RB Salzburg 監督 Jesse Marsch & FC Liefering 監督 Matthias Jaissle & RB Salzburg SD Christoph Freund 〔公式会見〕 (2021/4/29)

f:id:SKR826:20210430204252j:image

Salzburg監督を退任し、Leipzigの監督に就任することになったJesse Marsch(写真左)、またそれに伴う後任としてSalzburgの監督に就任することになったLiefering監督のMatthias Jaissle(写真右)、さらにSalzburg SDのChristoph Freund(写真中央)の3人が会見に応じた。

Jesse Marsch

ここSalzburgでの経験にとても感謝している。Christoph Freundと自分が初めて会ったのは6年前のことだ。いつも楽しい会話をしていた。このクラブは選手だけでなく、監督にとっても夢を叶えさせてくれる場所だ。この2年間ここで一緒に過ごしたことはとても楽しかった。この経験を残りの5試合で再び生かさなければならない。

簡単な決断ではなかった。これだけ多くのエネルギーを注ぎ込んできたことから、別れを告げるのは決して簡単なことではない。人生やキャリアにおいて、次のステップが何かを常に考えなければならない。この街を離れるのは本当に辛いことだが、まだ別れを告げる時ではない。残された時間を一緒に楽しみ、目標を達成することができる。

今朝、選手のみんなと話をした。彼らにとっては驚きではなかった。ちょっとした会話だった。我々の共通の目標を達成するためには今に集中する必要があると言った。

Leipzigはよく知っているクラブだ。コーチやサポートスタッフの多くを知っている。自分はLeipzigの多くの選手のトレーニングに関わってきた。自分が最も楽しみにしているのはこのチームの質の高さと可能性だ。事実上、すべてのポジションで2人の優れた選手がいる。

Leipzigへと連れていきたい選手はたくさんいるかもしれない(笑) まだ時期尚早だからその話はしていない。でも、ここにいる多くの選手のことが好きだ。

今の自分の焦点はこれからのSalzburgでの5試合のことだ。そして夏にはLeipzigで良い共同計画を立て、チームと次のステップについて話し合うことになると思う。

NYRBでの自分のチームは、Leipzigでのチームとは異なり、Salzburgでのチームもまた少し異なっていた。そして自分はLeipzigに戻っることになる。RBの哲学の中でプレーすることは常にアドバンテージになると思っている。しかし、より重要なのは良いプランであり、そうなれば哲学は問題ではなくなる。もちろん、前任者が何をしたかということも考える。すべての相手、すべての試合で同じプランを立てるのは、あまり面白いことではないと思っている。常にプランを持ち、適応させることが大事なことだ。

Matthias (Jaissle)と初めて会ったのはSalzburgでの1年目の時だった。ここ数年で多くのことに共に取り組んできた。彼はSalzburgの監督という仕事にとても合っているし、素晴らしい未来があると思う。彼は頭が良く、知的で、真のレッドブルの指導者だ。若い選手を育てるのが上手い。Matthiasはとてもフィットしているし、多くの成功を収めるだろう。Salzburgは若い監督にとってはとても良い仕事だと思う。

Matthias Jaissle

非常に楽しみにしている。素晴らしく偉大な仕事だ。ここSalzburgで自分のことを信頼してくれたことに感謝している。大きな感謝の気持ちでいっぱいだ。もちろん、これから始まるチャレンジを楽しみにしているが、その前にFC Lieferingでの重要な試合が残っている。

携帯電話はまだ鳴り止んでないが、誰からの連絡が来たのか、まだ確認できていない。

もちろん、年齢のことについて聞かれることも多くなった。基本的に自分は年齢が関係しているとは思っていない。自分は成功に飢えている選手たちを支える人であると考えている。監督とは選手が求める内容を伝えることであり、最近の選手たちはそれを切望しているのだ。33歳の自分にはJesse (Marsch)のような経験はないが、選手時代からこの哲学を持ち、監督の仕事を一から、様々な場所で学んできた。若い年齢ながらも準備は十分にできているし、自信もある。

自分が選手たちにどのような影響を与えているのか、自分で表現することは難しい。他の人にやってもらうと良い。自分は常にすべての面で貢献しようとしている。しかし、自分が最も重視しているのは忠実であることによる信頼性だ。自分は選手として、監督が正直であることに感謝していた。自分もそうありたいと思っているし、それが自分のやり方だ。

LieferingやU18の選手たちとの関わりがあることは確かに利点だ。自分は若い選手たちの言葉を話すことができる。必要なところで一人一人をピックアップするためにはコミュニケーションをとることが重要だ。夏以降、Salzburgのためにプレーすることになる素晴らしい選手たちがいるが、まだ具体的に誰というような時期ではない。まだ一歩一歩進んでいて、チーム編成はその後になる。

コーチとしてのキャリアの中で自分を支え、励ましてくれる多くの助言者や仲間がいる。Leipzigでの自分の初期の頃、それは明らかにRalf Rangnickだった。その後、Alexander Zornigerと素晴らしい時間を過ごすことができたし、今はアカデミーにいる。

人生の夢に到達してしまったらそれはあまり良いことではない。自分はここSalzburgにいられることに感謝している。今は先のことは見据えず、本当に素晴らしいシーズンを締めくくるためにLieferingでの残り5試合をできるだけ良い形で終えることが重要だ。契約下にあるLieferingで全力を尽くす。期待は大きい。それからその後のことについては話す。

(同い年のJulian) NagelsmannとはHoffenheimにいる時に知り合った。自分が選手だった時に彼は下部組織の監督をしていた。当時はあまり濃い関係性ではなかった。

監督としてのロールモデルはない。もちろん人の背中をみて成長しようとすることは当然のことだ。ただ、比較することは適切ではない。

この国で長い間培われてきたアグレッシブで、ダイナミックなサッカー。それが自分が全力で取り組もうとしていることだ。

Christoph Freund

Jesse Marschについて、あるクラブから初めて連絡があったのは水曜日の午後のことだった。

今回のMarschのLeipzig行きは驚きではなかった。我々はいつも良い交流をしていた。Jesseは自分の将来の計画について常にオープンだったし、次のステップの可能性についてはかなり前から話題になっていた。我々は既にそのような状況が来る可能性があることに対処し、かなり前からそのことで計画を立てることができた。現監督と次期監督がここに座っているというのは特別な状況だ。論理的であろうとなかろうと、我々はこの解決策に完全に納得している。

Matthias Jaissleのことは数年前から知っている。彼は若く、野心的で我々のクラブにとてもよく合っている。彼の仕事ぶりや若い選手への接し方、育成の仕方は素晴らしいものがある。だからこそ、我々は彼を後任として選んだ。彼はまだビッグネームではないが、若い選手やコーチに成長のチャンスを与えるというのは、まさに我々のアプローチだ。彼はきっとその任務を果たしてくれると確信している。

Jaissleと共に働くコーチングスタッフはまだ詳細は決まっておらず、話し合いをしなければならない。Marschと一緒にLeipzigに行く人もいるかもしれない。まだ最終的なことは何も決まっていない。

René Aufhauser(現Salzburgアシスタントコーチ)ともたくさん話をして意見を交換している。彼の次のステップがどうなるかも見てみよう。我々はMatthiasだけでなく、Renéのことも完全に信頼している。