間にどのような経験をされたのでしょうか?
Halstenberg:昨年夏のEUROでの足首のトラブルから始まった。それが治り、再びトレーニングができるようになった後に左膝の内側半月板を傷めた。過去に左膝は十字靭帯を切っていた。手術は成功したけど、その後に長いリハビリ期間を乗り越えなければいけなかった。この数ヶ月はアップダウンの激しい日々だった。さらに、私生活でも辛いことがあり、難しい時だった。
残念ながら、そう表現せざるを得ないけど、これがこの数カ月間の自分の悲哀の物語だった。ただ、復帰してからは体調も良く、またチームと一緒に全力を尽くせることを嬉しく思っている。

インタビュアー:このような困難があったにもかかわらず、どのようにモチベーションを維持してきたのですか?
Halstenberg:諦めないことが自分のメンタリティの一部になっている。自分にはまだ目標がある。「もう辞めて、家に戻って足を休める」なんて言っていたら、身体が持たないからね。それに、妻や兄、友人たちはこの苦しい時期に力を与えてくれたし、とても助かっている。

インタビュアー:それに加え、チーム全体があなたの復帰を信じられないほど喜んでくれましたね。
Halstenberg:本当にその通りだ。みんなが本当に喜んでくれて、本当に嬉しかった。チームスピリットを目の当たりにするのは本当に素晴らしいことだ。自分たちが成功したのには理由がある。自分たちのチーム構成とコーチングチームはまさにぴったりなんだ。

インタビュアー:どのようにして、チームについていくことができたのですか?
Halstenberg:難しいね。ほとんどはピッチ上で経験することだ。自分は自分がプレーできない時でも、定期的にチームと一緒にいるように努めていた。試合会場に足を運び、チームの一員であり続けることは本当に重要なことだった。

インタビュアー:そして、とにかく相棒のYussi (Yussuf Poulsen)のサポートがあったのですね?
Halstenberg:そうだね。Yussiはとてもオープンな性格で、練習場以外でもチームメイトと会話をしようとしている。チームの中にそういうまとめれる人がいると、音信不通にならずに済む。そして、そんな彼と仲良くなれて自分はとても幸せだ。

インタビュアー:監督も常にチームの一員です。どうしたら監督に忘れられないようにできますか?
Halstenberg:Domenico Tedescoのコーチングチームは最初から自分の能力を知っていて、そのレベルまで回復させたいと言ってくれていた。でも、自分の置かれている状況は十分に理解している。もちろん、プレー時間に関しては我慢しなければいけない。
自分にとっては今はトレーニングをして、アクセルを踏み、体調を整え、その上でできればプレー時間を確保することが大事だ。

インタビュアー:これまでのことは十分に振り返りました。今のところ、体調はどうですか?
Halstenberg:これまでは少し慎重にトレーニングをしていた。けど、来週からはスローギアから脱却することになる。身体の調子は良い。膝にはもう少し気をつけないといけないけど、心配はしていない。

インタビュアー:シーズン終了までは信じられないほど大事な試合を控える数週間が待っていますからね。シーズンの白熱した時期を迎えるにあたり、目標はありますか?
Halstenberg:できれば、どんどんプレー時間を増やして、チームを助けられるようになりたい。チームとして求められているのはタイトルを獲ること。それが自分にとっても、チーム全員にとっての焦点だ。

インタビュアー:今シーズンはDFBポカールの決勝戦が1つの目標になるでしょう。あなたの個人的なトロフィーキャビネットにも大きなタイトルが必要なのでは?
Halstenberg:そうでだね(笑) サッカーはタイトルを獲るためにするものだ。既に2回決勝に進出し、2回敗れている。だから、今こそがタイトルを獲る時だ。でも、まずは決勝に進まないとタイトルを獲るチャンスはない。準決勝のUnion Berlin戦は簡単ではないだろう。

インタビュアー:新生Marcel Halstenbergが再びチームに加わったのは良いことですね。
Halstenberg:実は自分は9カ月前と同じで、それほど大きくは変わっていない。いずれにせよ、自分は相変わらずせっかちだよ。