RB Leipzig №10 Emil Forsberg〔インタビュー〕(2023/7/24)

インタビュアー:(今回の)南チロル(でのキャンプ)はあなたのキャリアで32回目のトレーニングキャンプです。未だに楽しめていますか?
Emil Forsberg:あと1週間休みがあれば文句はなかったんだけどね(笑)でも、チームメイトのみんなと再会することはいつだって素晴らしいことだ。たくさん休んで、素晴らしい夏の休暇を過ごした。それに、次女の誕生にも立ち会えた。ただ、赤ちゃんの影響で、やりたかった釣り、狩猟、キャンプはできなかった。でも、来年の夏にはキャンピングカーでスウェーデンを周りたい。良いキャンプ場がたくさんあるんだ。

インタビュアー:新たに加入した7人のフィールドプレーヤーは全員が23歳以下です。自分が歳を取ったと感じますか?
Forsberg:ロッカールームで流れている音楽には微笑ましいものもある。でも、前向きにも捉えている。彼らは自分を若く保ってくれる。サッカーの面では多くのクオリティが加わった。彼らはここで次のステップに進みたい若い選手たちだ。彼らにアドバイスできることは喜ばしいことだ。これからはチームとして早く成長し、全員が自分たちのサッカーを会得する必要がある。

インタビュアー:あなたのポジションにはChristoph Baumgartner、Xavi Simons、Fábio Carvalhoの3人の新しいライバルがいます。今、あなたにはベンチが迫っているのですか?
Forsberg:そんな心配はしていない。昨季も争う相手は多かったし、出場機会も少なくなった。それでも9つの重要なゴールを決め、7つのアシストを記録した。必要とされれば起用してもらえる状態にあるし、チームを力になることができる。クラブとして、そして個人としても、もっと大きなことを成し遂げたいという大きなハングリー精神をまだ持っている。

インタビュアー:数年前と比べると、出場時間に関して落ち着いているように見えますが...。
Forsberg:22歳か23歳だった昔の自分も、常に試合に出たいと思っていた。今は31歳で、自分の役割も理解している。落ち着いていられるようになった。昨季終盤に窮地に立たされた時、自分はみんなに対して『落ち着け、大丈夫だ!』と言った。それで結果的に問題なかった。でももちろん、自分があまりプレーできないと、(監督の)Marco Roseは自分から嫌な顔をされることもあるだろうね(笑)

インタビュアー:(元プロサッカー選手だった)奥さんのShangaさんがかつての監督、Julian Nagelsmannに対してした批判的な書き込みとか...。
Forsberg:あぁ、そんなこともあったね(笑) あの頃は自分たちにとって、サッカーが全てだった。今は子供ができて、自分たちの優先順位も多少変わった。それに、さっきも言ったように、より落ち着いて物事を見られるようになった。でも、未だに家では批判を受けるんだ。今では2人の女性からもね。(長女の)Florenceはもうすぐ5歳になるんだけど、自分が悪い試合をしたの後に家に帰ると、『パパ、よくなかったね』と言うことがある。ちなみに、彼女はマスコットのBulliのことを昔は怖がっていたけど、今では大好きになっている。

インタビュアー:今季の目標は?
Forsberg:3つの大会全てで可能な限り良い結果を残したい。でももちろん、競争は変わらない。Bayern、Dortmund。それに、今季はLeverkusenもかなり良い位置に来ると思っている。自分は監督のXavi Alonsoが好きだし、彼の下でさらに何歩も進むだろう。

インタビュアー:そして、BayernはHarry Kaneを獲得したがっています。
Forsberg:2020年にTottenhamに2回勝った時、彼は怪我をしていた。でも、彼のことは代表チームで知っている。彼はワールドクラスのストライカーで、ブンデスリーガにも彼のような選手が来て欲しいし、彼のような選手と争いたい。だから、移籍が実現すれば良いことだと思う。

インタビュアー:チーム関係者からはLeipzigが優勝を狙うには安定感が足りないと言われ続けています。そのためのトレーニングはどのようにしますか?
Forsberg:ある瞬間の鋭さや集中力が重要だ。どんな試合も軽視せず、必要であれば95分間全力で戦う。自分たちは頻繁にそれができているが、必ずしもできているわけではない。

インタビュアー:得点王のChristopher Nkunkuの穴はどのように埋めますか?
Forsberg:少なくとも単純な計算では不可能なことだ。でも、チームとして埋めることならできる。自分はLeipzigに長くいて、多くの優れた選手が去っていった。Naby Keïta、当時のTimo Werner、Dayot Upamecano、Ibu Konaté達だ。でも、クラブはいつも彼らをうまく入れ替えてきた。 自分だけはいつも残っている(笑) それも嬉しいことだ。家族にとっても、自分にとっても丁度良かった。ライプツィヒは故郷のようなもので、マークレーベルクに家を買ったばかりなんだ。(次女の)Sienaのためにもう一部屋必要だったんだ。

インタビュアー:生まれたばかりの娘さんSiena、そして長女のFlorence。まるで隠された移籍先みたいですね。
Forsberg:いやぁ、全然そんなことない。もともとFlorenceという名前が好きだったし、そこでイタリアの都市に拘ろうと思っていた。今は家に3人の女性がいる。これは大きな挑戦だよ。まだ控えとしてゴールデンレトリバーのRoffeがいるからね。でも、もう10歳になるし、女性と一緒にいて疲れると、彼もおかしくなっちゃうんだ(笑)

インタビュアー:同胞であるZlatan Ibrahimovićは41歳でキャリアを終えました。そこまで長くプレーすることはありますか?
Forsberg:絶対にない。その時にはスウェーデンのテラスに座っているか、釣りをしているよ。彼が引退した時、スウェーデン中が悲しみに包まれた。引退後の幸運を祈って、自分は彼に手紙を書いた。でも、彼のメンタリティとフィットネスを考えれば、ピッチに戻ってくる可能性も否定はできない。