RB Leipzig №39 Benjamin Henrichs〔インタビュー〕(2023/8/31)

インタビュアー:2年前、あなたはRBを去る寸前でした。今、あなた抜きのスターティングイレブンを想像するこは難しいです。満足感はありますか?
Benjamin Henrichs:サッカーの世界ではそういうものなんだ。自分のことを好んでくれる監督もいれば、そうでない監督もいる。Jesse Marschの場合はどちらかというと後者だった。Domenico TedescoやMarco Roseのような他の監督たちは自分のクオリティを見抜いていて、自分はその信頼にピッチで応えようとしている。それがうまくいっているんだ。

インタビュアー:スタンドにいた頃を今でも思い出しますか?
Henrichs:そのおかげで強くなれたし、その間に色々なシナリオに巻き込まれたし、準備もできた。生涯通して1人の監督の下だけでプレーすることはなく、常に挑み続けなければいけないということが自分にとっての教訓だった。

インタビュアー:Marco Roseはあなたをリーダーとして見ています。
Henrichs:自分は成長したし、RBで4年間プレーしてきて、全てのプロセスを知っている。モナコで一人暮らしをして、フランス語を学んだ。今のところ、ここではドイツ語よりもフランス語の方が話すことが多い。自分はフランス語を話す選手との橋渡し役で、ピッチでも通訳をする。それがチーム全体を助けているんだ。

インタビュアー:相棒のDominik Szoboszlaiは恋しいですか?
Henrichs:もちろんだ!しょっちゅうFaceTimeで話しているよ。彼はいつもRBの近況を聞いてくるし、Liverpoolのこともよく話してくれる。自分がDani Olmoとミコノス島で休暇を過ごしていた時、彼の移籍が発表されたことを今でも覚えている。彼のことを思った喜びと悲しみが入り混じった勘定だった。

インタビュアー:あなたはRBで左SBや6erも務めました。今は右サイドバックで決まりですか?
Henrichs:自分が6erでプレーすることも好きだということはよく知られている(笑) でも、監督は自分を右SBとして見ている。自分はそれでいいと思っている。

インタビュアー:10人の新戦力を獲得して、RBはどこへ向かおうとしているのですか?
Henrichs:既に全てを手にした。ミュンヘンでのスーパーカップでの3-0での勝利は自分が経験したことのないものだった。アウェイLeverkusen戦での敗戦も、ホームStuttgart戦での逆転劇も。自分たちにクオリティはある。あとは継続させるだけだ。

インタビュアー:アウェイでのUnion Berlinとの試合はその指標になるのでしょうか?
Henrichs:いや、そうは思わない。まだシーズン序盤だ。もちろん、試合には勝ちたい。でも、まだ先は長い。

インタビュアー:あなたはLeverkusenでKevin Vollandとプレーしましたね。その後、彼は同じようにモナコへ行きました。彼がUnionに移籍した理由はわかりますか?
Henrichs:もちろんKevinのことは理解できる。Robin GosensはCL決勝に出場し、彼も今はUnionでプレーしている。クラブはドイツ国内外から選手が集まる良い場所になっている。それらが彼らの取り組みが優れていることを物語っている。

インタビュアー:Unionはトップチームですか?
Henrichs:もちろんだ。直近3試合は負けているけど、もちろん日曜日にはそれを変えたい。Unionは一貫してよくやっているし、年々発展している。彼らはトップ4争いにおいて、自分たちのライバルの一つだ。

インタビュアー:代表チームでは来週からHansi Flickのチームでの仕事が控えています。それは重荷ですか?
Henrichs:もちろん、(世間からの)噂話は聞いている。ここ数試合は3バックのテストをしたが、残念ながら期待通りにはいかなかった。一番腹が立っていたのは自分たち選手だった。なぜなら、ピッチでプレーするのは自分たちだからだ。今はもっと勝ちたい。ドイツに平穏が戻るように。

インタビュアー:そして、母国でのEUROに連れて行ってくれるのですか?
Henrichs:それが最大の目標だ。ワールドカップに出場できなかったから、どうしてもEURO出場を決めて、プレーしたい。2006年のワールドカップは母国で経験した。OdonkorやNeuville、PK戦でのLehmannとKahn、Zidaneの頭突き、街頭で「Schland, Schland」と歌う自転車に乗った人々。自分は選手としてそれを経験し、この幸福感に火をつける手助けをしたい。

インタビュアー:RBのチャンピオンズリーグでの目標は?
Henrichs:試合は特別なものだ。子供の頃、Jörg Buttの手を握ってLeverkusenのスタジアムに入ったんだ。今は少なくともグループステージを突破したい。とりわけ、昨季はReal Madridに勝った。それが全てを物語っている。

インタビュアー:ヨーロッパで好きな相手はいますか?
Henrichs:そうだね、トルコでプレーしたい。ファンはサッカーに狂っているからね。雰囲気は残酷に違いない。Galatasarayと当たれれば最高だね。

インタビュアー:選手の間でサウジアラビアは大きな話題になっていますか?
Henrichs:もちろん。例えば、スペインから21歳の選手が行くような場合は特にね。自分はあの年齢ではサウジアラビアに行く子とは想像もできなかった。給料やリーグのコンセプトも自分たちにとっては大事となってくる。

インタビュアー:サウジアラビアに行きますか?
Henrichs:自分が行く子とは想像できない。でも、実際にあの金額でオファーがあるとなると話は別だと思う。部外者は楽な気持ちでいられる。自分は誰かを批判しているわけではない。