RB Leipzig監督 Marco Rose〔インタビュー〕(2022/11/20)

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インタビュアー:Christopher Nkunkuの怪我の話を聞いた時はどう感じましたか?
Marco Rose:もちろん災難だと思った。それぞれの選手のことを強く思っている。Klosti (Lukas Klostermann)がまた30分プレーできたことを喜び、ワールドカップに行けないBenny (Benjamin Henrichs)を悲しむ。既にTimo (Werner)の怪我があったし、今度はChirstoの怪我もある。これはもう大騒ぎだよ。

インタビュアー:特に、彼 (Nkunku)は好調でしたからね。
Rose:彼には多くの出場時間を得る良いチャンスがあったと思う。彼の夢がこのように打ち砕かれることは彼にとってとても辛いことだ。クラブで彼を受け止めて、リハビリだけでなく、あらゆる精神的なサポートをすることが重要だ。

インタビュアー:今はワールドカップに参加する他の選手たちで震えているのでしょうか?
Rose:全員が健康な状態で戻ってきてほしいと思っている。

インタビュアー:ドイツが世界王者になるのでしょうか?
Rose:難しい質問だ。すぐにはYESと答えられない。冬の大会だし、湿度も高いからね。天候に左右されずに、少しは快適に感じるチームもあるだろう。コンディションは全く異なっている。それでも、彼らに世界王者になって欲しいと思っている。

インタビュアー:本命はいますか?
Rose:アルゼンチンには期待している。アフリカ勢がピッチでどんなプレーを見せるか楽しみだ。日本も興味深いし、おそらく最後のワールドカップになるであろう黄金世代を擁するベルギーもだ。信じられないほど高いクオリティのイングランドやフランスも気になる。どこの国が先に進むさえも分からない。

インタビュアー:NkunkuやWernerには少なくともワールドカップでの怪我のストレスはありません。1月20日のBayernとの頂上決戦を見据えた運の良さとも見ることができるのでしょうか?
Rose:怪我は決して良いことではない。TimoはBayern戦までにに多くのトレーニングを積むことができないと思う。Christoについては様子を見てみないと分からない。たくさんプレーさせてから休暇に入る方が良かったかもしれない。怪我をした後に再びリズムを取り戻し、自分の身体に自信を持てるようになるにはいつも時間がかかる。

インタビュアー:Max EberlはGladbachでタイトルを手にしたいといつも思っていた。Leipzigで彼のタイトルの夢は叶うのでしょうか?
Rose:クラブ初のタイトルを獲得した後も自分たちが野心的であり、大きな目標を設定すべきであるということに疑問の余地はない。ただ、自分の経験上ではそれについて多くを語っても意味がない。とるべき行動をとり、取り組むべく取り組み、獲得するべき選手を獲得しなければいけない。そうすれば、タイトルを獲得できる可能性は高まる。

インタビュアー:今季に練習に遅刻した選手を先発から外したというのは本当でしょうか?
Rose:トレーニングに遅刻したからといって、必ずしも先発から外れるというわけではない。ただ、試合当日のセッションに遅刻するということは残念ながら先発から外れるということだ。どうしても遅れてはいけない時はある。大人数を待たせたら、それこそバカバカしくなる。

インタビュアー:規律を守ることはあなたにとって非常に重要なことのようですが...。
Rose:今は規律に狂信的ではないが、ある程度のラインはあったほうがいいと思う。リスペクトと良識は自分にとって重要で、時間を守ることは当然であるべきだ。先週末、ブレーメンを発つ時にアウェーのロッカールームからの去り方についてみんなと話をしなければならないと気づいたんだ。

インタビュアー:では、ブレーメンでは何が気になったのでしょうか?
Rose:怒っているわけではない。ただ、自分たちの後に、そこを掃除しなけれべいけない人たちがやってくる。もし、彼らがLeipzigはこんな去り方をするのかと言うのなら、それもくだらないことだ。

インタビュアー:ライプツィヒではまだ人目を気にせずに食事に行けますか?
Rose:もちろん!ここにはたくさんの知り合いがいるし、以前と違って周りが気になったり、気にさせられたりとかは感じない。人々の在り方が好きなんだ。自分がどれだけライプツィヒに愛着を持っているか、どれだけここにいることが好きか、自分と故郷の関係を誰もが知っている。パブやクラブもたくさんあるし、色々な場所も知っている。ここには友人もいるし、家族もいる。どんな形であれ、自分にとって十分すぎるということはない。ただただ居心地が良いんだ。

インタビュアー:サッカー以外の時間は何をしていますか?
Rose:休みの日にゴルフを始めた。それに、自分の仲間内では木曜日が『リトルフライデー』というちょっとした習慣になっているんだ。その日はみんなでご飯を食べに行くんだ。距離が離れていたから何年もできなかったことが今はできるようになり、とても感謝している。仲間の家に行ってビールを飲んだり、帰りに街のどこかに立ち寄ったりね。

インタビュアー:最後に、RB Leipzigでの成功したシーズンとはどんなシーズンでしょうか?
Rose:自分たちもファンもチャンスを最大限に生かしたという実感が持てれば、それは成功したシーズンだと思う。