RB Leipzig №23 Castello Lukeba〔インタビュー〕(2023/9/6)

〔原文はフランス語〕

クレールフォンテーヌに到着し、Thierry Henryと顔を合わせることになった気分はどうなものでしたか?
素晴らしいものだった。彼がどんな選手だったか知っているからね。ワールドカップチャンピオンズリーグも制した。彼の言葉は自分たちに大きな影響を与えるし、自分たちは彼のアドバイスにとても注意を払っている。彼に初めて会った時は感動したよ!Thierry Henryがいる!って気持ちだった。彼に会うのが待ち遠しかった。

彼の第一印象はどうでしたか?
とても要求が高く、決断力のある人だ。彼は自分たちに多くのことをもたらしてくれると思う。まだ個人的には話していないけど、今週中にも話すことになるだろう。彼はトレーニングで激しさを求めるけど、それ以外の時には彼と大笑いできると思う。

チームでのあなたの新しい立ち位置はどのようなものですか?
自分は最古参の選手の一人(2021年10月の初招集以来、U21代表でのキャップ数は12) だから、前回のU21 EUROで得た経験を還元することが目標になる。自分を超え続け、スタメンで出続け、どんどん強くなって、チームの力に少しでもなりたい。

かつて所属していたOLの現状をどう受け止めていますか?
OLの試合や何が起きているかはいつも注視している。状況は悲しいよ。クラブは再建の過程にあり、それには当然時間がかかる。でも、優れた選手も入ってきたし、きっと立ち直ると思うよ。

今夏に退団を申し出て移籍したことについてどう感じていますか?
難しいことだし、もちろんもっと良い形で出て行きたかった。少し前まではファンからとても好かれていたのに、今はその真逆で嫌われている。彼らの失望は理解できる。若い選手が去っていくのを彼らの知れる限りの情報だけで見て、怒っているわけだから。でも、彼らは全てを知っているわけではない。

それはどういうことですか?
ファンは公になったことしか知らない。クラブが選手のことを退団を望んでいる悪役のように見せるのはとても簡単なことだ。でも、自分がOLを去ったのは結果に過ぎない。そこに至った原因も見なければないけない。自分が退団を確信させることになった理由をね。

それは何だったのでしょう?
遡ること数カ月間、前の経営陣だった昨季の開幕頃からクラブは自分を売るという野望を抱いていた。それが現実だ。自分にとっての一番の目的はOLに残ることだった。去年の10月から自分は是が非でも契約を延長したいと思っていたし、自分の当時の代理人がクラブのDirector of Footballを務めていたVincent Ponsotにその話をしていた。彼らはこの先何年も自分のことを頼りにしていると言ってくれたが、それが契約更新のオファーに繋がることはなかった。

意見の相違があったのですか?
それさえもない。交渉中に意見の相違があるのは普通のことで、そのために交渉がある。今回の場合は何もなかった。自分も代理人も全く何も知らなかった。選手を引き留めたいと言うなら、イエスと言うにせよノーと言うにせよ、返事をするのが最低限のマナーだ。今回の場合は話が途切れて、自分は去らなければいけなかった。そのようにして終わりを迎えたけど、明らかに敬意と配慮が欠けていると自分は受け取った。

シーズン中に誰からも連絡はなかったのですか?
何の連絡もなかったから、もっと自分から動いていこうと決めたんだ。それまでの代理人とは関係性を断ち、Vincent Ponsotには個人的にメールを送り、自分を通さなければいけないと警告した。また、自分が売られることがクラブにとって良いことであることもはっきりと伝えた。後になって、自分の売却はDNCGによって予定されていたことを知った。自分が幼少期を過ごし、成長し、忘れられない多くのことを経験したクラブであるOLで続けることはそのような状況下では不可能だった。

しかし、あなたはインタビューや6月のコラム、そして夏の終わりにはクラブの公式チャンネルにて、"OLでまだやりたいことがあり、クラブを愛している"と言いました。
言ったことは全て本心だ。それからどうなるのか、その時はまだ決めていなかった。もし残ってくれと言われたら、残っていただろう。そして、OLのために全てを捧げただろう。

John Textorに退団を頼みに行ったんですよね?
自分が退団を決めたということを新しい代理人はクラブに以前から伝えていたが、個人的には明確な答えは持っていなかった。だから、自分はオーナーに会って、自分のやりたいこととその理由を伝えるというステップを踏んだ。つい先ほど述べたことを伝えるために。でも、自分はOLのために"十分に尽くした"とは一言も言っていない。自分が言ったのは、”常に全てを捧げてきた"ということだ。契約もあったし、サッカーでは常に自分の好きなようにできるわけではない。でも、自分のことを理解し、移籍を認めてくれたことに感謝している。

RB Leipzigを選んだことを後悔していますか?
少しも後悔していない。ヨーロッパレベルの経験を積むには適切なクラブだと思う。チャンピオンズリーグはとても重要だし、さらに上を目指すことができる。サッカーの文化もメンタリティも違う。監督(Marco Rose) は非常に明確な哲学を持っていて、戦術的にもこれまでとは大きく変わる。自分の足跡を残し、レギュラーになりたい。あとは、ドイツ語も勉強しないとね (笑)