22/23 UEFA Champions League Group F 第4節 vs Celtic FC マッチプレビュー

22/23 UEFA Champions League グループF 第4節 Celtic FC戦のマッチプレビュー

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試合情報

22/23 UEFA Champions League グループF 第4節 vs Celtic FC

日時:

2022年10月11日(火) 20:00(日本時間28:00) KO

場所:

Celtic Park (Glasgow)

放送媒体:

WOWOWオンデマンド

主審:

Halil Umut Meler(36)
・CL本選を担当するのは今回が5試合目。
・CL予選1試合、EL本選9試合、EL予選5試合、ECL本選1試合、ECL予選1試合、W杯欧州予選1試合、EURO予選1試合、UNL4試合、U21EURO1試合、U21EURO予選3試合などの担当がある。
・21/22シーズンTürkiye Kupası(トルコカップ)決勝(Kayserispor対Sivasspor)、21/22シーズンSüper Kupa(トルコスーパーカップ)決勝(Beşiktaş対Antalyaspor)を担当。

過去の対戦成績(全3試合):

Leipzig 2勝(6得点)
Celtic 1勝(3得点)

Celtic Parkでの成績(全1試合):

Leipzig 1勝(2得点)
Celtic 0勝(0得点)

その他データ

・Leipzigはアウェイゲームでここ9戦勝ちなし。(4分5敗)

・Leipzigの対スコットランド勢の戦績は3勝2敗。アウェイでは2戦2敗。

・Leipzigのここ8試合のCLでのアウェイゲームでは両チーム合わせて1試合平均で4.5点が生まれており、スコアが荒れ気味。

Celticの対ドイツ勢の戦績は4勝5分17敗。ホームでは4勝2分7敗。

Celticはここ23試合のUEFA主催大会で1度しかクリーンシートを記録しておらず、その間に55失点を喫している。

・LeipzigのTimo WernerはCLでクラブ史上3位となる7Gを記録しているが、全てがアウェイマッチでの得点。

・18/19シーズンにCeltic Parkで行われたこのカードのメンバーに含まれていて、今回の対戦にも出る可能性があるのはLeipzigはWilli OrbánとKevin Kampl、CelticはScott BainとJames Forrestのみ。

・LeipzigのMarco RoseはSalzburg監督を務めていた18/19シーズンにELでCelticと対戦し、2戦2勝。

対戦相手情報

昨季成績:

cinch Premiership 
勝ち点93 92得点 2失点  
得失点差 +70

Premier Sports Cup ベスト4

UEFA EL グループG 3位 → UEFA ECL プレーオフ敗退(ベスト32)

直近5試合の成績:

2022/10/8
22/23 cinch Premiership  第10節
vs St. Johnstone FC
〇2-1

2022/10/5
22/23 UEFA CL グループF 第3節
vs RB Leipzig
×1-3

2022/10/1
22/23 cinch Premiership 第9節
vs Motherwell FC
〇2-1

2022/9/18
22/23 cinch Premiership  第8節
vs St. Mirren FC
×0-2

2022/9/14
22/23 UEFA CL グループF 第2節
vs FC Shakhtar Donetsk
△1-1

監督コメント

RB Leipzig監督 Marco Rose

Celtic Parkの雰囲気について...。
素晴らしいスタジアムで、素晴らしいファンたちが集まる。素晴らしい雰囲気になり、ファンはチームを後押しするだろう。しかし、観客は知識も豊富で、相手が良いサッカーをすればそれを評価し、敬意を払ってくれた過去の経験もある。明日はそのような状況を作りたい。素晴らしい雰囲気になるだろうし、それは自分たちも楽しみにしている。選手たちは経験を積んできている。素晴らしいスタジアムでCLにおける次の勝ち点を得るというチャンスがある。雰囲気への対策よりも勝ち点の方が大事だ。素晴らしい試合が待ち構えている期待に満ち溢れている。

2ndレグに向けて...。
アウェイでのMainz戦後にしっかりと回復し、今日グラスゴーに移動した。ホテルではビデオセッションで準備をし、スタジアムで最終トレーニングを行なった。チームからは良い印象を受けている。もちろん、試合当日はあと数%、試合に対する姿勢や意欲、熱意を示す必要がある。そして、選手たちがそれをやり遂げると自分は確信している。
Celticとの2度目の対戦について...。
同じようなプレースタイルを持つ2チームの対戦だ。2ndレグでもそれはあまり変わらないだろう。それでも、我々もCelticもいくつかの細部は調整するだろう。
しかし、両チームとも攻撃的で、ボールの保持非保持にかかわらず、明確な考えを貫き、ボールを奪うためのプレスをかける積極的なチームだ。1stレグの後半は上手く試合をコントロールすることができたが、同じような荒れた展開になる可能性もあるだろう。多くのことが起こる素晴らしいゲームになると確信している。特に試合の序盤は気を引き締めて、重要な局面で自分たちに流れを引きつけ、90分間最高のパフォーマンスを発揮しなければならないし、そのための準備はできている。

Ørjan Nylandと彼の帯同について...。
Andréも言ったようにPeteの手術が無事成功して良かったし、時間を要するけれど、復帰に向けた第一歩を踏み出せた。彼の早期復帰を願っている。Nyの印象は良い。チームスポーツがどう機能しているかを理解しているし、選手たちは彼をチームに出迎え、彼もオープンだ。Andréが練習でたくさんのゴールを決めることができ、Nyがチームに早く適応できるという2つの点から、CLに出れない彼がチームに帯同していることは自分たちにとっては重要なことだった。

Celtic監督 Ange Postecoglou

試合展開の予想について...。
両クラブのアプローチを見る時に、彼らは素早く最短を目指すサッカーを志向しており、彼らが低い位置で構えてくるとは全く思わない。グループとその中での両チームの立ち位置を見た時に、勝つことがとても重要になってくる。両チームの特徴を考えると、オープンな試合にはならないと思うが、ハイテンポでワクワクするような試合になるだろう。

試合への姿勢について...。
自分たちが良いパフォーマンスを発揮すれば、良い結果を得る可能性は高くなる。自分たちの視点から見た時、自分たちは自分たちのパフォーマンスを発揮するだけだ。なぜなら、それが成功を収めるための可能性が一番高いからだ。だから、自分たちのサッカーをプレーし、優れた相手に対して良いパフォーマンスを発揮することに焦点を当てている。

両チームの相性について...。
先週の試合でもほとんどの時間帯で互角に戦うことができていた。少なくとも2失点目を喫するまではチャンスは互角にあったし、お互いに素早い切り替えから似たような形でチャンスを作ることができていた。自分たちが警戒しなければいけない強さを彼らは間違いなく持っているが、先週の試合でも見せたように、自分たちも彼らを苦しめられるような強さを持っている。

ホームでの戦いについて...。
Shakhtar戦では勝利に値する戦いをしたし、このレベルでの戦いであることを考慮した時に、パフォーマンス自体は悪いわけではない。ホームでの試合は自分たちにとっては間違いなく異なる戦いとなる。背中を押してくれるサポーターがいるし、特にビッグゲームで早い段階で勢いをつけるには、ここでの雰囲気は自分たちにとって間違いなく力になる。明日の試合でもそうなることを期待している。

この試合の重要性について...。
この試合もあくまで過程の一部である。人々が早く結果を求めたくなる気持ちも分かる。チャンスをたくさん作って、それを物にできていないのなら、物にするだけではある。でも、それは一朝一夕にはできない。このレベルで勝利を掴むのも同じことで、昨日の今日でそうなるわけではない。成長し、発展し、前向きな心構えで成功を収める機会をたくさん作ることだ。その機会がたくさんあればあるほど、成功を収める可能性も高くなる。ただ、そんな簡単な話でもない。簡単にできるのであれば、CLを制覇するチームはもっとたくさん出てくるし、実態としてはそうではない。CLを制覇するには理由があるし、先の舞台に進むにも理由がある。そのレベルに到達したいという気持ちを持つことが、自分たちが前に進む上での最善策だ。

チャンスと得点について...。
試合に勝つことと同じで、得点機会をたくさん作れば作るほど、得点する可能性は高まる。より問題となるのは、全く得点機会を作り出すことができず、少ない得点機会を物にしなければいけない時だ。結局のところ、試合に勝つためには得点しなければいけない。それ以外に勝つ方法はない。チャンスを作って得点ができていないのであれば、よりたくさんのチャンスを作って、得点の可能性を高めなければいけない。自分たちはそれができる選手が揃っている。チャンスが少なく、1,2回のチャンスから得点しなければいけない展開になると、自分たちにとっては難しくなるだろう。

グループステージの後半戦を迎えるにあたって...。
このような舞台で経験を積み、慣れてくることは良いことではある。ただ、それと同時に挑戦が容易なものになるわけではない。1stレグと同様に、恐らくはLeipzigの方が優れたチームだ。だから、決して簡単なものになるわけではない。CLが情け容赦のない、クラブレベルでの最高峰の戦いであることが、また1つ慣れる必要がある点だ。楽な試合なんてものはない。たとえ、CLで100試合プレーしたとしても、101試合目もまた難しい試合になる。このようなことを試合を通して経験し、乗り越えていくことで、難しさが減ったり、感じ方が変わるかもしれないけど、実際にそれが変わることはない。だから、偉大でも頂点に立ったことがない選手がいる。それくらいに高いレベルが要求され続ける大会だ。

選手コメント

RB Leipzig №19 André Silva

明日の試合のカギについて...。
自分たちにとっては簡単な試合にはならないだろうし、特別な雰囲気になるだろう。選手として、素晴らしいスタジアムでの試合を控えているというこの環境下にいることは喜ばしいことだだ。自分たちは子供の頃からこのようなスタジアムでプレーすることを夢見てきた。
2ndレグでも勝てるように、最後の最後まで全てを出し切らなければいけない。そのためには再び団結してコンパクトに、そしてホームで3-1で勝利した時と同じパワーをピッチに注ぎ込まなければならない。

自身の今の状況について...。
もちろん、ストライカーとして得点することは重要だし、良いことだ。1stレグでは2得点し、少しは自分の力を証明することができた。今はそれをベースに、できることならまた点を決めたい。ゴールを狙える状況になるように努力し、成長し続けることが大切だ。いつでも得点する自信はあるし、常にゴールネットを揺らすことを考えている。それでも、チームの成功が何よりも優先される。自分のゴールが助けになるなら、それに越したことはない。

Christopher Nkunkuについて...。
Chri(stopher Nkunku)はあまり口数は多くない。彼は自然に、そして簡単にプレーしているかのように見えるけど、練習でも試合でもピッチ上でやるべきことをやっている。彼のような選手とロッカールームの空間を共有できることは喜ばしいことだし、彼がこれからもこの調子を保ってくれると良い。

Ørjan Nylandについて...。
まずは、Peteの怪我をとても残念に思う。でも、手術が無事成功したという話を聞けたことは良かった。早期復帰を願っている。
全てがとんとん拍子で進んだ。まだ数日しかチームにいないから、自分も他のみんなも彼とは少ししか話せていないし、彼のことを知るには時間がまだ足りていない。ピッチ上での最初の印象は良かった。彼が自分のシュートをあまり止めることができず、他の選手のシュートをたくさん止めていたことは良かったよ(笑)

Celtic №33 Matt O'Riley

CLを通じた学習曲線について...。
学ぶことはたくさんある。普段自分たちが慣れているスコットランドのリーグよりも相手のレベルが高く、冷酷な面に関しては特に学びになる。相手にチャンスを与えたら、すぐに窮地に陥りかねない。自分たちはチャンスを作っても物にすることができておらず、それが結果に違いを生んでいると思う。だから、その点に関しては学ばなければいけない。

レベルの違いから生まれるプレーの質の差について...。
消極的になってしまうのにはいくつかの要因があると思う。自分たちは若いチームで、CLのレベルやCLでの経験が新たなものだ。最初の数試合はどうなるかが分からず、心配もある中で戦っていて、不慣れなことが頭をよぎる。でも、このレベルでのプレーを通じて学んでいく。相手のレベルも高く、精神的にも肉体的にも多くのことが要求される。ボールスピードを挙げたり、判断を早くしたり、ボールを失わないように力を注いだり。このような少しのことでも上積みが大事で、この3試合では多くを学んだ。

ホームでのLeipzig戦について...。
この試合の重要性は分かっているが、試合へのアプローチは変わらない。Leipzigは今、非常に高いレベルでプレーしているし、先週対戦したときにもそれを感じた。彼らはとても良いチームだ。とはいえ、自分たちにも何度か良いチャンスがあった。彼らは恐らく試合に勝つに値したが、今回はホームで少し状況が変わるし、ファンの応援が本当に大きな違いを生む。
ホームでの試合は本当に素晴らしいことだ。Real Madrid戦ではスローインを獲得するたびに、スタジアム全体が沸き上がった。スタジアムの電気が走るような雰囲気はそれをより強く感じたいと思わせてくれる。彼らが試合に勝てるように全力を尽くすよ。この試合に勝つために何をすべきかは分かっているし、それを明日のピッチで実行するだけだ。

予想先発メンバー

Leipzig

kicker(4411)

Blaswich - Simakan, Orbán©, Gvardiol, Raum - Kampl, Schlager - Szoboszlai, Werner - Nkunku - André Silva

UEFA(4231)

Blaswich - Simakan, Orbán©, Gvardiol, Raum - Schlager, Kampl -Szoboszlai, Nkunku, Werner - André Silva

主な欠場予定選手:Péter Gulácsi, Dani Olmo, Lukas Klostermann, Marcel Halstenberg, Konrad Laimer

Celtic

kicker(433)

Hart - Juranović, Carter-Vickers©, Welsh, Taylor - Hakšabanović, O'Riley, Hatate - Abada, Giakoumakis, Jota

UEFA(433)

Hart - Juranović, Carter-Vickers©, Welsh, Taylor - O'Riley, Hatate - Abada, Hakšabanović, Maeda - Furuhashi

主な欠場予定選手:Carl Starfelt, Callum McGregor