RB Salzburg 監督 Jesse Marsch 〔インタビュー〕(2021/5/20)

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Leipzigの監督就任が決まり、今週末にSalzburgの監督としての最後の試合を迎えるJesse Marsch。2年間を振り返るインタビューに応じた。

インタビュアー:Jesse、土曜日はSalzburgの監督として最後のベンチ入りになりますね。憂鬱な気分ですか?
Marsch:本当に悲しいことだ。家族と自分はここでとても素晴らしい時間を過ごした。チームでたくさんの成功を収めたが、それ以上に楽しむことができたことがより重要なことだった。

インタビュアー:あなたはここから何を持っていきますか?ここで何を学びましたか?
Marsch:ドイツ語の上達!(笑) チームだけでなく、自分も監督として成長できたと思っている。また、自分のサッカーに対する考え方がここでも通用することを学んだ。

インタビュアー:寂しくなることは?
Marsch:ザルツブルグの人々、街、山、湖。信じられないくらい素晴らしいところだ。また必ずここに来る。その時は扉が開いていることを願っている。

インタビュアー:ご家族はこの別れをどう受け止めていますか?
Marsch:自分の娘は昨年、すでにスコットランドに行っていた。長男のMadduxはここに残って良いかと聞いてきた。彼はここでの生活に満足しているし、ガールフレンドもいるし、もうすぐ学校も卒業する。つまり、自分たちは末っ子と一緒に移動するだけだ。子供一人を連れてライプツィヒに行くことは、自分たちにとって受け入れがたいことだ。

インタビュアー:あなたが特に絆を深めることができた選手は誰ですか?
Marsch:ほとんどすべての選手だ。あまりにも多くいるから、1人を挙げることはできない。Hålandに始まり、Szoboszlai、Daka、Koïta、Camara、そしてJunuzović、Ramalho、Ulmerなどのベテラン選手まで、彼らも非常に成長した。

インタビュアー:あなたの最高の瞬間は?
Marsch:チャンピオンズリーグ初戦のGenk戦だ。あれは爆発したようだった。街中が幸福感に包まれ、まさに狂気の沙汰だった。

インタビュアー:最悪の瞬間は?
Marsch:グループリーグの最後の2試合、LiverpoolとAtlético戦だ。決勝トーナメント進出まであと少しのところでそれが遠のいてしまった。しかし、これは重要な学習プロセスだった。

インタビュアー:この2年間で一番の決断は?
Marsch:ここに来たことだ!

インタビュアー:最大の失敗は?
Marsch:あまり多くの失敗はなかったが、自分はそこからどうやって学べるか、という風に考えたいと思っている。

インタビュアー:パンデミックの影響はどの程度受けましたか?
Marsch:このことを忘れることはないだろう。しかし、自分たちはグループとして、この状況に非常にうまく対処した。陽性反応が出ることはほとんどなく、負傷者もほとんどいなかったし、ロックダウンの後もそれぞれが個性を発揮していた。これ以上に上手くいくことはなかったと思っている。

インタビュアー:最も印象に残った人やものは何ですか?
Marsch:非常に難しい質問だ。Christoph FreundとStephan Leiterとの一緒に働けたことだろうか。この2年間のサポートは素晴らしいものだった。とても信頼のおける関係性を築くことができた。

インタビュアー:後任のMatthias Jaissleに望むことは何ですか?
Marsch:このグループでの仕事を楽しみ、毎日ピッチ上で楽しんでほしい。Matthiasなら上手くやれる。

インタビュアー:スタジアムで少なくとも3,000人のファンに別れを告げることができるのは、どのような意味があるのでしょうか?
Marsch:とても大きなものだ。とても楽しみにしているし、泣かないようにしなければ(笑) うまくいくかどうか。

インタビュアー:就任式のスピーチでチャンスを求め、それをものにしましたね。Salzburgのファンに向けて、お別れのメッセージをお願いします。
Marsch:応援してくれてありがとう!と言いたい。自分たちはここにいる人々に誇りを持ってもらえたと思う。たとえ戦術的なプランが間違っていたとしても、トップゲームを完璧にこなすことができなかったとしても、自分たちは常に情熱を持って、この街とクラブを代表して、やる気満々で臨んだ。