RB Bragantino CEO Thiago Scuro〔インタビュー〕(2022/12/13)

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【原文:ポルトガル語

インタビュアー:2021年の実績から大きな期待を持ってスタートした2022年シーズンでしたが、予想を下回る結果に終わりました。2022年シーズンを振り返ってみてどうでしたか?
Thiago Scuro:実際に、2022年シーズンは自分たちの予想を下回る結果に終わった。このようなことが起こるのは珍しいことではないが、少し幅を広げてみると、セリエAの3年目に突入した非常に若いプロセスであり、歴史的に見ても、これは上昇と成長の過程を通った全てのチームにとって重要な瞬間である。ただ、2021年に行われた全てのこと、監督の継続性、チーム内の多くの継続性、そして新たに加わった選手たちのおかげで、2021年に困難だった点における、更なる結果を生み出す見込みがあったことは明らかだ。2022年シーズンは7日の間に、自分たちが非常に意欲的に取り組んできたコパ・リベルタドーレスコパ・ド・ブラジルという2つ大会から続けて敗退し、非常に厳しいものだった。そのことが残りのカンピオナートでのチームの振る舞いや環境に影響を与えたと考えている。最終的に、コパ・スダメリカーナの出場権を獲得できたことで、国際大会に出続けることができ、ポジティブで許容できる結果だったと思っている。2023年に向けて、また良い結果を残せるような1年を作るための見通しができたと思っている。

インタビュアー:2023年シーズンの計画を立てるにあたって、繰り返せないポイントはありますか?
Scuro:きっと新しい問題はあるだろう。同じ轍を踏んではいけない。そういう意味で、繰り返してはいけない点はある。2022年シーズンから学んでいるところだ。私見ではあるが、2020年、2021年の自分たちは「相手が誰であろうと自分たちには戦える力があると信じてピッチに立つ」という、試合そのものの考え方に関連するアイデンティティを少し失ってしまったように思う。自分にとって、この精神的な部分の方が変えることは難しい。ブラジルや南米のビッグクラブと対戦し、成功することが可能であると、このグループの選手たちにもう一度信じてもらう必要がある。これは2022年の自分たちに少し取り戻されたことだ。戦術的、技術的な面では(新監督の) Pedro (Caixinha) をはじめとするスタッフが、チーム一体となって戦う状態にさせ、同じ考えやモデルをチームとして信じ、このチームが再びファンやサッカーファンにとって魅力的なチームになることを強く信じている。そうすることで、より良い結果が得られると思っている。一般論として、これが自分たちが注目するところになる。もちろん、若手を中心とした選手たちが2022年シーズンで成熟し、2023年にはより高いレベルで個々の行動をリードしてくれることを信じてのことだ。

インタビュアー:新監督を探す上で、Pedro Caixinhaの名前はどのように浮上してきましたか?
Scuro:クラブ内ではシーズンを通して監督を分析するプロセスがある。監督交代はいつ起こるか分からない。二者択一の可能性がある。監督が自発的に去ることもあれば、ある瞬間に続投が最適策ではないという結論になることもある。そのため、Red Bullが求めるような振る舞いをしているチームを指揮する監督を観察することはシーズンを通して積極的に行われている。基本的にはアグレッシブな試合をするチーム、前線からプレーするチーム、若い選手の育成を熟知している監督がいるチームを見ている。
Pedroは以前からこのプロセスの中で名前が出てくることがあった。ボールを持っていない時にボール奪取のために働き、ボールを持っている時にはボールを縦に進めるようなチームを作るというのが監督としての彼の考えの特徴としてある。これが原点となっている。新監督を探す過程の中で、何人かの指導者と話をした。自分たちにとって、国籍は決定的なポイントではない。コミュニケーションがポイントとなる。なぜポルトガル人の監督がブラジルサッカー界に多いのかということを議論する時、原点はコミュニケーション、つまり言葉にある。もし、イタリア語を話す国であれば、おそらくやってくる監督はイタリア人だろう。国籍に縛られることなく、考え方やクラブのスタッフを引っ張っていくオープンさを持った監督が必要だ。周りにいる全てのプロフェッショナルのために、Red Bull Bragantinoに来るという野心を持ったプロフェッショナルな監督を自分たちは求めていた。クラブの構造が成熟し、成長し続け、監督のために働き、かつ監督がそのプロセスに関与できるということが自分たちの考えだ。Pedroはプロフェッショナルとしての技術的な能力に加え、自分が注目した人間的な魅力、クラブのアイデアや彼が既に持っているアイデアをどう生かすかという議論に対するオープンさを示してくれた。
期待値はとても高い。オーストリアで行われたRed Bullのグローバル体制と、ここブラガンサでの数日間とで、彼を組み込むプロセスを作り上げた。そこで、彼はクラブの栄養管理、医療部門、精神開発、パフォーマンス分析、身体準備などの日常的なこと全てを知る機会を得た。彼はこのプロフェッショナルなチームを率いることのできるプロフェッショナルであることを示し、当然ながら、選手たちが成長できるように、自分のアイデアを現場に持ち込んでくれる。

インタビュアー:ここ数年、ブラジルにやってくる外国人監督の数が増えています。このような成功例はある意味、外国人監督に賭けることへの影響を与えたのでしょうか?
Scuro:いや、このプロセスには第三者からの影響はない。チームに来る監督の国籍について議論するたびに、浅い議論になってしまう。ブラジルサッカーに必要なのは議論を深めることだ。自分たちはこの20年間で、監督がゲームの方向性に沿って成長することを許さないサッカー文化を築いてきた。今、ブラジルサッカーは投資家や外部からの管理によって、これまでになかったような技術を伴ったクラブ経営が求められている。自分たちのサッカー界で中長期的なプロジェクトを推し進めることができる指導者が何人育っているのだろうか。いないに等しい。なぜなら、ここ数年のブラジルサッカーは短期的なものだったからだ。これは、次の週末の試合だけに目を向けた非常識な監督交代の結果によるものだった。そして、新しい投資家によるこの変化は既に肯定的な結果をもたらすことが分かっている。
これは(前監督の)Maurício Barbieriが就任した当初にも経験したことだ。彼は降格圏内にいながらも多くの試合を指揮したし、そのプロセスに取り組み続けながら、順々に目覚ましい成果を上げていった。今年のFortalezaやBotafogoなど、成績が悪かったチームが監督を続投させ、その先に良い結果を残しているという例も挙げることができる。今、自分たちが考えなければいけないのは、ブラジルの監督がこのような方向で成長することをどうサポートするかということだ。そこで、前回と同じように国籍ではなく、考え方で監督を絞っていった。外国人監督とも話し合いをし、Felipe Conceiçãoとも話をした。Felipeという選択肢があったのは、(20年1月~8月にもBragantinoを指揮していた)彼がクラブの求めるビジョンにずっと近いものを持っていると理解したからだ。ただ、Pedroは(Felipeよりも)年上で、経験や知識が豊富で、監督キャリアを通じて多くのタイトルを獲得している監督であり、それらをロッカールームに持ち込むことが重要だと理解していたことから、これが最良の選択肢だと考えた。

インタビュアー:2023年のチーム編成はどのように考えていますか?変えようと思っている部分はありますか?
Scuro:クラブの理念は変わらないし、ここ数年やってきたことを継続していくつもりだ。変わるのは指導者、今回の場合はPedroが新たに来る。Thiago Borbasはクラブが追随する方向性において、模範となる選手だ。20歳でウルグアイリーグの得点王に輝き、ウルグアイサッカー界を代表する若い選手である彼が、次のステップとしてブラジルにやってくる。彼は同じポジションの他の選手たちと共に、監督にクオリティをもたらし、選択肢を増やすことが期待されている。これが自分たちの目指す方向だ。複数人の選手が注目され、獲得されることで自分たちのスカッドのバランスをとることができる。いつものように、1年の間に選手がチームを去る可能性があることを意識しておかなければいけない。若い選手の中には、目立つ存在で、市場の注目を集める選手がたくさんいる。そういう選手は次のステップに進む意欲を持っていることが多い。そのようなこともあり、シーズン中にそれが問題にならないよう、自分たちも準備を進めている。

インタビュアー:Thiago Borbasについて少しお話がありましたね。Juninho Capixabaについてはどうですか?クラブはどのような経緯で彼を獲得することになったのでしょうか?
Scuro:Juninhoは数シーズン前から毎年、とても多くの試合に出場している選手で、セリエAの左SBでは常に際立っている選手だ。おそらく、2022年シーズンのカンピオナートではLuan Cândidoと共に左SBのベストプレーヤー2人になったのではないだろうか。彼は25歳の選手で、ある程度成長しており、成熟度がある。このレベルの選手を見つけることが難しいポジションだ。だから、Juninhoの技術的なクオリティ、個人的なプロフィールを考慮し、自分たちは非常に慎重に評価したし、彼がフリーの状態であることは明らかに獲得のチャンスだった。彼は日々の生活にもう少し成熟したものをもたらしてくれると思うし、過密日程となる自分たちを助けてくれる存在だ。この獲得にはとても満足している。彼がRed Bull Bragantinoで素晴らしいキャリアを築いてくれると確信している。

インタビュアー:LuanとJuninhoがいることは、Pedroにとっては頭痛の種になるだろう...。
Scuro:彼はそのために雇われたようなものだからね(笑) 人々は表面的なプロセスしか見ていない。自分たちの目標はクオリティを高めて、選手の数を減らすことだ。今の左SBのようなことを全ポジションでできれば、25~26人の選手で質の高い試合をプレーできる。これはクラブが求めている中期的なプロセスでもある。そうすることで、Pedroには余裕が生まれ、ユースの選手たちがトップチームと一緒に練習できるようになり、5人の交代枠がポジティブな形で使われるようになる。システマティックなやり方だよね?21年シーズンまで遡ると、(右SBの)Aderlanの控えを確保することに苦労した時期が何度もあった。そして、22シーズンにJosé Hurtadoが加入し、同じレベルで、同じ信頼性のある2人の右SBが揃うようになった。今は左サイドもそうなっている。全てのポジションでこれを積み重ねることができれば、遅かれ早かれ、タイトルを争えるようになるだろう。

インタビュアー:次の移籍市場で特にArturとLéo Ortizがいなくなることを予想しているのですか?
Scuro:ArturやLéoだけでなく、目立っている他の選手についても、そうなる可能性はある。知っての通り、彼らができるだけ長くここで成長し続けることを自分たちは優先しているが、時には選手たちの目標に向かって努めなければいけないこともある。それはビジネスの一部だし、負けとは言わない。移籍によって、チームの競争力を維持するための再投資も可能になる。可能性は常にある。

インタビュアー:Pedro Caixinhaは彼が信頼する選手のリストを既にあなたに渡しているのでしょうか?
Scuro:クラブに組み込むプロセスにおいて、自分たちが取り組んでいる分野のひとつがスカウトの分野だ。自分たちには、評価や観察をしたいと関心を持っている選手に関する全ての情報をもたらしてくれる部署がある。今年モニターされる全ての選手がそれを基準に分けられた。クラブとして優先順位の高い選手たちだ。当然、Pedroの意見も取り入れて決定した。これからの獲得はこれまでと同じように、全てが監督の評価と承認を経て行われる。もちろん、これは双方向のプロセスであり、自分たちはこのことを彼に明確に伝えた。また、監督は年間を通じて、自分たちが更なる分析することに関心を持っている選手を指摘する権利と義務があり、その選手についても議論することができる。基本的に、分析はどんどん深めていかなければいけない。監督には毎日このような深い分析をしている時間がない。だから、全ての情報をもたらす部署がある。選手一人一人を10試合、12試合とフルに見るプロがいたり、所属するクラブの選手の数字を全て用意して分析する分野もあるし、選手の私生活や行動も調べる。これらの情報を全て集め、テーブルの上に並べ、監督と自分がその情報から獲得するかどうかを決定できるようにする。

インタビュアー:優先的に強化すべきポジションはありますか?
Scuro:今季は中盤から前線にもっと注目し、投資する必要があると考えている。だから、監督の選択肢を増やし、質を高めることができるウインガーを獲得する必要がある。Thiago Borbasについては、昨季に前線でプレーしていた選手との契約更新しなかったことから、既にこのような形で獲得をした。だから、これらのポジションにもっと注意を払わなければいけない。もちろん、来年も活躍して欲しい、あるいはより継続的に活躍して欲しいと期待している選手はクラブにいる。だから、最前線により多くの重点を置き、注意を払っていると言える。過密日程の中で、より高いクオリティとより多くの選択肢を持つことが重要だと理解しているし、そうすることで、今季の競争力を高めることに繋がる。

インタビュアー:あなたの右腕だったSandro Orlandelliがクラブを去りました。今はどうされているのですか?彼のポジションを引き継ぐ人が現れなければいけませんが、その役目もあなたがやるのでしょうか?
Scuro:Sandroはこの3年間、TDを務めていた。つまり、基本的には彼が競技部門のつながりを一元化し、それを監督や選手に伝えれるようにしていた。Sandroは自分たちの市場において、ほとんど独自の知識を持つプロフェッショナルだ。この3年間の彼の貢献、彼がここに来た時よりもはるかに高いレベルに機能していること、彼がキャリアの次のステップを踏み出すチャンスを得たことにとても満足しているし、嬉しく思っている。Sandroは長年サッカー界で活躍してきたプロフェッショナルであり、Red Bull Bragantinoを通じて自分のキャリアを飛躍させる機会を得た。
この役職を同じやり方で置き換えるということはない。Sandroに集約されていた機能を分散させる。そのために、Sandroが統合していた分野のひとつである、クラブのパフォーマンス部門の責任者としてFelipe Rabeloが着任することになった。つまり、Felipeは栄養面、コンディション維持、メディカル部門から現場への移行をクラブのプロフェッショナルと共に引っ張っていくことになる。個人の技術を伸ばす部分はアシスタントが担当することになる。彼らはこの3年間で既にSandroからだけでなく、Marcinhoからも、Andersonからも学んできた。そして、今度はPedroのアシスタントたちをも、この個々の育成プロセスに巻き込むことができるようになる。もちろん、日々の業務面については自分が担当することになるが、クラブに長くいて、こうしたプロセスに非常によく対処している2人のスーパーバイザーがいる。そして、(22シーズン限りで現役を引退した) Julio (Cesar) がここに来て一緒に働き、この日々の問題、競技部門と経営部門との繋がりの中で多くの貢献をしてくれるだろう。

インタビュアー:来年からのJulio Cesarの役割は決まっているのでしょうか?
Scuro:基本的にはクラブの経営をサポートすることが役割だ。プロの選手にとって、自分のキャリアを終えることは簡単なことではない。ここNabizãoで彼への賛辞を見た人たちは皆が感動した。30歳そこそこで活躍できなくなるような職業はほとんどない。Julioは認知度、姿勢、性格が抜群に優れている。この彼の軌跡や賛辞の中で、彼のことを語りたがる人の多さが、この環境下で彼がどんな人物になっていったかを示している。彼の希望は経営分野だが、これには時間がかかり、学習し、成長する必要があることを彼も理解している。彼は既に自分たちの勧めやクラブとしての指示で、いくつかのコースを受講していた。この最初の1年間は経営分野の研修生のように、全ての分野を経験し、それらを知ることで、自分が何を深めたいのかをより深く理解することができるようになるという考えを持っている。1年以上にわたって彼と交わしてきた会話は、「この新しい役割では、プロアスリートだったJulio Cesarだけではダメだ」というものだった。サッカーにはスペシャリストが必要だから、彼は勉強して資格を取る必要がある。自分たちは彼がピッチ外でこの道を歩むために必要な全てのサポートを提供する準備ができている。

インタビュアー:チームの目標は何ですか?今年、タイトルを取ることは可能でしょうか?
Scuro:新しい監督、新しいアイデアに自然に適応していけると思っている。シーズン序盤はこのプロセス、つまりPedroのゲームアイデアを浸透させるため、そして選手たちができるだけ早く理解できるようにすることに重点を置いてほしいと思う。Pedroの考え方はクラブがこれまで培ってきたものと方向性が一致しているから、大きな適応時間を要することはないと思っている。つまり、よりスムーズに継続させることができる。コパ・スダメリカーナは1年前に決勝に進出したこともあり、良い思い出となった。また決勝を目指したいと思っているし、もしかしたら、もっと良い結果が出るかもしれない。
カンピオナートは誰にも予想がつかないと思う。セリエAでは大きなブランド力のあるクラブの全てが参加し、投資家も多くの取り組みや行動を起こすから、その結果は少し待たないと分からない。外国人監督の育成もあり、技術的にも戦術的にも質の高い、非常に優れたセリエAになる傾向がある。セリエAの半分は外国人監督が指揮すると予想されている。これはブラジルサッカーの発展に寄与するものだと思っている。自分たちの野望は変わらない。遠くを見据え、前向きに、大きな考えを持つこと。この1年でどのように発展していくのか見ていきたい。

インタビュアー:2019年末に行ったインタビューではクラブは中長期的な計画を立てることを好むとおっしゃっていました。その中で、2022年に国内タイトルを争うという目標がありました。今の中長期的な目標は何でしょうか?例えば、2024年や2025年に国内タイトルを獲得したいなどの目標があるのですか?
Scuro:そのような具体的な目標はない。例えば、カンピオナートの優勝候補になるために、クラブは他の段階を踏む必要がある。この環境、この過密日程の中では勝つことが最も難しい大会かもしれない。新しいトレーニングセンターがそのための基礎となると思っている。来年末には完成する予定だ。
21年、22年とここ数年で既にユースチームが成長しており、今後、トップチームに辿り着ける選手を育成できるようになることから、今後はより大きな成果を上げることができるようになる。Red Bull Bragantinoが国内のユース大会に出場したのはまだ1年だけだ。U23チームでより良いプロセスを確立できたのも、この1年だけだった。課題となっているこれらのことが相互的に作用することで、Red Bull Bragantinoは将来的に優勝候補となるのだと考えている。
ただ、課題はまた新たに出てくる。投資家の参入により、他のクラブへの投資は自分たちのものよりもはるかに多くなっている。Flamengo、Palmeiras、Corinthiansのように他のクラブより財政的に優れたブランド力を持つクラブがあり、その予算は他のクラブの4倍から5倍にもなる。だから、このシナリオの中で競争力を求めていくためには、自分たちが常に新しくあり続けなければいけない。

インタビュアー:コピーニャ2023にクラブが期待することは何ですか?
Scuro:このチームは既にU20ブラジル全国大会に出場する機会があり、前回のコピーニャで活躍した選手も何人かいるため、1つ先の結果を出すことが期待されている。自分はRed Bull Bragantinoがますます大会の主役となり、トップチームのゲームモデルのアイデアを再現することができると思っている。選手たちが積極的な試合展開、激しいゲームを披露することはトップチームに間違いなく近付くことになるし、それが大きな目的だ。
もし、コピーニャのタイトルとトップチームでプレーできる選手を2~3人増やすことを交換するかと聞かれたら、自分はトップチームのための選手育成のためにタイトルを交換するだろう。これが自分たちのユースチーム、選手育成に対する考え方だ。ただ、優勝することが重要であることは当然のことだ。