RB Leipzig №1 Peter Gulácsi〔インタビュー〕(2020/08/27)

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Leipzigの絶対的守護神、Peter Gulácsiのインタビュー。

インタビュアー:Pete、あのエモーショナルなCLのトーナメント後の休みは短いものでした。2週間ちょっとしたらポカール初戦のNürnberg戦があります。新たなシーズンに向けてどのようなアプローチをしていますか?
Gulácsiポルトガルでは集中した状態で感情的な時を過ごした。だから全ての選手にとってメンタル面でリセットして、再び力を蓄えるための時間をとることは重要だった。その休み期間を終えて再びトレーニングに戻ってきた。ここからギアを上げていく準備はできているし、やる気に満ち溢れている。
もちろん普段と異なって準備の期間は短い。ただ既にこの不規則な時を過ごしてきたからこのような状況にも対応できると思う。我々はハングリーで、今すぐにでも再開したいと思っている。

インタビュアー:CLのトーナメントは新シーズンに向けての準備にどのような影響があると考えますか?
Gulácsi:自分たちに関してはポルトガルでの大事な試合があったおかげもあって既にいいリズムにのれている。AtléticoとPSGとの試合は我々にとっては真の挑戦だったから、我々が公式戦モードになるための大きな力にもなった。ヨーロッパのトップクラスのチーム相手と比べた時の自分たちの実力がどれくらいなのかを測ることもできたし、これらの試合に向けての準備は新シーズンに向けての準備にもなった。
だからこそ我々はトップコンディションで新シーズンに突入することができる。Nürnbergとのカップ戦は難しい試合が予想されるから、そのようなコンディションでいる事が必要不可欠だ。昨季はポカールではあまりいい結果が出せなかったから、今季はできる限り上に行きたいという気持ちがとても強い。そのためにも準備をしなければいけないし、試合に向けての集中力も高めていかなければいけない。

インタビュアー:ポルトガルではチームの一体感を強く感じることが出来ましたか?
そうだね、ポルトガルではおよそ1週間半をチームで共に過ごしたから特別なトレーニングキャンプを一緒に行なっているかのように感じた。リスボンで共に成し遂げた成功と共に経験した多くの感情はチームの一体感をさらに強めた。
Gulácsi:これは例えばAtléticoとの試合でも表れた。チームの一体感は我々が最後の最後まで戦えた要因にもなったし、そのおかげで準決勝進出という歴史に残る成功を収めることができた。それを決定づけたのは試合終盤のゴールだった。ロッカールームでも喜びを爆発させた。このチームの一体感はこれからの自分たちが目標を達成するためにも大きな力となる。

インタビュアー:’’目標達成’’というキーワードが出ました。19/20はCLでベスト4になりました。20/21はどのような目標が頭の中にありますか?
Gulácsi:昨季はブンデスリーガでトップ4になる、という目標を明確に示し、それを達成した。それに実際にはシーズンの大半で3位よりも上の順位で終える可能性も残していた。CLで我々がベスト4に進出することはもちろん誰も予想していなかった。
我々は今季も再び成功を収めたい。CLでの競争はとても激しいもので、再びベスト4に入ることがとてつもなく難しいことであることは言うまでもない。ただ、我々はヨーロッパのトップクラスのチームが相手でも戦える事は証明できたし、今季もそれを再び証明できるようなシーズンにしたい。
ポカールも我々にとっては非常に重要なものだ。過去に決勝に到達したことのある大会で、それがどれほど素晴らしい感情になるかは既に知っている。だからできる限り勝ち進んでベルリンで行われる決勝の舞台に再び進みたい。そうなれば素晴らしいことだ。重要なことは我々が1歩ずつ歩みを進め、ポカール、リーグ戦、それぞれの初戦で勝利を収めシーズンを始めることだ。このように1歩ずつ成長を続けていけば、きっとより多くの成功を分かち合えるに違いない。

インタビュアー:2015年からLeipzigでプレーしています。この5年間で身をもって成長を感じましたか?
Gulácsi:これまでを振り返る時間をとったとしよう。このような短い期間でこれ程も成長したことは狂気の沙汰だと気づくだろう。これまでの5年間、ブンデスリーガ2部からCLのベスト4までの軌跡をみると、これほど早いスピードでクラブが成長したことは信じ難い。そしてその過程を2部から、更には3部にいた時から共にしている選手がいる。彼らと少しずつ成長し、経験を積み、ここまで来れたことはとても素晴らしいことだと思う。
それと同時にこの成功はこれまでの道のりが間違っていなかったことの証明になるし、これからもこの道を歩み続けるための更なるモチベーションにもなる。これからもメンタル面、そしてゲーム哲学の面でこのように成長を続けていけば、近い将来クラブとしてタイトルを獲ることが出来ると確信している。