RB Leipzig SD Rouven Schröder〔インタビュー〕(2023/12/21,22)

インタビュアー:シーズン前半戦にどのような成績をつけますか?
Rouven Schröder:成績をつけることは好まない。ただ、どうしても必要なら2(6段階で1が最高)にする。1試合あたりの平均勝ち点は2を上回っているし、CLの決勝トーナメント進出をかつてないほど早い段階で決められたし、勝ち点33でCL出場圏内で年を越せる状態にある。満足はしているが、野心とハングリー精神は持ち続けたい。だから、1という最高点を与えることはない。

インタビュアー:あなたにとって冬休みはどの程度静かなものになりそうですか?
Schröder:スカッドプランニングだったり、クリスマスの前にまだやることがたくさんある。それから数日間は少し静かになるはずだ。デュッセルドルフに帰って、しばらくの間、電話を切るようにする。クリスマスディナーは義父母が担当してくれる。家族の時間を楽しみにしている。

インタビュアー:あなたは9月に突然ボスになりました。そのときどう思いましたか?
Schröder:自分は責任を負うことから嫌がって逃げる人間ではない。やるべきことはたくさんあったし、今もある。そして、時は止まらない。自分は春にRBに加わることを意識的に決めたため、異なる状況で物事が進むことは明らかだった。

インタビュアー:Emil Forsbergの後継者はEljif Elmasに決まりました。この冬、更なる補強はあるのでしょうか?
Schröder:負傷者が出なければ、Emillの後釜を獲得するだけの予定だ。Dani OlmoとWilli Orbánという最近の欠場で不足している、絶対的なトップパフォーマーが1月に戻ってくる。また、DFのEl Chadaille Bitshiabuも戦力に加わる予定だ。

インタビュアー:Timo Wernerが自国開催のEUROに出場するチャンスを得るためには移籍しなければいけないのでしょうか?
Schröder:自分はそうは思わない。シーズン後半も我々と一緒にプレーすることになると想定している。彼の能力は分かっているし、彼はそれをピッチで発揮できるようにならなければいけない。そこからどうなるかは見てみないと分からない。サッカーの世界は移り変わりの激しいビジネスだ。

インタビュアー:条件付き買取OPの行使条件まで残り1試合の出場が必要とされる中、GalatasarayはAngeliñoとのレンタル解消を望んでいます。どのように対処しますか?
Schröder:かなり落ち着いている。契約は契約だ。Galaは自分たちがどのような内容に署名をするのか分かっていた。(買取OPの) €6Mが支払われることを想定している。これ以上言うことはない。

インタビュアー:夏にうまくいかなかったIlaix Moribaは冬にクラブを去ることになっています。どれほどの自信を持っていますか?
Schröder:Ilaixはこの半年間、よくトレーニングしているし、完璧に振る舞っているし、Marco (Rose)も彼ととても良い交流をしている。しかし、彼のポジションには多くの競争相手がいる。Ilaixは確かに多くのクラブにとって興味深い存在だが、結局のところ、(移籍においては)常に選手が何を望んでいるかということだ。我々はこの冬のレンタル移籍がうまくいくと確信している。

インタビュアー:Lukas Klostermannの契約延長についてはまだ返事が来ていませんが、どの程度辛抱して待っていますか?
Schröder:Lukasには契約を延長してもらいたい。彼は我々にとって重要な選手であり、経験豊富な選手であり、我々のクラブで信じられないような歴史を持っている。もうすぐはっきりすると思うし、そうなることを望んでいる。カードは用意されている。

インタビュアー:U17ワールドカップを制したWinners OsaweがRBでプロとしてブンデスリーガ初出場を果たすのはいつになるのでしょうか?
Schröder:ワールドカップのタイトルは大きなものだ。しかし、若い選手たちには時間を与えなければいけない。他のトップタレントと同じように、Winnersもまだいくつかのステップを踏まなければいけないし、彼自身もそれを分かっている。プロへの道は長い。でも、我々は彼がクラブにいることがとても嬉しく思っている。

インタビュアー:RBはU17代表での(Osaweの)チームメイト、 Assan Ouédraogoに興味を持っていると噂されています。あなたは彼をよく知っていると思いますが、何が彼を際立たせているのでしょうか?
Schröder:自分がSchalkeにいた頃、彼は比較的早い段階でトップタレントのレッテルを貼られていた。それが彼を鍛え、成熟させるのに役立った。若いのにもかかわらず、彼は既に非常に優れた頭脳を持っている。多くのクラブが彼に興味を示している理由はそれだけではない。彼が眼中にないという者は下調べをしていない。しかし、彼が現在、Schalkeとの契約下にあるという事実も尊重すべきだろう。

インタビュアー:Emil Forsbergが去り、Konrad LaimerやMarcel Halstenbergといった中心選手が夏に去りました。ロッカールームで何かが失われることを心配していますか?
Schröder:もちろん、彼らは皆スーパーな選手たちだし、性格も非常に良い。そして、ヒエラルキーが何年もかけて変わっていくのは明らかなことだ。ただ、Péter Gulácsi、Yussuf Poulsen、Willi Orbán、Kevin Kampl、Lukas Klostermannといった選手たちはまだチームにいるし、中には10年間クラブにいる選手もいる。Dani Olmo、Benny Henrichs、Janis Blaswich、Xaver Schlagerといった選手たちがそこに加わり、より多くの責任を担っている。我々は全くもって心配していない。

インタビュアー:Xavi Simonsが来夏以降もチームに残るためには何が必要でしょうか?
Schröder:ある種の冷静さを示し、今あるものに満足するのが良いと思っている。彼はクラブに完璧にフィットしているし、トッププレーヤーであり、クラブの印象における価値もある。一例を挙げる。彼は選手たちとの会話でいつも話題になる。"Xaviがここで居心地が良いと感じているのなら、RBは本当に良いクラブに違いない"ってね(笑) 彼はLeipzigを大いに盛り上げてくれる。Xaviは我々と同じアイデンティティを持っている。今は彼がここにいることを単純に楽しんでいる。彼をここに連れてくるために、クラブ内部でできることは全てやった。もう一度成功させなければいけない。

インタビュアー:来夏以降、RBはPéter GulácsiJanis Blaswich、そして新加入のMaarten Vandevoordtいう3人の守護神候補を抱えることになります。少なくとも1人は多すぎませんか?
Schröder:夏になれば分かるだろう。Janisが成長し、Peteが再びフィットした状態になり、ポジションを争うようになったことは喜ばしいことだ。今夏にもMaartenをチームに加えることはできたが、来夏は必ずそうするつもりだ。

インタビュアー:Dani Olmoとの現行契約には契約解除条項があります。来夏にオファーが来ることを期待していますか?
Schröder:まず、Daniが完全にフィットした状態になることが重要だ。彼はそのためなら何でもする。そうすれば、彼は我々にとって真の違いを生み出せる選手になるだろうし、彼のポジションで彼はヨーロッパトップクラスの選手になる。彼が関心を持たれているのは普通のことだ。

インタビュアー:2024年に競技面で望むものは何ですか?
Schröder:CLの出場権を獲得し、最大限の成功を収め、若い選手を育成し、チームとして活動し続けることだ。

インタビュアー:LeverkusenはBayernを放っておきません。RBはまだタイトル争いに加わっているのでしょうか?
Schröder:Leverkusenとの勝ち点差は9。我々は自分たちを見つめ、一歩一歩進んでいくだけだ。それ以上のことは目をくらませかねない。

インタビュアー:クラブはMax Eberlの後任に競技部門の幹部を招聘したいと考えています。あなたにとって、それは問題ないのでしょうか?
Schröder:サッカーはダイナミックなもので、組織図を気にしすぎても意味がない。ここの環境は居心地が良い。ライプツィヒ生まれのMarco Roseという優れた監督もいる。CEOのJohann PlengeとFlorian Hopp、そして監査役会会長のOliver Mintzlaff、Red Bull SoccerのTDを務めるMario Gómezとは常に良い、重要な、目標志向の意見交換をしている。クラブは常に独自の検討を行い、我々はそれらに透明性をもって対処している。自分は今ここにいて、自分の役割を真摯に果たそうとしている。それ以外のことはなるようになる。

インタビュアー:RBの今夏の移籍市場は30人以上の選手が動くという極端なものになりました。日々、どのような経験をしていますか?
Schröder:良い話し合いもあるし、1日に3カ国でアポイントをとったり、交渉中に移籍金が突然2倍近くになったりするような狂ったような経験もする。新加入選手の家族を訪問したのも良い思い出だ。手作りのドーナツからお菓子まで、交渉を始める前に全てを食べなければいけなかった。いいお客さんとして、もちろんそうしたし、それが功を奏した。

インタビュアー:DFLへの投資家参入に抗議しているファンには何を言いますか?
Schröder:誰もが自分の意見を表明することは許されている。ただ、競争力を維持するためには外部のパートナーやサポーター、新しいアイデアが必要だと考えている。我々は皆、強いブンデスリーガ、リーグを魅力的にする素晴らしい選手や個性を求めている。そのためには次のステップに進む必要がある。

インタビュアー:CLのクラブの経営に携わることはあなたの目標だったのですか?
Schröder:選手キャリアを終えた後、長期的にこの業界で働くことが楽しいものだと思ったのは比較的早かった。ケータリングやスポーツ用品の代理店という普通の仕事で、毎日ドイツとオランダを車で横断していた数カ月もあったけど(笑) 今日まで、自分はサッカークラブで暫定監督からクラブの役員まで、サッカークラブで経験できるほとんど全ての職を経験することができた。これらの仕事のひとつひとつから多くのことを学んだし、今でもその恩恵を受けている。