RB Leipzig №4 Willi Orbán 〔インタビュー〕(2021/4/27)

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ここ3年間で2度目となるDFBポカール決勝進出を目指すLeipzigのWilli Orbán。3週間前にリーグ戦で対戦したばかりのBremenとの準決勝を前にOrbánが今季のポカールタイトル獲得に向けてと前回の決勝戦での敗北についてを振り返った。

インタビュアー:Willi Orbán、DFBポカールの準決勝でRBは再びWerder Bremenと対戦することになりました。Weser(stadion)での戦いはどれほど難しいものになるでしょうか?
Willi Orbán:自分たちは多くのことが求められる課題に直面している。特にノックアウトゲームはいつも特別で、独自のダイナミズムを持つことが多い。厳しい戦いになると思うが、Werderに勝つためにはピッチ上ですべてを出し切らなければならない。

インタビュアー:どのような試合を想定していますか?どこが成功の鍵になりますか?
Orbán:間違いなくハードな試合になるだろう。多くのことがかかっているから、どちらがデュエルを受けるのが上手いか、そしてどちらがそれに勝つのかが重要になってくる。自分たちは自分たちのプレーをして、Bremenに常にプレッシャーをかけていかなければならない。

インタビュアー:Leipzigが過去4回のブンデスリーガでのWerder戦で12対1の大差で勝利していることを考えると、RBが最近ブンデスリーガで4対1で勝利したことにはどのような意味がありますか?
Orbán:もちろん、ブンデスリーガでの試合から多くのことを得ることができるが、それはBremenにも同じことが言える。だからこそ振り出しに戻ったわけで、両チームとも数週間前と同じマッチプランで試合に臨むことはないと考えていいだろう。

インタビュアー:今シーズン、RBはクラブ史上初のタイトル獲得にどれくらい近づいていますか?チャンスの大きさはどれほどですか?
Orbán:まあ、理論的にはタイトルの前にはポカールで2度勝たなければいけない。初めは簡単に聞こえるが、Bremenはただ通過するだけでは勝てない強敵だ。そして、実際に決勝戦に進出したとしたら、最終的にどの相手と対戦しても、単純にタイトル獲得のためのAll or Nothingの試合になるから、ものすごく難しい試合になるだろう。

インタビュアー:あなたにとってDFBポカールの重要性はどのようなものですか?
Orbán:とても大きなものだ。ポカールは常にある種の神話を醸し出していて、多くの物語と多くの威信がある。ドイツ中が注目している。自分たちにとってはクラブにとっても、ファンにとっても、地域にとっても初めてのメジャータイトルになるから、さらに特別なものになるだろう。自分たちは歴史を作ることができる。でも、空想はもう十分だ。まずは厳しい準決勝を突破したい。

インタビュアー:あなたにとって、この大会の魅力は何ですか?
Orbán:一般的にポカールの魅力は、もちろん、特に1回戦で起きる小さいものと大きいもの、いわばダビデゴリアテの戦いだ。ファンは単純にこのような戦いを求めているし、勝ち目の薄いチームをを応援しているのだと思う。個人的にはこのようなノックアウトゲームや特別な雰囲気が好きだ。もちろん、勝てばなおさら良いが(笑)

インタビュアー:DFBポカールといえば、どのようなことを思い浮かべますか?子供の頃の体験を思い出してみてください。
Orbán:幼い頃、ベッツェンベルグ(Orbánが幼いころ住んでいたカイザースラウテルンの街にあるFC Kaiserslauternのホームスタジアムがある丘)でポカールの熱い夜を体験したことは今でもよく覚えている。あの時の興奮と特別な演出があの夜を特別なものにさせた。文字通り、試合の重要性を感じることができた。

インタビュアー:2年前、RB Leizpigは決勝戦でBayernを相手に勝ち目がありませんでした。当時のどのようなミスが、今でもあなたを悩ませているのでしょうか?
Orbán:もう何とも言えない。ほとんど忘れてしまった(笑) でも、もちろんいくつかの重要な場面はあった。その時にチャンスを生かしていれば、もっと多くのことが可能だったのは確かだ。でも、チームとしてあの試合から成長することができているし、このような負けた決勝戦から多くのことを得ることができた。

インタビュアー:ベルリンのOlympiastadionの雰囲気はいかがでしたか?
Orbán:とても特別な体験だった。片隅にはBayernのファンがいて、もう片隅には自分たちのサポーターがいた。試合前からパチパチ音のようなものがしていて、スタジアムに入って自分たちのファンが大声で叫んでいたときには鳥肌が立った。今季は観客のいない大会が開催されているから、なおさら残念だ。

インタビュアー:今シーズンの個人的なパフォーマンスにどの程度満足していますか?何が良かったのか、どこがまだ改善できるのか。
Orbán:全体的には非常に満足しているが、自分の成長だけでなく、チーム全体の成長にも満足している。細かい部分での課題は常にあるが、自分たちのレベルを再び高めることができたと言わざるを得ない。良いことに、自分たちのDNAは決して満足することなく、常により多くを求めている。’’You Can Do Anything’’というモットーのとおり、自分たちに限界はなく、常に最大限の力を発揮したいと思っている。

インタビュアー:EURO2020であなたのハンガリーはドイツ、ポルトガル、フランスという非常に厳しいグループに属しています。どのようなチャンスがあると思いますか?
Orbán:言うまでもなく、自分たちはグループステージでの勝ち上がり候補ではない。しかし、自分たちはすでにチームとして非常によく成長していて、当然ながら大国を逆転したいと思っている。もしかしたら、彼らを驚かせることができ、次のラウンドに進むことができるかもしれない。また、GL3位のベストチームにも進出のチャンスはある。