RB Leipzig №10 Emil Forsberg〔インタビュー〕(2020/5/2)

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インタビュアー:あなたと家族の調子はどうですか?
Emil Forsberg:良いよ、みんな元気だ。今は少し退屈で、友人や家族が恋しくなる。自分たちスウェーデン人はとても社交的なんだ。

インタビュアー:RBでの最初の公式戦のことはどう覚えていますか?ある見出しには''Aua in Aue(Aueでの痛手)''と書かれていました。
Forsberg:0-2で敗れたAue戦のことだよね?ピッチは硬く、凍えるように寒かった。なんていうかね、自分たちは本当に良くなかった。Aueのファンは自分たちに雪玉を投げてきて、Rani Khediraは試合終了後に少し投げ返そうとした。スタジアムが少し荒れたから、すぐにロッカールームに戻った。

インタビュアー:Alexander Zornigerにとっての最後の試合でした。
Forsberg:そうだね、彼との時間は長続きしなかった。

インタビュアー:Ralf RangnickはMalmöから€3.7Mであなたを2部のチームに連れてきました。ブンデスリーガからのオファーもあったと言われていますよね。
Forsberg:確かにあったよ。でも、Ralfはこれから起こること、どんなサッカーをするのか、RBがいつかブンデスリーガのトップチームになるのか、全てを教えてくれた。それで、自分はすっかり舞い上がってしまった。そして、彼の言った通りに全てが実現した。

インタビュアー:CLの話もされたのですか?
Forsberg:もちろん。2人とも望んでいた場所だ。

インタビュアー:CL出場のボーナスも契約書に書いてありましたよね。
Forsberg:正確なことは今はよく覚えていない。

インタビュアー:祖父のLennart、父のLeif、そしてあなたには共通点がある。3人は17歳の時にGIF Sundsvallのトップチームでデビューされましたね。
Forsberg:よく調べてあるね。

インタビュアー:あなたが最高のForsbergです。
Forsberg:自分は控えめな性格だけど、それも間違ってはいないね(笑) 一方、父はVfB Stuttgartに加入しそうになったことがある。それはKlinsmannの時代の話だ。父はシュツットガルトの空港でVfBからの出迎えを探していたんだ。ただ、そこには誰もいなかった。レンタカーのことに加え、翌日からトレーニングが始まるというメッセージが彼に届いていた。自分だったら、すぐにでも飛行機で帰るところだ。Stuttgartとはうまくいかなかった。

インタビュアー:1989年にあなたのお父さんが所属していたIFK GöteborgはインタートトカップでLok Leipzigに1-2で敗れました。
Forsberg:そうだね。当時はForstbergって書かれていた。父はとても速く、自分よりずっと速かった。頭の回転は自分の方が速い。

インタビュアー:美しい音楽の街で、奥様のShangaさんと小さなFlorenceちゃんと一緒にどうやって検疫を乗り切ったのですか?
Forsberg:扁桃で3週間近く平静を保っていたから、本当にうまくいった。その後はドイツでは当たり前のようにやっていることだ。ルールを守り、注意深く行動した。クラブがマスクを支給してくれた。

インタビュアー:どこで買い物をしたのですか?
Forsberg:普段は買い物に行くことが多いけど、今は配達してもらっている。それはとても良いことだ。小さな庭があるから、外の空気に触れることも多かった。我が家の愛娘は自分たちを忙しくさせてくれる。彼女はサッカーが好きで、両利きで、ボールがどこに行くべきかを既に正確に知っている。そう、ゴールの中へと。

インタビュアー:こんな時代、出生率は上昇傾向にあります。この点については何か期待できるのでしょうか?
Forsberg:いずれは第二子も欲しいと思っているし、その時はまた報告する。

あなたのスンズバルの家は入居の準備ができています。Forsberg夫妻の帰国はいつになるのでしょうか?
Forsberg:今、自分は28歳。状態も良いし、あと数年はトップレベルでプレーしたい。

インタビュアー:同胞であるZlatan Ibrahimovićは39歳で、状態も良い。ということは、あと11年あるんですね。
Forsberg:自分に制限を設けず、楽しくて体が動く限りはプレーする。

インタビュアー:IbrahimovićとRangnickは近いうちにAC Milanで一緒になるかもしれない。世界観がぶつかるのでしょうか?
Forsberg:Zlatanは今でも違いを生み出し、25歳の肉体を持ち、Milanで最も重要な男であり、個性のある鬼才の持ち主だ。彼とRalfは強力な2人だ。上手くいかないなんてことがあるだろうか?

インタビュアー:重要な得点が道を切り開きます。例えば、2016年の対KSC戦。ホームで2-0と勝利し、1部に昇格。
Forsberg:Karlsruhe戦、あの試合を忘れるはずもない。最高の1日、最高の試合だった。

インタビュアー:そして、1-0となる得点を決めしたね。あれのクロスは...。
Forsberg:戦友のIlse(Stefan Ilsanker) からだった。

インタビュアー:実はクロスを上げられないね。
Forsberg:Ilseは何でもできるんだよ。素晴らしい日、素晴らしいクロス、素晴らしいパーティー、そしてブンデスリーガ

インタビュアー:何時に寝たんですか?
Forsberg:分からないな、妻に聞いてみないとね。

インタビュアー:RBにとってのCL初ゴールを決め、Benfica戦では決勝トーナメント進出を手繰り寄せる得点を決めました。あれは人生初のヘディングによる得点だったのでしょうか?
Forsberg:実はヘディングは凄く得意で、Sundsvall時代の2010年にはホームでHammarbyと対戦し、既に1本を叩き込んでいる。

インタビュアー:この2つの得点の間には約10年の歳月が流れています。
Forsberg:あのクロスからの得点だよね。Benfica戦のTimo (Werner) のクロスは本当に素晴らしいものだったね。

インタビュアー:Dayot Upamecanoは多くのクラブから注視されている。彼の実力は?
Forsberg:Dayotはどこでもプレーできる。でも、自分は彼に残ってほしいと思っている。誰も彼を追い越すことはできない。自分でさえもね。

インタビュアー:スウェーデン人は夜になると窓際にろうそくなどの光源を置きます。そういうものなのでしょうか?
Forsberg:11月から4月にかけては14時くらいになると、必ず暗くなるからね。

インタビュアー:スウェーデン人は「みんなのために、誰もが必要な分だけしか手にしない。協力すれば孤独はなくなる」をモットーに生活しています。
Forsberg:それもそうだね。

インタビュアー:観客のいない試合とは...。
Forsberg:...。全くもって素晴らしいものではないけど、試合が全くないよりは良い。無観客での試合が唯一の選択肢だから、仕方ない。この困難な状況をみんなで乗り越えていかなければいけない。