RB Salzburg №27 Kairm Adeyemi〔インタビュー〕(2020/07/24)

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Salzburgの期待の星、Karim Adeyemiのインタビュー。

インタビュアー:21歳以下が対象となるゴールデンボーイアワードの80名の候補に選出されましたが、ゴールデンボーイアワードを受賞するチャンスはどれくらいあると考えていますか?
Adeyemi:候補に入ったことに驚きはしなかったが、Salzburgが公式の投稿をするまではそのことに気が付かなかった。次のラウンドでも選出されることができるかどうかは実際あまり関係がない。候補にノミネートされたということが大事だ。残っている他の候補の選手たちはトップクラスだし、自分が選出され続けることは簡単なことではない。もちろん次のラウンドでも選出されたい。そう思わないのはおかしな話だろ?それでも最終的に自分が賞を受賞することはできないと思う。

インタビュアー:ヨーロッパのトップクラスのタレントで驚かされた選手はいますか?
Adeyemi:Jadon Sancho、Alphonso Davies、そしてもちろんErling Haaland。この3人は受賞に値する。彼らは素晴らしいシーズンを送って、大きく成長した。彼らは自分にとってのロールモデルだし、彼らに負けずに張り合いたいと思っている。

インタビュアー:ここまでの2020年をどう振り返りますか?
Adeyemi:冬の中断期間のキャンプを経てトップチームへ帯同することができるようになったことはハイライトの1つだ。それからはだんだんと良くなっている。Salzburgでの初めての試合となったELのFrankfurt戦は最大のハイライトだ。コロナによる中断明けから再びプレーすることができて良かった。中断期間はチームにより溶け込むことができるように努めた。それは功を奏したし、満足している。ただ、もっともっと上へ行けると思っている。

インタビュアー:Salzburgとの契約は2024年までで、契約解除条項はついていません。次のビッグディールとしてクラブを去るのは自分だと思いますか?
Adeyemi:そのことについては考えていない。自分はSalzburgでいいプレーをし、パフォーマンスを向上させ、多くの試合に出場したい。自分が何ができるかを証明したい。そうすることによって他のチームが自分のことを評価して、獲得したいと思うようになるかもしれない。現時点では静観している。

インタビュアー:ほかのクラブからより良い条件のオファーがあったにもかかわらず1月にSalzburgとの契約を延長を選択したのは何故ですか?
Adeyemi:自分と自分の家族はザルツブルクでとても快適な時を過ごしている。それにここでは自分はさらに成長できると思っている。だからここに残ろうことを決めた。それが自分にとって最良のステップだった。その次のステップがどうなるかはこれから決まるだろう。

インタビュアー:Salzburgは次のクラブへのステップを踏むためのクラブとして最適だと思いますか?
Adeyemi:若い選手が自分をアピールするためには素晴らしいクラブだし、ベストなクラブの1つとも言えるだろう。

インタビュアー:1月に18歳をになりました。キャリアプランを見た時に次のステップをどのように見据えていますか?
Adeyemi:明確なプランは今は持っていない。Salzburgのためにプレーをしたし、クラブにすべてを捧げたい。残りはそうすることでついてくる。

インタビュアー:昨年の12月にDortmundのことを追っているという話がありました。先日クラブは17歳のJude Bellinghamの獲得を発表しました。Dortmundは若い選手にとって最良の行き先だと思いますか?
Adeyemi:Dortmundは上手くやれていると思うし、若い選手にも多くの機会を与えている。それは若い選手の成長にもつながる。以前言った通り、自分はちょびっとだけDortmundのファンだ。彼らのプレースタイルや哲学を好んでいる。

インタビュアー:そのDortmundも関心を持っていたとされていますが、実際にクラブとの接触はありましたか?
Adeyemi:そのことについてはあまり気を使っていなかった。Salzburgでやらなければいけないタスクに集中してたし、移籍を考えたことはない。

インタビュアー:2012年までBayernのアカデミーでプレーされていました。ただクラブとの関係があまりよくなくて退団しました。かつてのクラブに戻ることを考えたことはありますか?
Adeyemi:Bayernに対しての嫌悪感はない。双方が新たな道を歩むことを選択した。もしBayernが獲得のオファーを提示してきたら、全てがうまくいき自分の納得するような形であれば、そのオファーを飲んでその道を進むと思う。全てはそのオファーの中身次第で自分が望んでいるものと一致するかどうかだ。

インタビュアー:Barcelonaもまた関心を示していたといわれています。ただ近年はかつての輝かしい評判に陰りも出ているように見えます。カタルーニャのチームはどのように見ていますか?
Adeyemi:Barcelonaは経験のある優れた選手が多くいる。彼らが年齢を重ねてきているのも事実だが、クラブは移籍市場でうまく動くと思う。Messiやほかの経験豊富な選手がいなくなっても、Barçaは常に強力なクラブであり続ける。

インタビュアー:transfermarktの情報がアップデートされて、ドイツの20歳以下の選手の中では€9Mの市場価値でLeverkusenのFlorian Wirtzに次ぐ2番目にランクインしています。
Adeyemi:異論はない。そのことに関しては満足している。

インタビュアー:上限はいくらになると思っていますか?
Adeyemi:自分の口からは言えない、評価をするのはtransfermarktの人が行う仕事だ。ただ、自分が継続的に良いプレーを続ければ結果的に市場価値も上がるだろう(笑)

インタビュアー:若くから期待をされていたものの、その後消えてしまった選手も多くいます。そのようにならないためにどのように取り組んでいますか?
Adeyemi:自分は自分のスタイルでプレーしているし、それが通用し続けることを願っている。保証することはできないが、ケガのないキャリアを今後も送りたい。自分のようなプレースタイルは少し注目を浴びやすいと思う。頂点を目指して全力を尽くす。

インタビュアー:コロナによる中断期間をどのように捉えていましたか?
Adeyemi:1人ではできないことが多く存在した。もちろんそれは苦しいものでもあった。試合ではそのような場面も多くあるけど、自分はボールを持たずに走ることをあまり好まない。それでもチームからのメニューにはそのようなメニューもあった。いまいち乗り気にはなれなかったし、コーチ陣をよく思わないこともあった(笑)

インタビュアー:SalzburgでCLに出場する機会があります。
Adeyemi:そのことを考えるだけでワクワクするし、出場できたらとんでもない瞬間になると思う。ELでさえも既に十分に素晴らしいものだったからね。CLでプレーする機会を楽しみにしている。