RB Leipzig №27 Konrad Laimer〔インタビュー〕(2022/11/25)

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インタビュアー:1-1の展開になってしまえば、2-0の展開に持ち込むことはできません。ドイツが日本戦で負けたのは主に効率の悪さが原因だったのでしょうか?
Konrad Laimer:日本は長い時間にわたって自分たちの試合ができておらず、ドイツは全てをコントロールし、良いプレーをし、2-0や3-0にするチャンスもあった。ただ、よく言われることが起こっただけだ。前線で点を取らないなら、後方で1点を取られることになる。

インタビュアー:あるいは2点かもしれない。1-2とされる前にはNiklas Süleがオフサイドにする機会を捨て、Nico Schlotterbeckが負けてはいけないデュエルに敗れ、Manuel Neuerはプレゼントするかのように、珍しくコーナーにスペースを与えてしまった。
Laimer:個々の選手に対する批判はあなた方ジャーナリストの仕事であり、自分は批判するつもりはない。このシーンで何かが上手くいかなかったことは明らかだ。

インタビュアー:初戦に7-0で勝利したスペインをこのドイツが日曜日に倒し、ラウンド16に到達する可能性を残すということを想像することはできますか?
Laimer:自分はできる。スペインは素晴らしい選手が揃っているし、キックも上手い。彼らを自由にさせたらね。コスタリカに7-0で勝ったことは基準にはならない。ドイツは壁に背を向けている状況だけど、まだ自分たちの手中にある。彼らもクオリティはある。今はメンタル面がが重要だ。勝たなければいけないし、そのためには身を粉にして戦う必要がある。できないことだとは思わない。

インタビュアー:あなた自身について。調子はどうですか?
Laimer:とても良い。ようやく大好きなサッカーをまたできるようになった。全て順調に回復しているし、スケジュール通りにチームトレーニングに2週間弱くらい参加できている。怪我は治った。金曜日が楽しみだ。やっと試合ができる。

インタビュアー:チームメイトであり、友人でもあるTimo Wernerも同じように足首のの怪我(遠位脛腓靱帯断裂)に悩まされていますね。あなたは同じように苦しんでいる彼を助け、助言していると聞いています。
Laimer:Timoがこれほどの重傷を負ったことはなく、手術もしたことがなく、手術に対して大きな敬意を抱いていた。自分たちはそのことについてたくさん話し、手術がどのようなものかを伝え、彼の手術に対する尊敬の念を少し取り除くことができた。最初の2週間は痛くて不快なものだ。松葉杖と特殊な靴でが必須で、台所からコップ1杯の水を取ってくることさえも問題となる。でも、その後はすぐに良くなり、トンネルの先に光が見えるようになる。松葉杖がなくなり、靴がなくなり、少しずつリハビリを始めることができる。

インタビュアー:競技アスリートでなければ遠位脛腓靱帯が完全に結合されていない状態でも生きていけますが、プロの場合はそうはいきません。
Laimer:プロは間違いなく放っておくことができない。CT検査が普及し、適切な診断と処置ができるようになる以前はかなり早い段階に選手生命を終える選手もいただろう。遠位脛腓靱帯が結合していなければ、足首の安定性はない。Klosti (Lukas Klostermann)も遠位脛腓靱帯の断裂から復帰した。自分もまたボールが蹴れるようになったし、Timoもすぐにまた矢のようなプレーができるようになるだろう

インタビュアー:オーストリア代表監督のRalf Rangnickによると、あなたは世界でも有数のボールチェイサーであり、(トランジションで強みを発揮する)スイッチャーだそうですね。誇張しているのでしょうか?
Laimer:Mr. Rangnickはサッカーをあらゆる方面から知っているし、もちろん反論はしない。ボールを追いかけ、素早く切り替えること。それが自分のやり方だ。

インタビュアー:Rangnickは励ますし、要求もする。両端が燃えるロウソクの真ん中にいるような存在です。彼の存在はあなたの中では良い意味で輝いているのでしょうか?
Laimer:間違いなくね。アプローチや自己理解も根本的に変わった。自分たちを過小評価していないし、自信を持っている。全ての試合に勝ちたいし、(24年に)ドイツで開催されるEUROには絶対に出たいんだ。選手層も厚く、ほとんどの選手がトップリーグでプレーしている。Ralf Rangnickは自分たちにふさわしい監督だ。

インタビュアー:今季終了後、ボールハンターであり、ボールコレクターでもあるあなたはどこへ行くのでしょう。クラブを去るのか、それとも残るのか。
Laimer:何も決まっていないし、何も除外しない。

インタビュアー:ミュンヘンでは1㎡あたりの家賃は手が届かないくらい高いし、レギュラーの座は高収入の人に譲られる。イングランドではずっと雨が降っている。一方、ライプツィヒは地上の楽園です。
Laimer:自分はイエスと言う。何も除外しない。

インタビュアー:Timo WernerとXaver Schlagerが24時間体制で甘言を吐いて、テーピングを巻いてくれ、ロッカールームには「Wunderwuzzi(並外れた才能の持ち主)」のバナーを飾ってくれる。
Laimer:自分にとって、Leipzigに何があるかは分かっている。年明けが楽しみだ。自分たちは順調だし、本当に何かを成し遂げられるはずだ。

インタビュアー:Xaver SchlagerはDomenico Tedescoによってガレージに隠されていた。TedescoはフェラーリよりもTrabi(トラバント)を運転する方が好きなのでしょうか?
Laimer:さぁね。それはあなたが本人に聞かないと分からない。Xaverは素晴らしい男で、一流の人間でありスポーツマンだ。チャンスを与えられたら、決してそれを逃さない。

インタビュアー:ガレージで過ごした日々を語らないことが彼を物語っています。
Laimer:Xaverは多くを語らず、行動で示すことを好む。

インタビュアー:バイエルンレーダーホーゼンをふくらはぎまで吹き飛ばすような、あなたとSchlagerの2人が並ぶ中盤センターを世界はまだ見たことがないです。Mr.Laimer、ぜひLeipzigに残ってください。
Laimer:Mr. Schäfer、もう何回も言ってるよね。

インタビュアー:Janis Blaswichについて...。
Laimer:初日からスーパーな男で、とても信頼されていた。ただただ尊敬している。彼は試合を重ねるごとに良くなっている気がする。そして、Pete (Péter Gulácsi) がJanisに満足していて、彼の穴をできる限り埋めていることが彼の凄さを如実に物語っている。

インタビュアー:リーグ戦で3位、ポカールとCLはラウンド16進出。Marco Roseは突風を巻き起こした。嬉しい驚きですか?
Laimer:チームのクオリティーについては言うまでもないし、今ある通りだ。ボールの保持非保持にかかわらず、強度の高いプレーをすることができれば、負ける試合よりも勝つ試合が多くなる。自分たちが持てる力を全て発揮すれば、どんな相手でも倒すことができる。チーム一体となった攻撃や守備をせずに、走力やスピードが足りていなければ、多くの相手に対して問題となる。そのことはみんなが理解している。

インタビュアー:風を巻き起こたMarco Roseは「ピッチに立ち、走って、サッカーをしろ!」と試合前に言うのですか?
Laimer:いや、どの相手にもマッチプランがある。自分たちは常に最高の準備をしている。

インタビュアー:12月2日から1月2日までの休暇期間には何をするのですか?
Laimer:ザルツブルクに滞在して、ずっとトレーニングをする予定だ。目標はチームのトレーニングが始まる時に、これまで以上に健康な状態にしておくことだ。

インタビュアー:ワールドカップに話を戻します。Marcel Reifは2年前、「カタールでワールドカップが開催されることで最も良いことは、カタールで2回目のワールドカップが開催されないということだ」と言っていました。彼の意見と同じように考えていますか?
Laimer:そうだね。