RB Salzburg №14 Dominik Szoboszlai〔インタビュー〕(2020/11/11)

 

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今季ここまでクラブと代表合わせて16試合に出場し16ゴール(7ゴール9アシスト)に関与しているDominik Szoboszlaiがインタビューに応じた。

これまでの人生でDominik Szoboszlaiが大きく道を踏み外したことはない。母国ハンガリーの首都ブダペストで生まれたSzoboszlaiは歩き始めたのとほぼ同時にサッカーを始めた。幼少期は元プロサッカー選手だった父とトレーニングを積んだ。15歳の時にハンガリーA代表に招集された。そしてSalzburgのスカウトが彼をオーストリアに連れてきた。ダイヤの原石は4年の月日をかけて丁寧に磨き上げられてきた。アカデミーから始まり、提携チームで2部リーグに所属するLieferingを経て、186㎝の長身MFはSalzburgのトップチームでレギュラーとしてタイトルを獲得した。20歳となった今、彼にはとても明るい未来が待っている。彼はキャリアにおける次のステップを踏み出す前にCLで自身の力を証明することを望んだ。

インタビュアー:Salzburgに来た時、あなたはまだ半分子供でした。そして今日、ヨーロッパ中のクラブから関心を持たれる選手になり、市場価格も5倍になりました。これまでどのようなことがあったのですか?
Dominik Szoboszlai:自分ができること、今持っている能力のほとんどはここのアカデミーで身につけたものだ。ハンガリーから来た当初から自分には才能はあったけれど、それでもアカデミーでの時代がなければここまでの選手になることはできていなかった。ここでは哲学を学んだし、もちろん勝利への強い欲望も学んだ。

インタビュアー:そのような強い意思や欲望はどのようにして学ぶのですか?
Szoboszlai:自分がここに来た時に同じポジションの選手が2,3人いた。だから必然的に仕事量や走る量、要求されるものは多くなる。そうでなければプレーすることができないからだ。もし、自分がハードワークをしなければプレーできない、ただそれだけのことだ。

インタビュアー:transfermarkt.atによると、今の市場価値は€25Mとなっています。この数値を見て何か浮つかされることはありますか?
Szoboszlai:全くない。これまでの人生をかけて取り組んできたことだし、この数値で終わりにならないことを望んでいる。

インタビュアー:今あなたは人生の大きな分岐点に立っていると思います。次のステップを踏み出すことによる失敗を恐れていたりしますか?
Szoboszlai:そのようなことでは全く心配にならない。なるようになる、それが人生というものだ。自分が今後どうなるかはその時まで分からない。今はCLで自分の真の色を魅せることがとても重要だ。アシストをして、得点を挙げ、単純に良いプレーをすることでね。

インタビュアー:新たなクラブを決める上でどのようなことを基準としますか?お金はどのような役割を果たし、情熱はどのような役割を果たしますか?
Szoboszlai:最も重要なことはプレーする機会があること。ただ、より良いクラブに行けば行くほどそれが難しいことも分かる。もちろん自分の力を信じてやり続けるのみだ。論理的に考える必要がある。自分にとってお金は最重要事項ではない。自分にとってはプレーすることが最重要事項だ。なぜなら、プレーすることができればお金は自然とついてくるからだ。

インタビュアー:5年後の自分はどのような位置にいたいと考えていますか?
Szoboszlai:ヨーロッパの5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、フランス、イタリア)のどこか、そこでトップ3に入るクラブにいたい。

インタビュアー:一緒にプレーしてみたい選手はいますか?
Szoboszlai:Neymar Jr.だ。彼とならピッチ上でとても上手くやれると思う。

インタビュアー:幼少期は父親の指導を受けていたそうですが、あの頃を振り返ってみてください。
Szoboszlai:簡単なことではなかった、彼は他の誰よりも自分に多くのことを求めてきた。彼は自分がもっと努力しなければいけないことを知っていた。1日に何時間もピッチの上でボールを蹴っていた。これがとても重要なことだった。

インタビュアー:その頃から自分がプロサッカー選手になれる自信はありましたか?
Szoboszlai:実際になれるかどうかなんて誰にも分からないし、自信はなかった。ただ、プロサッカー選手になりたかったし、そのためにたくさんの努力をした。そして今その努力が報われた。